本記事では、ライトコイン(LTC)の特徴、将来性を知りたい人に向けて、
・ライトコイン(LTC)とは
・ライトコインの特徴
・ライトコインの価格推移
・ライトコインの購入方法
・ライトコインの将来性
などの、ライトコインの特徴や将来性についてご紹介させて頂きます。
本記事を読めば、ライトコイン(LTC)の取引ができるようになった状態になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
|ライトコイン(LTC)とは
ライトコインとは、ビットコイン(BTC)のサブアセットとして使われることを想定して2011年10月に開発された仮想通貨のことを指します。
通貨単位 | LTC |
主な取引所 | bitFlyer. |
発行可能上限数 | 8400万枚 |
コンセンサスアルゴリズム | Scrypt |
時価総額ランキング | 11,959.7 円 |
|ライトコインの特徴
次に、ライトコインの特徴について下記の4つをご共有させて頂きます。
・発行上限がビットコインの4倍
・スケーラビリティ問題への対策を行った通貨
・高速で処理が行える
・専用ウォレットがある
発行上限がビットコインの4倍
ライトコイン(LTC)は、「発行上限がビットコインの4倍」という特徴を持っています。
ビットコインの通貨の発行上限が2100万枚なのに対して、ライトコインの発行上限は8400万枚となっています。
ライトコインはもともとビットコインを補完する通貨として開発され、日常的に利用できる高速決済手段を想定して設計されているため、ビットコインよりも多くの枚数の発行が可能な仮想通貨となっています。
また、ライトコインは「デジタルシルバー」と言われることもあり、通貨としての価値をみた際に、ビットコインと対になる「金」と「銀」のような関係にあるとされています。
そのため、もともとは決済手段として開発されているライトコインですが、ビットコイン同様に価値を保存する手段として、長期間保有する人も多くいます。
スケーラビリティ問題への対策を行った通貨
ライトコインは、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために作られたアルトコインでとなっています。
ビットコインにおけるスケーラビリティ問題は、ブロックチェーンに書き込めるサイズに制限があることによって送金が遅延するといった問題でした。
ライトコインは、「Segwit」を導入することでブロックチェーンにより多くの取引データを含めることができ、その結果送金の遅延を防いでいます。
「Segwit」とは、取引データと署名データを別領域に分けて書き込むことで容量を節約するシステムであり、ライトコインは初期段階からSegwitを導入した最初の仮想通貨として知られています。
そのため、ライトコインは高速な送金を可能にするだけでなく、ビットコインと同様に価値を保有するための投資対象としても人気があります。
高速で処理が行える
ライトコインは、ビットコインよりも高速で処理を行えることが特徴です。
ビットコインが1つのブロックを作成するのに10分かかるのに対して、ライトコインはわずか2分半でブロックを作成することができます。
このことから、取引処理速度はビットコインの4倍になります。
また、ライトコインは日常の決済に特化した仮想通貨で、高速かつ安全に決済できるように設計されています。
そのため、決済サービスに力を入れており、将来的にはペイパルからも決済手段として導入される予定です。
ビットコインに比べてライトコインは、日常的な決済に適した高速な仮想通貨であることがわかります。
専用ウォレットがある
ライトコインには、「デスクトップウォレット」と「ペーパーウォレット」の2つのウォレットがあります。
「デスクトップウォレット」とは、ライトコインが公式に提供しているウォレットで、PCにダウンロードして使用することができます。
利用するには、「Litecoin Core」というアプリをダウンロードし、Mac、Windows、Linuxの3つのOSで使用できます。
Litecoin Coreは、ダウンロードしてもアプリを開かなければインターネットに接続しないため、セキュリティ性が高いという特徴があります。
一方、「ペーパーウォレット」とは、ライトコインが提供しているウォレットの一つで、ウォレットを作成するサービス「liteaddress.org」で利用できます。
ペーパーウォレットは、ネットに接続しないため、ハッキング被害に遭うこともなくなりますが、情報を紙に書き込むため、保管には十分注意する必要があります。
ビットフライヤーでは、切り離された「コールドウォレット」に通貨を保管することができるため、非常に強固なセキュリティを誇っています。
ウォレットの選択には、セキュリティ性や利便性を考慮し、適切に利用する必要があります。
|ライトコインの価格推移
ライトコインは、2017年のバブルが崩壊してから20〜30ドル前後を推移していましたが、2019年に入ると半年で5倍以上の値上がりを記録しました。
その後は半減期が過ぎた7月以降は価格が下落していきました。
しかし、2020年にペイパルが仮想通貨の取り扱いを開始したことで再び価格の上昇をはじめ、2021年に入っても衰えることなく続きました。
5月には最高値の412.96ドルを更新し、半年弱でおよそ4倍もの値上がりをしました。
その後は再びバブルが崩壊すると共に年初に記録していた価格帯まで一気に価格を落としています。
2023年8月に再び半減期が来るとされており、そのタイミングでもう一度価格が変動する可能性があると言われています。
ライトコインの価格は、仮想通貨市場全体と同様に非常に変動が激しいことがわかります。
