コロナ渦を経て、時代の変容に合わせた働き方が推進されています。

リモートワークはもちろんのこと、メタバース上にバーチャルオフィスを設置する企業もあるようです。

そんな時代に合わせた働き方を提供している「メタジョブ」について、本記事ではご紹介します。

メタバース上で働いてみたい方や興味がある方に向けて、どのような求人があるのか事例を絡めて解説していきます。

ぜひ本記事をお読みいただき、新たな働き方を模索してみてはいかがでしょうか。

|メタバースとは

まずは、今回ご紹介するメタジョブで主に求人が出される対象となっている「メタバース」について、改めてご紹介いたします。

メタバースとは、インターネット上に構築されている三次元仮想空間、およびサービスのことを指します。

「超越(Meta)」と「宇宙・世界(univese)」を組み合わせた造語であることは、既にこの記事をお読みくださっている方はご存知かもしれませんね。

新しい概念と思われがちのメタバースですが、実は2000年代から既に先駆けとなる仮想空間は存在していたそうです。

このメタバース上でアバターを使い、ほぼ普段の日常生活と変わらない行動をすることができるのが大きな特徴の一つです。

コミュニケーションは勿論のこと、イベント開催・参加やショッピング、仕事などにも利用することが可能です。

また、世界中の人がどこにいても同じ空間に集まることができるのも特徴の一つと言えるでしょう。

今後も様々な用途に活用されていくと期待されています。

メタバースについては過去の記事でもご紹介しておりますので、もっと詳しく知りたい!という方は併せてご覧ください。

【わかりやすく解説】メタバースとは?注目される理由やビジネス活用例を紹介
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メタバースなんて意味ないって本当?普及しない理由と将来の可能性
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また、3分で上記2つの記事を解説した動画も作成しております。

|メタジョブとは

出典:https://www.metajob.jp/

さて、いよいよ本記事のメインである「メタジョブ」とは何かをご紹介します。

「メタジョブ」は、三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.が運営する求人サイトです。

ただし、他の求人サイトと違うのは「デジタルワークに特化している」という点です。

つまり、メタバース上で働くことができる、またはリモートで接客対応をすることができる求人掲載に限られているということです。

メタジョブではスタッフ登録制を取っており、面談の上独自の判断基準でスタッフごとのスキルを把握しています。

それを元にどのスタッフが最適かを判断し、応募者の中からスタッフをマッチングする流れで企業に連携しています。

また、最近では新たに「メタジョブリサーチ」というサービス提供も開始しています。

企業側が消費者アンケートやインタビューをする時に役立つサービスとなっていますので、こちらもおすすめです。

※メタジョブを含むメタバースでできるアルバイトについては過去記事でもご紹介しております。

メタバースでアルバイトができる?仕事内容や応募方法を紹介!
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|メタジョブにはどんな求人がある?

ここまで、メタジョブの概要についてご紹介しました。

実際にどのような求人がメタジョブには出されているのでしょうか?

過去の事例からいくつかご紹介いたします。

イベント運営サポート

一番イメージしやすいのはこちらではないでしょうか。

メタバース上で開催されるイベントにスタッフもアバターで参加し、空間内のサポートや司会などの裏方業務を行います。

まだまだメタバース空間内の操作や音声などの設定に不慣れな人は多いかと思いますので、自社のスタッフで賄えない分をメタジョブにサポートしてもらうのは必須になるでしょう。

また、規模が大きくなればなるほどサポートの重要性は必然的に大きくなるといえます。

過去にも最大40000人が参加した「デジタル甲子園」や、渋谷区公認のバーチャル渋谷で開催された「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス2021」でもメタジョブスタッフが派遣されています。

リモート接客

メタバースを介さず、リモートで接客する求人もメタジョブには出されています。

例えば、第二のスタッフと言われている「ファンスタッフ」としての接客。

「ファンスタッフ」とは、実際の販売員ではありませんが、そのブランドの商品やサービスを採用している一般ユーザーのことを指します。

同じユーザーの目線からその商品の良さや使用感を聞けるので、忖度のないリアルなレビューを聞くことができますよ。

実際にこのスタイルでの店舗が、期間限定ではありますが御殿場プレミアムアウトレット内に出店されていました。

そこでファンスタッフとして接客していたのがメタジョブのスタッフです。

こういったリモートでの接客求人についても、今後拡大することが予想されています。

ゲームマスター

次にご紹介するのは、ゲームマスターの求人です。

「ゲームが上手な人?」と思われるかもしれませんが、これは「ゲームの進行役」をする役割を担う人を指します。

JOYSOUNDで「マーダーミステリー」というゲームを体験できるイベントが開催され、そこにメタジョブスタッフが派遣されました。

皆さんはマーダーミステリーをご存知でしょうか。

4〜7人で行うゲームで、それぞれとある物語の登場人物になって謎を解いていく推理ゲームです。

このゲームではプレイヤーだけでなく、ゲームを運営するゲームマスターが必要です。

ただ、誰かがゲームマスターをやらなければならず、みんなで楽しみたいのに・・・と思う方もいるかもしれません。

また、複雑な設定もありますので、初心者には難しいとされています。

そこでこのイベントでは、「参加者はJOYSOUNDに集まり、ゲームマスターがモニターに登場してゲームを運営してくれる」という形式で開催されたのです。

勿論、このゲームマスターはリモートで参加しています。

また、ゲームマスターがアバターで参加するので、不気味な何とも言えない感じがまたゲームをより一層盛り上げますよ。

マーダーミステリーに詳しいという方にはおすすめの求人ですね。

|どのような企業が求人を出している?

前項ではメタジョブで出されている求人の種類について、事例とともにご紹介しました。

では、どのような企業が主にメタジョブを利用しているのでしょうか。

メタジョブに求人を出しているのは、主にメタバースにてイベントを開催している企業です。

XR CLOUDを提供するmonoAI technologyや、メタバースプラットフォームを利用してイベント開催をしているKDDI、中京テレビなどが挙げられます。

また、マーダーミステリーをJOYSOUNDのカラオケルームで開催する株式会社エクシング、雑談型接客システムを導入しているライブラン株式会社も過去には利用しているようです。

今後さらにメタバースが活用され、リモートでの働き方が主流になっていけば、さらに求人を出す企業が増えていくのではないかと考えられます。

|メタジョブの利用方法

さて、ここまででメタジョブに興味を持たれたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最後にメタジョブの利用方法についてご紹介させていただきます。

「働きたい」人

公式HP(https://www.metajob.jp/)より、会員登録を行います。

本登録完了後、メタジョブと希望する仕事や勤務可能時間帯などをヒアリングするための面談が行われます。

その後、スタッフとして登録され求人に応募できるようになりますよ。

応募する際はHPから求人を見て、気になるものがあれば応募し選ばれるのを待ちます。

そこでマッチングされ、選ばれたら採用です!

「探したい」企業

企業向け公式HP(https://www.metajob.jp/business)より、無料相談を申し込みます。

その後面談を経て、メタジョブで利用するアカウントが発行された後に利用することが可能です。

|まとめ

本記事では、メタジョブについてご紹介しました。

まだまだ求人数は多くないですが、今後需要は高まるのではないかと予想されています。

「新たな働き方をしてみたい!」という方や「リモートワークを気軽にやってみたい!」という方はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

また、企業側としても「従来とは異なる多用な働き方に需要がある」ということを理解したうえで、利用について検討されてもよいのではないかと考えます。

無料相談から始められますので、ぜひご検討いただけますと幸いです。