VR動画を楽しむ方が増えてきて、アプリやコンテンツが充実してきました。
VR動画はスマートフォンやタブレットで気軽に視聴できますが、VRゴーグルをつけるとより臨場感を味わえます。
ただVRゴーグルと言ってもいろんな種類があり、初めて購入する方は迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、VRがどのようなコンテンツなのか、VR動画をより楽しむ方法や選び方について紹介していきます。
目次
|VRとは?
VRは「Virtual Reality」の略称です。
日本では「人工現実感」や「仮想現実」と訳されています。
まるで現実に本当にあるかのような映像が浮かび上がり、臨場感をより楽しめるコンテンツです。
VRをスマートフォンやタブレットで見ると通常の動画のようですが、VRゴーグルを装着することで、視界が全て覆われて現実に近い状態の仮想空間に没入する感覚が味わえます。
近年でのVRコンテンツでは、リモコン操作も可能になってきており、仮想空間上で自分の動きを反映させることができるため、よりリアリティのある体験ができます。
VRはエンターテイメントの分野で活躍しており、ゲームや音楽ライブ、映画などのコンテンツを今まで以上に楽しむことが可能となったのです。
また教育や医療の分野などにも利用され、可能性が広がってきました。
VRはあらゆる分野において生産性や可能性を広げてくれるコンテンツとして確立してきています。
|VRゴーグルとは?
VR動画を楽しむ際は、VRゴーグルを装着することをお勧めします。
VRゴーグルを装着すると、通常の動画よりもより立体的に映像を楽しめるからです。
またVRゴーグルを装着すると視界が遮断されるので、より臨場感を味わいながらコンテンツを楽しめます。
VRゴーグルを選ぶ際には、それぞれ特徴や機能を比べて、自分に合った商品を選びましょう。
正しく装着できないと、VR動画を十分に楽しめないからです。
初めての方は、特にVR酔いしてしまう可能性が高くなります。
VRゴーグルにはそれぞれ型がありますので、自分がどんな機能を求めているのか理解して選びましょう。
また、VRゴーグルには視野角があります。
視野角とはゴーグルをつけた時に見える範囲を指し、視野角が広いゴーグルほど見える範囲が広くなると言われています。
とはいえ、広くしすぎると見えにくくなってしまうので、視野角は110~120度を目安に見やすいゴーグルを選びましょう。
VRゴーグルは機能が充実しているため、どれが使いやすいかを念頭に選べば大きな失敗はありません。
|VRゴーグルとARゴーグルの違い
VRゴーグルとARゴーグルの違いについて解説します。
VRゴーグルは実際にないものを、映像でそこにあるように見せることができるアイテムです。
仮装空間を映し出すためのものなので、現実の景色や空間はゴーグルをつけていると視覚が遮断されます。
VRゴーグルは没入感を得るために視界を覆うタイプが多く、頭や視線を動かすとセンサーが検知して映像も追従する仕組みとなっているので、360度どこを見ても仮想現実が広がります。
一方、ARゴーグルはグラス型のデバイスが主流で、現実世界をメインにデジタル情報を映し出します。
実際の景色と重ね合わせて映像を見るため、周囲の環境や搭載されているセンサーが取得した空間情報を視野の中に表示する機能します。
ARグラスを使うと視覚と聴覚も拡張できるため、視界は完全に覆われません。
位置情報をもとにコンテンツや情報を現実世界と重ねて表示いるので、VRゴーグルよりも屋外で安心して活用可能です。
|VRゴーグルで出来ること
VRゴーグルは装着すると映像を立体的に楽しめるアイテムですが、近年ではエンターテイメント以外の分野でも活躍しています。
ここでは、VRゴーグルを使って出来ることや楽しみ方について紹介いたします。
VR動画
VR動画のコンテンツが増えてきており、VR専用の映画、ライブ、スポーツ観戦など幅広い分野で人気です。
動画や映画は一方向から見て楽しむものですが、VRゴーグルを装着して見ると、360度見たい方向を楽しめます。
またVR動画はエンターテイメントに限らず、ビジネスにも活用されています。
VR動画を通して研修や商品の紹介をすることで実物を用意できなくても、ほぼ実寸の商品を立体的に表示できるのです。例えば実体験では出来ないような観光スポットを楽しんだり、仮想空間を旅行気分で探索もできたりするようになっています。
ゲームアプリ
VRゲームは、スマートフォンやタブレットで気軽出来るものから、ゲームセンターなどに設置されているものまで幅広く展開されています。
今まではゲームの映像内にあるアイテムを持っている状態でプレイしていましたが、近年ではゲーム用のコントローラーも登場してきており、実際に持ちながらゲームと連動させると、より没入してプレイすることができます。
VRゴーグルはPCに接続すると、高画質な映像を体験することができ、まるで実際にそこにいるかのようなプレイが実現できます。
体験型アプリ
VR動画を教育や研修で活用している企業もあります。
業務で習得する工程や技術を安全に訓練するために、VRを駆使したトレーニング教材を使って指導しています。
研修内容を文章や口頭で伝えるだけでは技術の習得は難しいのが現状です。
実際に現場にいるような映像内で体験することで、技術の習得を効率的に進めることができます。
研修を何度も行うと、費用が重なってしまいますが、VR動画をもとに技術を習得することで、研修コストの削減も実現可能です。
|VRゴーグルの種類
VRゴーグルを購入しようと思っていても、実際どれがいいのか迷ってしまう方も少なくありません。
VRゴーグルは大きく分けて4種類あります。
- 据え置き型
- スタンドアローン型
- モバイル型
- PS専用型
となっています。
それぞれのVRゴーグルによって特徴や機能が異なっています。
また、高画質に対応しているVRゴーグルもありますので、詳しく紹介していきます。
据え置き型
据え置き型のVRゴーグルは、ハイスペックのものが多く、本格的にVR動画を楽しみたい方におすすめです。
高性能の商品が多く、ほかのVRゴーグルよりも高額ではありますが、画面で見るよりも美しく、臨場感があるため、ゲームの世界観に没頭できます。
据え置き型はコントローラーが付属されている商品を選ぶと、コントローラーと連動させてプレイすることでより直観的な操作が楽しめます。
PCやゲーム機など外部の機器に接続するので、配線による接続に手間がかかってしまいますが、安定して長時間映像を楽しみたい方に向いています。
スタンドアローン型
スタンドアローン型はPCやゲーム機に接続せずにVRゴーグル単体で使用することができます。
接続せずにVR動画やゲームを楽しめるため、PCを用意しなくてもプレイできますし、取り回しがききやすく装着者が動きやすいのが特徴です。
据え置き型よりも安価で購入できるため、初めてVRゴーグルを購入したい方に向いていますが、電源がバッテリーのため、長時間の仕様は難しいです。
また、配線がないため本体にCPUが内蔵されていることから、ほかのゴーグルに比べると重量感があります。
モバイル
VRゴーグルにスマートフォンをセットして映像やゲームを楽しめます。
他のVRゴーグルよりも気軽に楽しめますし、素材にこだわらなければ段ボール素材のものや100均にも商品があります。
相場は1000~3000円程度の製品が多く、最低限の機能しか搭載されていないのが特徴です。
本格的なVRゴーグルの場合、30000円以上するので気軽に試してみたいという方に向いています。
またVRの映像は装着するスマートフォンに依存するため、高画質の映像は難しいのが現状です。
PS専用機
PS専用のVRゴーグルはプレイステーションから販売されており、200以上のコンテンツをプレイすることができます。専用のアダプターを接続することで、PS5もプレイ可能です。
他のVRゴーグルと比較すると割と安価で購入できますので、PSのゲームが好きでVRで楽しみたい方におすすめです。
|4K対応VRゴーグルとは?
4K対応VRゴーグルはフルHDよりも解像度が高いのが特徴です。
よりリアルにゲーム、映画、コンテンツの世界観に没入して楽しめます。
4K対応VRゴーグルは、それぞれのメーカから製品は出ており、高性能のものが多く、PCやスマートフォンで接続する製品もあります。
VRゴーグル本体にコンテンツが入っているものや、VRゴーグルに専用のアプリをDLすることで、よりハイクオリティの映像やコンテンツが体験できる製品など、幅広く展開しています。
また、VR配信のプラットフォームにも対応している製品もあるので、多くのVRコンテンツを楽しむことができます。
4K対応VRゴーグルにもコントローラーがついている製品もあるため、自分の動きに合わせてプレイすることで、ゲームを本当にやっているかのような体験を味わえます。
- PCゲームなどの映像体験できる
- 通常のVRゴーグルより解像度が高く高画質
- ヘッドマウントディスプレイがおすすめ
|4K高画質VRゴーグルのメリット
4K対応のVRゴーグルはコンテンツの世界観に没入できるアイテムです。
なぜ4K対応のVRゴーグルがお勧めなのか、メリットについて解説いたします。
VR酔いしにくい
4K対応VRゴーグルはVR酔いしにくいのが特徴です。
初めてVR動画やゲームをする場合、三半規管に影響して酔いやすくなってしまいます。
個人差はありますが、画質が悪いとより酔いやすいので長時間の使用は控えて、少しずつ体を慣らしていきましょう。
没入感が高い
4K対応のVRゴーグルは解像度が高く、映像が美しいのが特徴です。
そのため仮想空間だということを忘れてしまうくらい、世界観に没入できます。
映画なども目の前に大きなスクリーンが映り、大迫力で楽しめます。
4Kの高画質を楽しめる
4Kの高画質は、かなり映像がきれいに見られることが最大のメリットです。
レンズの見え方や視野角によって映像の映り方が若干変わってきますが、高画質のVRゴーグルは通常の製品よりも高画質のグラフィックを味わえます。
また製品によっては8Kの画質に対応している製品もあり、質のいいグラフィックを楽しめます。
|4K高画質VRゴーグルのデメリット
VRを高画質で楽しむためには4K対応VRゴーグルがおすすめですが、デメリットやリスクはあります。
4K対応VRゴーグルは解像度が高く、ゲームや映画を楽しむに重宝するものの、まだ課題点は多いのが現状です。
初めてVRゴーグルを楽しむ方は、デメリットやリスクも把握した上で、ルールを設けて使用していきましょう。詳しく解説いたします。
初期設定に時間がかかる
4KVRゴーグルはデータ容量が多いため、PCにインスト―ルに時間がかかります。
使用する際は、必ずWi-Fi環境内で行いましょう。
初めてVRゴーグルを使用する際は、ペアリングなどの初期設定が必要です。製品によってはアカウントを作成する必要があります。
また、VRゴーグルを使用する際は周囲の安全確認を怠らないようにしましょう。
身体を動かして遊ぶゲームは特にケガに気を付けて、安全な場所を確保しながら行います。
海外ではVRゲーム中に死亡事故につながったケースもあるので、十分注意して行いましょう。
対象年齢が制限されている
VRゴーグルは使用対象年齢が13歳以上となっています。
子供は融像機能が弱いため、VRゴーグルを使用すると斜視になる可能性があるからです。
斜視は4日程度で治ると言われていますが、ひどい時は手術が必要です。
また、長時間付けていると大人でもVR酔いしやすく、疲れてしまいます。
製品によってはCPUが内蔵されているため、重量を感じやすく、疲労感が残りやすいです。
VRゴーグルを使用する際は、長時間装着せず、休憩を取りながら行いましょう。
価格が高い
VRゴーグルはVRゴーグルの中に精密機器が内蔵されているので、基本的に高価です。
もちろん、限られた性能の製品であれば、手軽に購入できるものもあります。
今は100均でもVRゴーグルが販売されているので、本格的な製品を買う前に試すことが可能です。
ただ、安価の製品は解像度が低く、VR酔いしやすくなってしまいます。
4K対応VRゴーグルなど、解像度が高い製品の方が、より立体的に映像を楽しめますし、仮想空間上に没入できます。
|4KVRゴーグルのおすすめ3選!