価格上昇の要因は、ペイパルの取り扱い開始や半減期の影響などが考えられます。一方で、価格下落の要因は、市場の不安定性やバブルの崩壊などが挙げられます。
今後も、ライトコインの価格は様々な要因によって変動することが予想されます。
|ライトコインの購入方法
ライトコインの購入方法について、下記の流れでご紹介していきます。
1.仮想通貨取引所で口座を開設
2.開設された取引口座に日本円を入金
3.ライトコインを購入
仮想通貨取引所で口座を開設
ライトコインを買うためには、まずBITPOINTなどの暗号資産販売所や取引所に取引のための口座を開設することから始まります。
※ライトコインの取り扱いのない暗号資産販売所や取引所では、ライトコインを購入することができないので注意してください。
専用の口座を開設することで、ライトコインを買うための日本円の入出金や、暗号資産の管理が可能となります。
大まかに説明すると以下3ステップで口座開設が可能です。
1.口座開設申込
2.完了通知の受け取り
3.取引開始
開設された取引口座に日本円を入金
BITPOINTの口座開設を行った後には、ライトコインを購入するための日本円を口座に入金します。
日本円の入金方法は、「銀行振込」と「即時入金」の2種類から選択可能です。
銀行振込とは、自身の所有している銀行口座から、BITPOINTの指定する取引口座に直接入金する方法です。
●「モアタイムシステム」に参加している金融機関を使う場合
・都市銀行など多数の金融機関が参加しています。
・24時間365日の入金が行えます
・振込手数料がかかります
●「モアタイムシステム」に参加していない金融機関を使う場合
・9時〜16時までは即時反映されますが、それ以外は翌営業日の9時以降に反映されます
・振込手数料がかかります
タイミングによっては、すぐに日本円を使ってライトコインを購入できない場合があるので注意しましょう。
即時入金は、リアルタイムで口座に日本円の入金が反映される方法です。
ライトコインを購入
ここまでできたら早速ライトコインを購入してみましょう。
BITPOINTの口座に入金した日本円を使って、購入したいライトコインの金額を指定します。
BITPOINTでの、1注文あたりの最低購入金額は500円と、低額から購入できます。
金額入力欄に、購入したい金額を入力して、下部にある「確認画面へ」ボタンをクリック。
表示される確認画面で、6秒以内に「確認」ボタンをクリックすると購入できます。
※金額入力欄左の「円▾」を押すと数量を指定することも可能です。
数量指定による最低購入数量は以下の通りです。
BITPOINT:0.00000001LTC
BITPOINT PRO:0.01LTC
|ライトコインの将来性
最後に、ライトコインの将来性について下記の三つの項目をご紹介させて頂きます。
・決済手段として普及
・ミンブルウィンブルを開始
・2023年8月に半減期が予定されている
決済手段として普及
Litecoin(ライトコイン)は、ビットコインよりも高速な取引処理を実現するライトニングネットワークの導入や、決済事業者との提携などにより、決済手段としての普及が進んでいます。
特に、海外で仮想通貨用のATMの設置が進んでいることから、今後さらに仮想通貨による決済が進むことが期待されています。
これにより、ライトコインがより普及し、その価格が高まることも予想されています。
今後も、ライトコインは新たな技術の導入や決済事業者との提携により、決済手段としての普及を加速していくことが予想されています。
ミンブルウィンブルを開始
「ミンブルウィンブル」は、ライトコインのアップデートの一つで、2022年2月に開始されました。
このアップデートは、取引のプライバシーを守るための改良を行ったもので、Pow(プルーフオブワーク)と呼ばれる承認方法を改良することで、取引速度の向上と取引情報の秘匿性が高められています。
これにより、ライトコインはより決済用の通貨として使われることが期待されています。
ただし、秘匿性を高めることでマネーロンダリングに使用されることが増えてしまいますが、取引所側では透明性を維持しつつ、ユーザーのプライバシーを守るための仕組みを取っています。
ユーザーは自分でプライバシー機能のON/OFFを選択することができ、取引所側も必要に応じて使用できる匿名性を解除する方法も用意されています。
2023年8月に半減期が予定されている
ライトコインには、半減期という仕組みがあります。
この半減期は、マイニングを行っているマイナーへの報酬額が減少するタイミングのことを指します。
発行枚数の上限があるライトコインに半減期が来れば、マイナーは通貨を保有する傾向にあります。
通貨を保有する人が増えると、価格も上昇する傾向にあるため、過去の半減期でも価格の上昇が起きます。
次回のライトコインの半減期は2023年8月であり、価格の上昇が予想されています。
一方、仮想通貨全体の仕組みとして、半減期は、仮想通貨の発行数を減らし、価値が上昇させられます。
デジタル上の帳簿のような取引データを記録するために必要な計算処理が多いため、半減期で報酬である通貨の枚数が減少すると、マイナーの活動が鈍り、仮想通貨の供給量が低下します。
その結果、希少性が増し、価値が高くなるとされています。
ビットコインの場合は21万ブロックごとに半減期が訪れますが、ライトコインの場合は84万ブロックごとに半減期が訪れます。
|まとめ
本記事では、ライトコイン(LTC)の特徴、将来性を知りたい人に向けて、
・ライトコイン(LTC)とは
・ライトコインの特徴
・ライトコインの価格推移
・ライトコインの購入方法
・ライトコインの将来性
などの、ライトコインの特徴や将来性についてご紹介させて頂きました。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです!