近年、日本国内でも多くの企業がバーチャルイベントを開催しています。
その目的も、ビジネスからエンターテインメントまで多岐にわたるため、皆さまの中でも参加されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はこの「バーチャルイベント」について、開催におけるメリットや活用事例についてご紹介していきます。
皆さまの企業において、バーチャルイベントの開催を検討するヒントとなれば幸いです。
目次
|バーチャルイベントとは?
バーチャルイベントとは、インターネット上で実施されるイベントの総称であり、参加者が物理的に同じ場所に集まる必要がなく、世界中どこからでもアクセス可能なオンライン空間で行われるイベントのことです。
近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、人々が外出制限下にある中でコミュニケーションや情報交換、エンターテイメントを享受する手段として急速に注目を集めました。
REPORTOCEANが発表した調査報告書によると、バーチャルイベント市場は2022年から2030年までの予測期間中に年平均成長率(CAGR)24%で成長し、2030年には8,102億米ドルに達すると予測されています。
年平均成長率(CAGR)の大まかな指標は以下の通りです。
- 0% – 5%:成熟中または低成長市場
- 5% – 10%:中成長市場
- 10% – 20%:高成長市場
- 20%以上:超高成長市場
このように、バーチャルイベント市場は非常に高い成長率で成長を続けており、今後も企業が積極的に展開していくことが予測されます。
|企業がバーチャルイベントを開催するメリット
メタバースなどを利用したバーチャルイベントは、従来のイベントと比較して魅力的な点が多くあります。
企業の活用事例をみていく前に、まずはバーチャルイベントを開催するメリットについてみていきましょう。
①場所にとらわれずにイベントを企画・開催できる
企業がバーチャルイベントを開催する際の最大のメリットの一つは、物理的な場所にとらわれずにイベントを企画・開催できることです。
例えば、従来のリアルイベントでは、会場の予約、設備の手配、参加者の移動と宿泊の手配など、多大な時間とコストがかかっていました。
また、イベントの地理的な位置が参加者の範囲を限定してしまうこともありました。
しかし、バーチャルイベントではこれらの物理的および地理的な制約がなくなります。
企業はどこにいてもイベントを開催でき、参加者も世界中どこからでもアクセス可能です。
これにより、より多くのターゲットオーディエンスに到達し、参加しやすいイベントを実現できます。
さらに、場所にとらわれないため、イベントの規模を柔軟に調整することも可能であり、小規模なミーティングから大規模な国際会議まで、様々な形式のイベントを効率よく開催することが可能です。
②現実のイベントよりも費用が安い
2つ目のメリットは、現実で開催されるイベントよりも比較的費用が安いという点です。
例えば、一般的な企業が自社製品をPRする展示会に出展する場合などは、一般的に45万円程度といわれています。(※出展スペースによって料金は変動する)
加えて、展示会でのブースの装飾費用や人件費など、他にもさまざまな料金がプラスでかかってしまい、小規模企業などは参加が非常に難しい状況でした。
しかし、バーチャルイベントであれば費用はかなり安く済みます。
利用するメタバースプラットフォームにもよりますが、そこまで大規模なイベントでなければ無料で参加できるプラットフォームも多くあります。
ただし、「バーチャルマーケット」などの大規模なイベントにもなると100万円ほどの費用が相場です。
主要なメタバースプラットフォームについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。
③データを収集できるので改善に繋げやすい
3つ目のメリットは、イベントに関するデータを効率的に収集できるので、その後のイベントの改善に繋げやすいという点です。
従来のリアルイベントでは、参加者の行動や反応を正確に測定することは難しく、アンケートや直接のフィードバックに頼る部分がほとんどでした。
これに対して、バーチャルイベントでは参加者の行動パターン、興味のあるセッション、滞在時間、参加率などのデータをリアルタイムで収集することが可能です。
これらのデータは、イベントの成功度を測定し、参加者の興味やニーズを理解するための貴重な情報源となります。
収集されたデータを分析することで、企業はイベントのどの部分がうまくいっていて、どの部分に改善が必要かを具体的に把握できます。
これにより、次回のイベント企画時にはより効果的なプログラム構成やスケジュールの調整が可能になるのです。
|2024年に開催予定のバーチャルイベント
ここまで、バーチャルイベントの基本的な情報とメリットについてご紹介しました。
では、具体的にどのようなバーチャルイベントが開催されているのでしょうか。
まずは、2024年本年度に開催されるバーチャルイベントをいくつかみていきましょう。
SANRIO Virtual Festival 2024|2月〜3月
詳細 | |
イベント名称 | SANRIO Virtual Festival 2024 in Sanrio Puroland |
開催期間 | 2024年2月19日(金)〜3月17日(日) |
主なコンテンツ | ・Dreamin’ a Dream ・SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!キセキかもしれないレゾナンス 「Twinkle Guardians」 ・VIRTUAL PURO VILLAGEでのオリジナルバーチャルパレード |
公式リンク | https://v-fes.sanrio.co.jp/ |
「SANRIO Virtual Festival 2024 in Sanrio Puroland」は、バーチャルサンリオピューロランドの広大な空間を舞台に、夢と魔法が融合するバーチャルイベントです。
サンリオの可愛らしいキャラクターたち、バーチャルアーティスト、そしてクリエイターが集結し、サンリオファンからバーチャルファンまで、すべての人が交流し楽しめる、世界最大級のバーチャルフェスティバルの一つになります。
今回のイベントでは、前回大好評だったバーチャル音楽パフォーマンスやバーチャルパレードがさらにスケールアップ。
夢をテーマにした「Dreamin’ a Dream」、完全オリジナルストーリー「SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!キセキかもしれないレゾナンス」、そして宇宙空間での冒険「Twinkle Guardians」など、バーチャルならではの体験が参加者を待ち受けています。
期間中の週末には、バーチャルアーティストたちのパフォーマンスが予定されており、フェスティバルの最後の2日間では、これまでのパフォーマンスが一挙に上演されます。
東京マラソンバーチャルEXPO 2024|2月〜3月
詳細 | |
イベント名称 | 東京マラソンバーチャルEXPO 2024 |
開催期間 | 2024年2月15日(木)〜3月15日(金) |
主なコンテンツ | スマートフォン向け仮想都市空間サービス「REV WORLDS」上での東京マラソンEXPO体験 |
公式リンク | https://www.marathon.tokyo/events/virtual-expo/ |
「東京マラソンバーチャルEXPO 2024」は、バーチャルイベントの魅力を存分に活かしたイベントです。
参加者はオリジナルアバターを用いて、仮想空間の東京マラソンEXPOを体験できます。
同イベントの魅力は、いつでもどこでもアクセス可能であること、そしてランニングやパラアスリートの体験、バーチャルコンテンツの多様性です。
参加者は3Dモデルのコースを探索したり、アバターでレースのスタート合図を行ったり、パートナー企業のブースでデジタルアイテムを収集するなど、バーチャル空間ならではのインタラクティブな活動を楽しむことができます。
今年も開催される世界的イベント「東京マラソン2024」への期待を高めるとともに、新しい形のマラソン体験が味わえます。
第2回 メタバース活用 EXPO【春】 |4月
詳細 | |
イベント名称 | 第2回 メタバース活用 EXPO【春】 |
開催期間 | 2024年04月24日 ~ 2024年04月26日 |
主なコンテンツ | メタバースプラットフォーム、バーチャルオフィス、バーチャル店舗・イベント、VR研修・トレーニング、デジタルツイン、メタバース・VRアプリ開発、メタバース運用支援、ゴーグル・ヘッドセット・3Dカメラ |
公式リンク | https://www.japan-it.jp/spring/ja-jp/about/meta.html |
「第2回 メタバース活用 EXPO【春】」は、ビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するメタバース技術を一堂に集めた展示会です。
2024年春に東京ビッグサイトで開催され、メタバースプラットフォーム、バーチャルオフィス、VR研修などの最新ソリューションが展示されます。
同EXPOは、企業が直面する様々な課題を解決するための商談の場として設計されており、業界の最新動向を把握し、製品やソリューションを比較検討する絶好の機会になります。
また、併催セミナーでは、業界のトップランナーから得られる貴重なインサイトを聞くことも可能です。
メタバースの活用に関心があるビジネス関係者にとっては、見逃せないイベントといえるでしょう。
バーチャルマーケット2024 Summer|7月〜8月
詳細 | |
イベント名称 | バーチャルマーケット2024 Summer |
開催期間 | 2024年7月20日(土)〜8月4日(日) |
主なコンテンツ | パラリアル大阪、パラリアルドバイ、パラリアル横浜の企業出展VR会場、リアルイベントの実施(秋葉原、渋谷、地方会場) |
公式リンク | Twitter, YouTube, Instagram |
「バーチャルマーケット2024 Summer」は、ギネス記録を持つ世界最大級のメタバースイベントです。
2024年7月20日から8月4日に開催され、今年のテーマは『Boundless!』。(※Boundless:無限の、果てしない、広大な)
株式会社HIKKYが主催する同イベントでは、大阪、ドバイ、横浜をパラリアル化した3つのVR会場が展開されます。
さらに、リアルイベントも秋葉原、渋谷に加え、初の地方会場である「地方会場」で実施されることが決定しており、バーチャルとリアルの融合が図られています。
今回のイベントでバーチャルマーケットは12回目ですが、毎回違った取り組みをしているので今年も目が離せません。
バーチャルマーケットについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてご確認ください。
|企業のバーチャルイベント活用事例8選
バーチャルイベントは大手企業、中小企業、スタートアップを問わず多くの企業が積極的に開催しています。
しかし、あまり知識をお持ちでない方は、どのようにイベントを開催すればいいのかわからないでしょう。
そこで以下では、企業のバーチャルイベントの活用事例を8つピックアップ。
ジャンルを問わずご紹介するので、バーチャルイベントの開催の参考にしてください。
VIRTUAL REMIX JAPAN™|TOPPAN(凸版)
詳細 | |
企業名 | TOPPAN(株式会社TOPPAN) |
開催時期 | 2023年7月開催(「HYPER JAPAN Festival 2023」と連携)、以降も継続的にリニューアル予定 |
主なコンテンツ | VRでの日本文化体験、コスプレコンテスト、音楽ライブ、コミュニティ活動 |
特徴 | 日本文化の多様性をメタバースで体験、リアルとバーチャルの融合、グローバルな展開、簡単アクセス |
公式リンク | https://virtualremixjapan.com/ |
「VIRTUAL REMIX JAPAN」は、TOPPAN株式会社が手がけるバーチャルイベントです。
日本の豊かな文化と伝統をメタバース上で再現し、全世界に向けて日本の魅力を伝えることを目的としています。
<VIRTUAL REMIX JAPANの主なコンテンツ>
- 城下町ワールド:メタバース内で射的やおみくじなどのお祭りアクティビティを体験できる
- コミュニティワールド:特定の興味やトピックに基づいた「スレッド」を立ち上げると、専用の「コミュニティルーム」が生成され、リアルタイムでの交流ができる
- ウォッチパーティーワールド:日本の人気漫画「北斗の拳」をテーマにしたコンテンツなど、日本の「マンガ」の世界感を立体的に体験できる
- ライブワールド:メタバース空間でライブ音楽映像を視聴し、他の参加者と共にライブ体験を共有できる
- コスプレコンテストワールド:イベントで撮影されたコスプレ写真をメタバース上で鑑賞し、お気に入りの作品に投票することができる
このように、VIRTUAL REMIX JAPANは、メタバースを通じて日本の文化をより身近に感じられる新しい体験を提供しており、伝統と革新が融合した空間で、参加者は日本文化の深さと多様性を存分に楽しむことができます。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご確認ください。
XR Kaigi 2023|株式会社Mogura
詳細 | |
企業名 | 株式会社Mogura |
開催時期 | 2023年12月18日から22日 |
主なコンテンツ | 70以上のセッション、「XR Kaigi Award 2023」授賞式、ネットワーキングパーティ、就職・転職相談コーナー、クリエイター・アンカンファレンス |
特徴 | 国内最大級のXR/メタバーステーマカンファレンスで、過去最大の5日間開催。最新技術の体験や業界交流の場を提供。 |
公式リンク | https://www.xrkaigi.com/ |
「XR Kaigi 2023」は、株式会社Moguraが主催する、バーチャル領域(XR/メタバース/VTuber)をテーマにした国内最大級のカンファレンスです。
XR(拡張現実)、メタバース、VTuberなどの最先端技術やトレンドに焦点を当て、業界の専門家、開発者、クリエイター、そしてファンが一堂に会するバーチャルイベントになります。
<XR Kaigi 2023の主なコンテンツ>
- オープニングキーノート:イベントの始まりを飾る基調講演では、業界のリーダーや革新者が最新のトレンドや将来のビジョンについて語る
- セッション:70以上に及ぶセッションが予定されており、各種のテーマに沿って業界の専門知識や最新の研究成果が共有される
- エキスポ:最新のハードウェア、コンテンツ、プラットフォームが展示されるエキスポでは、参加者が直接製品を体験する機会を提供
- 「XR Kaigi Award 2023」授賞式:XRの普及に貢献する優れた取り組みを表彰する授賞式では、デバイス、アプリケーション・プラットフォーム、アクティビティ、U-25ヤングスター部門での最優秀賞や優秀賞が選出される
- ネットワーキングパーティ:協賛企業、出展社、セッションスピーカー、イベント参加者が一堂に会するパーティー
このように、「XR Kaigi 2023」は、XR業界の最新動向を把握し、同業他社や志を同じくするクリエイターとの交流を深めるための絶好の機会です。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご確認ください。
VIRTUAL LIVE ARENA (VLA)プロジェクト|小学館&LATEGRA
詳細 | |
企業名 | 株式会社小学館、株式会社LATEGRA |
開催時期 | 2023年10月プロジェクト始動 |
主なコンテンツ | VRコンテンツ「しおあま Virtual LIVE 桜華祭編」、アバターを用いたインタラクティブ体験、デジタルグッズやチケットの販売 |
特徴 | – 本格VRでのエンターテイメント体験<br>- 複数人での同時コミュニケーション可能<br>- 無料/有料イベントの開催<br>- コアユーザー向けの360度ライブコンテンツとライトユーザー向けの動画コンテンツの提供 |
公式リンク | https://adpocket.shogakukan.co.jp/adnews/6391/ |
「VIRTUAL LIVE ARENA (VLA)プロジェクト」は、株式会社小学館と株式会社LATEGRAが共同開発した、本格VRでエンターテイメント体験ができるバーチャルライブアリーナです。
このプロジェクトは、最先端XR技術を駆使して、リアルとバーチャルが融合する拡張した世界を創造し、一人でも多くの人にLIVE体験を提供することを目指しています。
<VIRTUAL LIVE ARENA (VLA)プロジェクトの主なコンテンツ>
- 「しおあま Virtual LIVE 桜華祭編」:第一弾プログラムとしてリリースされる「しおあま Virtual LIVE 桜華祭編」は、大人気連載中のマンガ『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic』の世界観を体験できるVRコンテンツ
- 本格VRサービス:アバターを使って複数人でコミュニケーションを取りながらイベントに参加可能であり、サービス内でデジタルグッズやチケットの購入も行える
コンテンツの視聴方法としては、「STEAM」を通じて提供されているので、自分の持っている端末でインストールしてください。
ジャンプフェスタ 2024|集英社
詳細 | |
企業名 | 株式会社集英社 |
開催時期 | ・プレオープン: 2021年12月17日18時から ・オープン: 2021年12月18日9時から (※例年同じ時期に幕張メッセにて開催) |
主なコンテンツ | 豪華34ステージのタイムテーブル、スペシャルプログラム、「ジャンフェス島」 |
特徴 | ・史上初のオンラインとリアル会場のハイブリッド形式 ・バーチャル会場「ジャンフェス島」でジャンプ作品の世界に没入 ・人気作品の名シーンで彩られた豪華な演出 ・人気声優が参加する前夜祭の開催 |
公式リンク | https://www.jumpfesta.com/ |
「ジャンプフェスタ ONLINE」は、集英社が主催する毎年恒例の漫画・アニメイベント「ジャンプフェスタ」のオンライン版です。