4K対応VRゴーグルは解像度が高く、より没入感を味わえますが、画質だけで選ぶのではなく、ほかの機能や付属品があるかなどもチェックしておきましょう。
特に、視野角の広さやヘッドフォンがあるかどうか、ピント調整機能の有無、眼鏡装着時や長時間使用の付け心地などが重要です。
解像度や画質と合わせて自分に合ったVRゴーグルを選びましょう。
初めてVRゴーグルを購入する方は、どれがいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで、おすすめの4K対応VRゴーグルを紹介いたします。
PlayStation VR2(CFIJ-17000)
PlayStation VR2では、2000×2040の有機ELディスプレイが内蔵されており、鮮明な4KHDRの映像が楽しめます。
また、付属のVRコントローラーにより、直観的な操作が可能です。
PS5本体にUSBケーブルを差し込めば簡単に接続できるので、初めてVRゴーグルを購入する方でも気軽に楽しめます。
本製品でゲームを楽しむ際には、プレイするエリアの設定が必要です。
ヘッドセットに内蔵されているカメラでスキャンするとプレイ環境を設定できますし、障害物に近づくとプレイヤーに注意喚起するので安心して楽しめます。
本製品の対応機器は、
- 付属のコントローラー
- PS5用のDualSense ワイヤレスコントローラー
- DualSense Edge™ ワイヤレスコントローラー
この3つとなっています。
Pico Technology/Pico Neo3 Link
本製品は、3664×1920ピクセルの4K解像度ディスプレイを搭載しており、視野角は98度、最大120Hzのリフレッシュレートをサポートし、スタンドアローンとPCVRに対応しています。
人間工学を考慮した設計のため、軽量で付け心地が良いのが特徴です。
ヘッドセットを装着する際は、ダイヤルで締めて頭部を固定します。
これにより、長時間疲労を感じにくく、快適にゲームや映像を楽しめます。
ヘッドセットは広角カメラが4つ搭載しているため、正確なトラッキングが可能です。
また付属のコントローラーは32個の光学センサーが内蔵してある為、本格的なゲーム体験を実現しています。
DPVR/E3-4K Gaming Combo
DPVR/E3-4K Gaming ComboはPCに接続して使用するヘッドマウントディスプレイです。
3840 x 2160の4K解像度と5.5インチディスプレイを搭載しているため、4K動画を高画質で楽しめます。
本体重量は300gと軽量なため、長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。
ジャイロスコープや加速度センサーなども搭載しているため、リアリティ溢れるゲーム体験ができます。
視野角は100度なので、広範囲の映像が楽しめます。対応機器はPCのみとなっております。
本製品には、
- 2本のコントローラー
- ロケーター
- ベースステーション付きモーショントラッキングキット「NOLO CV1」
こちらが同梱されています。
「E3-4K」と「NOLO CV1」を組み合わせることで、よりゲームの世界に没入できます。
また、VRプラットフォームの「SteamVR」「VIVEPORT」にも対応しているため、3000以上あるVRコンテンツやゲームなどの配信を体験可能です。
初期設定は専用のソフトがある為、一括でインストールが行えますので、初めてVRゴーグルを設定する方でも安心して初期設定が行えます。
|まとめ
本記事では、VRを高画質で楽しむために、4K対応のVRゴーグルを紹介いたしました。
高性能のVRゴーグルは高価ではありますが、だからこそ妥協せず自分に合ったVRゴーグルを選ぶことで、まるで仮想空間に実際にいるかのような感覚を味わえます。
VR専用のプラットフォームも登場し、VRゴーグルは欠かせないアイテムとなっています。
ぜひプレイスタイルに合わせたVRゴーグルを選んで楽しんでください。