こんばんわ!メタバース相談室 です。
本日は近年伸びているバーチャル市場にて企業が
どのようにバーチャル活用しているのか事例をふまえながら解説していきます。

まず、オフラインのイベントについては皆さんすぐ
イメージ出来るとは思いますがバーチャルイベントの活用事例はすぐ想像つきますでしょうか?
実は名前が浸透していないだけで実は各企業、様々にバーチャルイベントを実施しています。

そこで今回は各企業のバーチャルイベント事例をふまえて解説していきます。

①株式会社集英社

・ジャンプフェスタ2021 ONLINE

出典:https://www.jumpfesta.com/

現在は既に終了してしまっておりますが
202012月19日、20日にジャンプフェスタ2020オンラインが開催されました。

例年は幕張メッセで開催されているこちらのバーチャルイベントですが
昨今のコロナ禍での状況を加味されバーチャルでのイベント開催となった事例です。
筆者も実際に体験してみましたが自分のキャラクターを設定して
広いジャンプワールドを走り回り各ブースに行き集英社所属の
作家様の原画を拝見したりミニゲームをしたりと非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

②株式会社 JTB

・リアル×VR 新感覚体験型旅行「バーチャル修学旅行360」

出典:https://www.jtbbwt.com/education/service/solution/jh/domestic/school-trip/virtual-trip/

コロナ禍で中学校、高校の修学旅行が相次いで中止となり学習の機会が失われています。
そこで登場したのがバーチャル修学旅行360という事例。
観光先の受け入れ施設の方にとっても売り上げを
確保する事が出来、かつ収束後の来訪にも期待出来る素敵なイベント、事例ですね。

修学旅行に行けない全国の子どもたちに想い出をプレゼントしたい

リアルとVR※1を融合させた新感覚体験型旅行「バーチャル修学旅行360※2」 は、全国の小学校、中学校、高等学校を対象にしたプログラム。VR技術による没入感あふれる映像体験と、オンラインでのリアルタイム双方向交流、そして思い出が形に残るものづくり体験やお土産購入などを組み合わせることによって、子どもたちにはまるで本当に修学旅行に来ているかのような感覚を味わってもらえるよう工夫しています。サービス名の「360」には、360度VR映像のほか、リアルな修学旅行の安全な実施を心待ちにする「すべて」の方々の願いを叶えたいという想いが込められています。
※出典:https://www.jtbbwt.com/education/service/solution/jh/domestic/school-trip/virtual-trip/

ユーザーにとっても、企業側にとってもメリットの大きいバーチャルイベントの事例となります。

オンラインさっぽろ雪まつり2021

オンラインさっぽろ雪まつり2021

日時:202124()28()

概要:新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2021年の「さっぽろ雪まつり」はオンラインでの開催となることを発表。写真やインターネット配信動画等でさっぽろ雪まつりに関するコンテンツを配信予定。

公式サイト:さっぽろ雪まつり2021

④ピクシブ株式会社

・バーチャル空間で行われるピクシブ主催の
オールジャンル同人誌即売会イベントNEOKET(ネオケット)。

出典:https://vroid.com/neoket/

これは2021年1月30日に開催予定のバーチャルイベントの事例となります。
同じ空間に1000人が同時接続可能となっており(全体では同時に1万人以上可能)
自分の好きな3Dアバターを持ち込んで会場内を自由に歩き回ることが出来ます。
そこでボイスチャットや3Dアバターを動かすモーションによってサークル出展者や一般参加者とコミュニケーションすることが可能で、バーチャル空間で同人誌を立ち読み、購入が出来るというイベント。

たくさんのクリエイターとファンが同じ空間に集まって、自分の「好き」や感動を伝え、交流し、新しい出会いが生まれる。そんな即売会の空気を、どんな時でも、世界中の人が訪れることができるバーチャル空間で楽しめたら……。そんな夢の実現を目指して、私たちは「NEOKET」の開催を決定しました。

NEOKETは既刊のみの参加も大歓迎です。創作と即売会を愛するみなさまと「NEO国際展示場」でお会いできることを楽しみにしています。いっしょに即売会を楽しみましょう!
出典:https://vroid.com/neoket/

なかなか遠方で参加出来ない方や少し同人誌を購入するにが
恥ずかしいという方にとっては非常に嬉しいバーチャルイベントの事例になりますね。
開催が非常に楽しみです。

⑤東京ゲームショー(TGC2020)

・コンピューターエンタテイメントの総合展示会。

出典:https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2020/

これは企業のバーチャルイベント事例とは少し異なりますが
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する
コンピュータゲームをはじめとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会となります。

こちらも例年幕張メッセにて開催されておりましたが
2020年についてはオンラインでの実施となりました。

スクエアエニックスや株式会社コーエーテクモホールディングス、CAPCOMなど
約400社が出展した大型のバーチャルイベントとなりました。

⑥株式会社PARCO

・ART WALL

出典:https://art.parco.jp/galleryx/detail/?id=300

「ART WALL」は日本を代表する漫画家・映画監督 である大友克洋氏の代表作である『AKIRA(アキラ)』をコラージュアーティストの河村康輔氏と共同で再構築した作品となります。

こちらも既に終了してしまっておりますが、2019年11月22日に渋谷PARCOにアート・カルチャーの 情報発信の場として「PARCO MUSEUM TOKYO」(4F) ・「GALLERY X」(B1F)がオープンされました。そのエキシビジョンとして、渋谷PARCO 建て替え工事の仮囲いを美術演出した「ART WALL」をARで体験出来るバーチャルイベントが催されました。

