「ゲームで遊ぶだけで生きていけたらいいのに」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。

実は、すでに近年注目が集まる「メタバース」のゲームがそれを可能にしています。

本記事では、メタバースのゲームでお金を稼いでみたいと思っている方に向けて「メタバースとは何か」についての説明と「遊んで稼げるメタバースゲーム」のご紹介をします!

 

 

 

|メタバースとは?

 

「メタバース(metaverse)」とは、インターネット上に作られた仮想空間のことです。

英語の「超越(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語であり、1992年に発表されたニール・スティーブンソンのSF小説「スノウ・クラッシュ」に登場する架空の仮想空間サービスの名称を語源としています。

メタバースの利用者は3DCG空間で自分の姿をアバターの姿に変え、

他のユーザーと交流したりコンテンツを楽しんだり、

商品売買などの経済活動を行うことができます。

メタバースの定義としては様々な解釈が存在しますが、メタバース解説書である『メタバース進化論』(技術評論社、2022)では「空間性」「自己同一性」「大規模同時接続性」「創造性」「経済性」「アクセス性」「没入性」の七要件を満たしたオンラインの仮想空間として定義されています。

2021年10月28日にFacebook社が「Meta」に社名変更し、今後は「メタバース」に注力する旨の発表を行ったこともあり、

ビジネスにおいて近年注目を集めているワードです。

 

 

|メタバースが注目される理由

メタバースが近年注目される理由としては、まずテクノロジーが進化したことによりインターネット回線速度が上がり、各種デバイスの性能向上の影響により誰でも手軽に体験できるようになったことがあります。

また、ブームとなっているブロックチェーン技術やNFT(非代替性トークン)との親和性の高さもあります。

そして大きな理由が「仮想空間上のアバター同士の距離感や動きによる現実に近いコミュニケーション」といった新しい体験をオンライン上で可能にすることです。

新型コロナウイルスの影響で対面によるコミュニケーションやイベントの実施が難しい世の中になったことにより、

オンライン上における新しい活動や体験への需要が世界的に高まっています。

 

|身近なメタバースのゲーム

 

メタバースは広告、マーケティング、観光、医療、不動産、製造など様々な分野で活用が期待されていますが、現在最も盛んに活用されているのがゲーム分野です。

なぜならメタバースは3D空間で展開され、大量のユーザーが同時に参加するため、

MMORPG(インターネットを介して数百人~数千人規模のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲーム)のようなゲームを開発するのに必要な3DCG制作・動作技術や大規模同時接続・処理技術を最大限に活用できるからです。

世の中にも既にメタバースであると言われているゲーム作品がいくつか存在していますので、これからご紹介します。

 

・あつまれどうぶつの森

出典:https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

『あつまれ どうぶつの森』(略称「あつ森」)は2020年3月20日に任天堂からリリースされたNintendo Switch用ゲームソフトです。

ユーザーは動物のアバターの姿となり、自身の家のインテリア変更やDIYによる道具や家具の作成、自分の島まで自由にカスタマイズすることで「もう一つの世界」を楽しむことができます。

コロナ禍の外出規制中により友人との日常生活の共有欲求が高まったタイミングでの発売と簡単なゲーム内容や操作性により、

万人受けするゲームとしてブームとなりました。

自分の島をカスタマイズしてSNS上で投稿したり仲間とコミュニケーションを行うユーザーも多く、

ソーシャルメディアとの親和性の高さがあることから企業コラボコンテンツも数多く展開され、

ValentinoやMarc Jacobsといった有名ブランドも参加したことも作品の人気の理由となっています。

ちなみに筆者は、このゲームのおかげでコロナ禍で長年会っていなかった友人とコミュニケーションをとることができました。

オンライン上で日常生活を仲間と共に楽しめる世界観は、メタバースの魅力を投影しているといえます。

 

 

・フォートナイト

出典:https://store.epicgames.com/ja/p/fortnite

『フォートナイト(Fortnite)』はEpic Gamesが2017年7月21日に公開した基本プレイ無料のオンラインバトルロワイヤルゲームです。

最大100人が最後の1人になるまで生き残りをかけてシューティングで戦う「バトルモード」だけでなく、

自分専用の島においてオリジナルのルールと発想でコンテンツを作成し仲間と共有できる「クリエイティブモード」、

米津玄師やトラヴィススコットの出演で話題となった、ユーザー同士が集まってわいわい騒ぎながらバーチャルライブを見ることができる「パーティロイヤルモード」が用意されていることがフォートナイトの魅力となっています。

筆者は有名歌手のアリアナ・グランデが出演したバーチャルライブに参加したことがありますが、自身の行動がリアルタイムにライブ演出の一部となる新しい感覚を経験しました。

SNSとしての要素もあり、ボイスチャット機能を活用したコミュニケーションの場としても活用されていることが幅広い年齢層に受けている要因となっています。

 

 

・マインクラフト

出典:https://www.minecraft.net/ja-jp/about-minecraft

『マインクラフト(Minecraft)』はMicrosoftの子会社であるMojang Studiosが2011年11月に正式リリースした、ユーザーにとって決まった目的が存在しないオープンワールドゲームです。

採掘・冒険・建設・牧畜の4つの要素が楽しめ、他の参加者と協力や競争したり、他の生物と戦ったり、

アバターのコスチュームを変更したりと自分だけの世界を構築できる自由度の高いゲームとなっています。

ブロックチェーン技術を取り入れようとしており、デジタル資産の発行プラットフォーム「Enjin platform(エンジン・プラットフォーム)」と連携して、

マインクラフト上でのデジタル資産の導入を行い、

ゲーム内で作成・獲得したアイテムを個人間で売買できるよう開発が進められています。

 

 

|メタバースのゲームは稼げるってほんと?