『ONE PIECE』や『僕のヒーローアカデミア』など、週刊少年ジャンプを代表する人気作品や最新作の情報が発表される場として、ファンにとっては待ち遠しいイベントになっています。
<ジャンプフェスタ ONLINEの主なコンテンツ>
- バーチャル会場「ジャンフェス島」:ジャンフェス島では、ジャンプ作品の世界観をモチーフにした建物やキャラクター、イベントが満載
- マンガビル:各ジャンプ作品をテーマにした建物で、作品の世界観を体験できる
- ミッション:キャラクターから受け取る様々なミッションをクリアすることで、特別なエフェクトがつけられるスタンプなどの報酬を得られる
- スペシャルプログラム:特定のジャンプ作品をテーマにした豪華な演出やイベントが開催
毎年恒例のイベントにもなっている「ジャンプフェスタ」。今年の12月の開催も見逃せません。
バーチャル大阪|大阪府
詳細 | |
企業名 | 大阪府・大阪市、民間コンソーシアム「未来大阪プロジェクト」 |
開催時期 | 2022年3月より始動 |
主なコンテンツ | ・大阪城、道頓堀、海遊館など大阪のランドマークや名所の探索 ・写真撮影、アスレチックなどのアクティビティ参加 |
特徴 | ・都市連動型メタバースプラットフォーム ・リアルな大阪の風景をデジタル世界で再現 ・アバターを通じた探索とアクティビティ参加 ・大阪の文化と革新が融合したデジタル体験の場 |
公式リンク | https://www.virtualosaka.jp/ |
「バーチャル大阪」は、大阪府と大阪市が共同で提供する、革新的な都市連動型メタバースプラットフォームです。
バーチャル大阪では、ユーザーがアバターを通じて大阪の象徴的なランドマークや名所を探索し、さまざまなアクティビティに参加できるようになっています。
2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪の魅力を国内外に向けて発信し、期待感を高めることが目的です。
<バーチャル大阪の主なコンテンツ>
- 探索可能なランドマーク:大阪城や道頓堀、海遊館といった大阪を代表するランドマークをデジタルで再現
- アクティビティ参加:写真撮影やアスレチックなどのアクティビティが楽しめる
- ミッションと報酬:様々な「ミッション」に挑戦することができ、これらをクリアすることで特別な報酬を得ることが可能
2025年の大阪・関西万博が近づきつつあるなか、バーチャル大阪は世界的注目も高まることが予想されます。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご確認ください。
Decentraland Music Festival|Meta Tokyo
詳細 | |
企業名 | MetaTokyo株式会社 |
開催時期 | 2023年11月16日〜18日 |
主なコンテンツ | バーチャルアーティストによる公演 |
特徴 | ・メタバース「Decentraland」内での音楽フェスティバル ・メタバース特有の空間デザインによる“遊べる”音楽ステージ ・日本から世界へ向けたカルチャー、エンタテインメントの発信 |
公式リンク | https://twitter.com/themetatokyo |
「Decentraland Music Festival」は、MetaTokyo株式会社が公式ステージパートナーとして参加する、グローバルWeb3メタバースプラットフォーム「Decentraland」で主催される音楽フェスティバルです。
2023年11月16日から18日にかけて開催され、日本から世界に向けて、次世代アーティストのコンテンツを上映し、日本のカルチャーとエンターテインメントを発信しました。
<Decentraland Music Festivalの主なコンテンツ>
- デジタルアーティストのパフォーマンス:総勢9組の新進気鋭のデジタルアーティストの公演
- “遊べる”音楽ステージ:メタバースならではの空間をフルに活用し、音楽を聴きながら仮想空間内で様々な体験を楽しめる
「Decentraland Music Festival」は、音楽とテクノロジーが融合した未来のエンターテインメントの形を提案しており、参加者にとって忘れがたい体験となったようです。
Decentraland(ディセントラランド)については、以下の記事をご確認ください。
XR World|NTT(コノキュー)
詳細 | |
企業名 | NTTコノキュー |
開催時期 | 2022年3月31日リリース |
主なコンテンツ | ・オンラインイベントやライブ ・音楽、アニメ、ダンスなどのエンターテイメントコンテンツ ・スポーツ、教育、観光コンテンツ |