渋谷パルコの工事中に囲い看板として過去に公開されていたものが
4夜限定でARで蘇るというものとなります。

各国の著名人が来訪したりインスタグラムでも話題となりました。

⑦株式会社ビームス

・バーチャルマーケット

出典:https://www.v-market.work/v5/

来場者が会場に展示された3Dアバターや3Dモデルなどを
自由に試着、鑑賞、購入できる、VR空間上の展示即売会となります。
バーチャルマーケットの趣旨は「仮想現実空間を発展させ、豊かにする」。

ももいろクローバーZとのコラボ商品も販売されており
更にももいろクローバーZのメンバーが接客してくれるシークレットイベントもあるようです。

 ⑧デビュー30周年記念配信イベント<ZARD 30th Anniversary ONLINE HANABI SHOW ~Happy Birthday Dear IZUMI SAKAI~>

(出典:https://vrmode.jp/vr/episode/detail/166/)

ZARDのデビュー30周年を記念した生配信イベントがVRで開催されます。ボーカル・坂井泉水の誕生日となる2021年2月6日に開催される予定です
ライブ映像と実際の打ち上げ花火を合成しバーチャル空間で「音楽と花火の競演」を楽しむ内容になっております。バーチャル空間に大型ドームのステージを設けるとのことです。
当イベントオリジナルのVRゴーグルやグラスも販売されます。

⑨Go To STARDOM

(出典:https://www.subsclive.jp/gts)

ライブハウスのオンライン配信を手掛ける「サブスクLIVE」(LINE LIVEプレミアムチャンネル)と、スマートフォン用のVRプラットフォームであるVR SQUAREを展開するソフトバンクが共催し、新型コロナウイルスの拡大におけるライブハウスおよびミュージシャンを支援するためオーディションイベントが開催されます。全国約40カ所のライブハウスにVR収録・配信設備を導入し、オンライン配信される予定です。
イベントは「Round1」「SEMIFINAL」「FINAL」の3部構成です。

⑩GameVketZero

2021年4月29日(木)~2021年5月5日(水)の7日間、VR空間上で行うインディーズゲームの展示会「GameVketZero」(読み:ゲームブイケットゼロ)が開催されます。インディーズゲームとは、大手開発会社に属さない小規模チームや個人クリエイターによって開発されているゲームソフトを指しますが、近年、インディーズゲームは活況を迎えております。ところが、新型コロナウイルスの影響によりリアルな展示即売会などのイベントが開催しにくいことから、インディーズゲームクリエイターの発表の場が失われている状況です。そんなインディーズゲームクリエイターの発表の場を増やしていきたいという想いから「GameVketZero」は企画されました。

公式Twitter:@GameVket

11.HATSUNE MIKU EXPO 2021 Online

ボーカル・アンドロイド(ボーカロイド)『初音ミク』が地球から飛び出した宇宙コンセプトのVRライブ「初音ミク GALAXY LIVE 2021」が開催されます。昨年は「初音ミク GALAXY LIVE 2020」が開催され、約1.4万人が動員されたイベントです。「初音ミク GALAXY LIVE 2020」は日本国内からのみ参加可能でしたが、「初音ミク GALAXY LIVE 2021」は日本国外からも参加可能とする予定です。

公式サイト:HATSUNE MIKU EXPO 2021 Online

12.初音ミク GALAXY LIVE 2021

初音ミク GALAXY LIVE 2021

日時:2021年6月頃
概要:ボーカル・アンドロイド(ボーカロイド)『初音ミク』が地球から飛び出した宇宙コンセプトのVRライブ「初音ミク GALAXY LIVE 2021」が開催予定。
出演:初音ミク

13.不動産各社

・バーチャル内見

これは皆さんも一度は体験した事があるのではないでしょうか?
不動産賃貸の内見や購入を検討する際に事前に
バーチャル空間で部屋の確認が可能という事例。

このサービスだと内見をして体力的に疲れる事もないですし
その日に契約を急かされるという事がなく軽い気持ちで
物件の内見が可能です。

14.阪急阪神ホールディングス株式会社

・デジタル甲子園(オンライン展示会)

With コロナ
変化、新しい日常を過ごす
コロナ禍によりこれまでは当たり前に行えていたあらゆる事が突然困難な社会になってしまいました。医療の力によりいずれはコロナを打破できる時が来ると思いますが、それまでは“With”・“変化”を創りながら、新しい生活様式と付き合っていかなければなりません。
その一つのアプローチ、ヒントとしまして阪神甲子園球場を丸ごとデジタル空間化する「デジタル甲子園」を計画いたしました。
会場は、あの阪神甲子園球場。自分の意思で自由に動き回れる無限の可能性を秘めたビジネス空間となります。
実際の展示会では時間と手間を必要としたブースデザイン検討、装飾撤去作業、社員派遣などは一切不要です。すでに完成された既存のフォーマットからお好みのブースを選択し、素材をデータでご提供いただくだけで即出展が実現します。
コロナにより展示会へ出展ができない企業、出張規制で参加ができない人が多い今こそ、本展に参加することが、新たな商談に繋がる大きなチャンスといえるでしょう。ぜひご出展をご検討ください。
出典:http://www.cnt-inc.co.jp/D-koshien/

コロナ禍での、この状況で展示会やイベントは中止を余儀なくされておりますが
バーチャル空間での実施であれば感染リスクを抑えて実施する事が可能なので
これからの新しいバーチャルイベントの在り方、事例として先進的な展示会となります。

如何でしたでしょうか?
企業のバーチャル活用、事例はいつの間にか私達のすぐ身の回りで起こっています。

今後、企業のバーチャル活用は更に進み
無くてはならないテクノロジーの一つとなるはずです。

そして今回ご紹介した企業のバーチャル活用事例は世界で起こっているほんの一部です。

今後、更にバーチャル活用は加速される筈なので
メタバース相談室ではアンテナを高く都度、チェックして
またご紹介していければと思います!