皆さんは「Play to Earn」という概念をご存知でしょうか?

これは「ゲームで遊んで稼ぐ」という考え方を指します。

現在、ブロックチェーン技術が導入されたゲームで遊ぶことで、報酬として仮想通貨やNFT(非代替性トークン)を獲得することができます。

その仮想通貨やNFTは現実の資産として価値があるため、

実質ゲームを遊ぶだけでお金を稼ぐことが可能な時代がついにやってきました。

ここからは具体的にどのようにゲームをプレイして稼ぐことができるのかについて説明していきます。

 

 

・アイテムが売れる

自ら作成したゲームのキャラクターやアイテムをNFTとして販売することで収益を得ることが可能です。

一部の人への限定的な配布、長時間をかけて成長させたキャラクター、獲得可能性が低いレアアイテムなどの希少性の高いNFTは、マーケットにおいて高値で取引されるため、稼ぐことができます。

 

・資産運用も可能

一部のゲーム内における区画および空間を「土地」として購入し、

転売や賃借を行うことにより利益を得ることができるため、

現実の不動産と同じような扱いとなり資産として運用することが可能です。

土地価格も需要と供給により日々変動するため、

販売タイミングによっては高額を稼げる可能性があります。

 

 

|注目すべきメタバースゲーム

具体的なゲーム内での稼ぎ方を説明しましたが、実際にメタバースやブロックチェーン、NFTの要素が導入されているゲームはまだ一部の作品です。

しかし、それらのゲームを稼ぐことを目的にしてプレイしている一般人や企業も既に存在しています。

ここからは遊んで稼ぐことができるメタバースゲームを紹介していきます。

 

・Decentraland(ディセントラランド)

出典:https://decentraland.org/

『Decentraland(ディセントラランド)』は2020年に一般公開された、ブロックチェーン技術を活用したメタバースゲームです。

ユーザーはゲーム内の約90,000区画の土地「LAND」で構成されたメタバース世界を探検することができます。

無料で他のユーザーがデザインしたLANDを見たり、

世界中のユーザーと交流することもできますが、

Decentralandにおけるすべての取引に使用できるゲーム内仮想通貨「MANA」で利用料を支払うことにより、

バーチャルライブやミニゲームなどの様々なコンテンツを楽しむことができます。

土地「LAND」やアバターの衣服、ユーザーネームなどのデジタルアイテムはNFTとして取引が可能なため、売却し利益を出すこともできます。

特に土地「LAND」の価格は、2019年時点は1LANDで5万円程度だったところが2021年後半には約60~100万円以上で取引されるなど、値上がりに勢いがつくことがあるため、

売却タイミングによっては大きな利益を得る可能性があります。

 

 

・Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)

出典:https://axieinfinity.com/

『Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)』は2018年にリリースされたメタバースゲームです。

仮想通貨が稼げるブロックチェーンゲームとして話題となっており、

東南アジアではこのゲームによって生計を立てている人がいるという情報もあります。

ゲーム内容は、アクシーと呼ばれるモンスターを使って対戦・繁殖・育成・取引するというものです。

ゲームで遊ぶためには最初にアクシーを3体購入する必要があり、

初期費用は数万円〜数十万円かかりますが、アクシーを他ユーザーから借りて無料でゲームをプレイすることもできるため、

初心者でも始めやすいのが特徴です。

ゲーム自体の懸念としては2022年3月にハッキング被害を受けたことがあり、

仮想通貨が流出してしまったことでユーザーの不信感が大きくなったことがあります。

現在はバイナンスなどの大手取引所の協力で復旧に向かっています。

 

 

・The Sandbox(ザ・サンドボックス)

出典:https://www.sandbox.game/jp/about/sand/

『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』は2022年後半に正式リリース予定であるイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。

スクウェア・エニックスやソフトバンクが出資したことでも話題となりました。

The Sandboxではゲーム内でNFTである土地を所有し、その土地の上でゲームやジオラマを作成することが可能です。

そしてそれらを有料で他ユーザーに提供すれば仮想通貨のSANDを稼ぐことができます。

また、ゲーム内で作ったアイテムをNFTマーケットに出品して販売したり、他人に土地を貸し出したりすることでSANDを稼ぐこともできます。

 

 

・cluster(クラスター)

出典:https://cluster.mu/

『cluster(クラスター)』は2017年に正式リリースされたスマホやVRヘッドセットで気軽にアクセスできるメタバースゲームです。

これまで「バーチャル渋谷」やポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェスト」等のバーチャル空間のオープンやバーチャルイベントが開催されています。

誰でもメタバース空間を創造できる機能「ワールドクラフト」をリリースし、ユーザーの参加障壁が低くなる取り組みも行っています。

各ユーザーが作成したワールドで他ユーザーと交流したり、ゲームで遊んだり、イベントを開催することができます。

個人でイベントを開催し、多くのユーザーを集めてギフトアイテムをもらうことで「Vポイント」を獲得し、それを換金することで稼ぐことが可能です。

 

 

|まとめ

本記事では、「メタバース」という仮想空間がオンライン上で大多数の他者と新しいコミュニケーションを可能にし、

最も活用が期待されているゲーム分野において、ブロックチェーン技術やNFTを導入したゲームが「遊んで稼ぐ」ことを可能にしている事実をご紹介しました。

技術の進歩と人々の価値観の変化によって、メタバースのゲーム作品は今後も増え続け、

皆さんが遊ぶだけで稼げる可能性はどんどん大きくなっていくでしょう。

そんな素敵な未来を思い浮かべながら、ぜひ今回ご紹介したゲームを一度プレイしてみて「メタバースの可能性」を体感してみてください!