特徴 | ・ゲストプレイ可能でアプリ不要、Webブラウザからアクセス ・VR対応(VRヘッドセット不要) ・豊富なエンターテイメントおよび教育、スポーツ、観光コンテンツが体験可能 ・基本無料で利用可能(一部有料コンテンツあり) |
公式リンク | https://official.xrw.docomo.ne.jp/ |
「XR World」は、NTTコノキューによって提供される、2022年3月31日にリリースされたメタバースプラットフォームです。
このバーチャルイベントプラットフォームは、Webブラウザを介してアクセス可能で、パソコン、スマートフォン、タブレットなど多岐にわたるデバイスに対応しています。
特にVRヘッドセットは不要で、日本国内のユーザーを対象としていますが、そのアクセシビリティの高さから国内外で注目されています。
<XR Worldの主なコンテンツ>
- 多様なエンターテイメント体験:音楽、アニメ、ダンスなどのエンターテイメントコンテンツをはじめ、スポーツ、教育、観光といった幅広いジャンルのVRコンテンツが無料で体験できる
- VR体験:VR対応であるにも関わらず、VRヘッドセットがなくても楽しめる
- コミュニケーションの場:独自のアバターを通じて他のユーザーとコミュニケーションを取りながら、イベントに参加したり、様々なアクティビティに挑戦したりできる
「XR World」の手軽さと豊富なコンテンツは、メタバースの新たな可能性を示唆しており、今後の展開にも期待です。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
にじさんじフェス|Anycolor
詳細 | |
企業名 | ANYCOLOR株式会社 |
開催時期 | ・にじさんじフェス2021:2021年2月27日(土)・28日(日) ・にじさんじフェス2022:2022年10月1日(土)・2日(日) ・にじさんじフェス2023:2023年12月23日(土)・24日(日) |
主なコンテンツ | VTuberグループ「にじさんじ」が擁する人気VTuberが特別ステージを演出するバーチャルイベント。初日には「#さんばかクリスマス2023」や「いちさんごラジオ にじフェス出張編 with 狂蘭メロコ」、2日目には「饗宴無双!長尾景のおもてなし」や「元2期生 統一テスト」などのイベントが予定されています。 |
特徴 | 限定グッズの販売や各種パフォーマンスがあり、バーチャルとリアルの融合した体験ができるイベント |
公式リンク | https://fes.nijisanji.jp/2023/ |
「にじさんじフェス」は、ANYCOLOR株式会社が運営するバーチャルYouTuberグループ「にじさんじ」による年間最大のイベントです。
毎年ライブパフォーマンス、トークショー、ライバーとの交流を含む多彩なコンテンツを展開しており、最近では日本のみならず海外にもファンがいる「VTuber」系の最大のバーチャルイベントとなっています。
<にじさんじフェスの主なコンテンツ>
- スペシャルステージ:さまざまなライブやトークが行われる
- ガーデンステージ(3D):開会式、クイズ、歌うま選手権など多彩なプログラム
- カフェステージ(2D):クリスマス特別プログラムやラジオ出張版など
- 着ぐるみステージ:人気ライバーの着ぐるみが登場
- アトラクション:文化祭テーマのライバープロデュース企画やファン参加型のコンテンツ
- 視聴覚室:ライバーとの1対1のトーク&ツーショット撮影会
- 教室レク:ライバーと共に楽しめる教室形式の企画
多様なエンターテイメントが一堂に会する「にじさんじフェス」は、今年も見逃せません。
「にじさんじ」については以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせてご確認ください。
|まとめ:バーチャルイベントを開催して効率的に集客しよう!
本記事では、バーチャルイベントのメリット、2024年の最新の事例と注目の事例を計12種類ご紹介しました。
企業のバーチャル活用は既に進みつつあり、あと数年もすれば当たり前のように活用される時代がくるのかもしれません。
今後企業のバーチャル活用は更に進み、ビジネスにとって無くてはならないテクノロジーの一つとなるはずです。
新しい時代についていくためにも、メタバースなどのWeb3.0最新技術には常に目を光らせておきましょう。
「メタバース相談室」では、今後もこういった最新テクノロジーにまつわる最新情報をどこよりも早く・わかりやすくお届けします。
それでは、別の記事でまたお会いできれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。