近年では、ブロックチェーンやNFTなどのWeb3.0技術の発展により、メタバースが注目を浴びています。

もはやメタバースの活用がビジネスにおけるキーポイントともなっており、市場競争力を高めるためには必須の技術ともいえるでしょう。

しかし、実際にメタバースを活用したビジネスを始めるにあたって、メタバースの構築は大きなハードルにもなっています。

当記事では、メタバースの作り方について解説したうえで、構築に必要なソフトやスキル・プラットフォームなどをまとめてご紹介します。

メタバースの構築方法を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にトライしてみてください。

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|メタバースの主な作り方とは?

メタバースの作り方は数多くありますが、一から作るとなると基本的にはUnityやUnreal Engineを使って構築する方法と、BlenderやMayaを使って作る方法の2種類です。

メタバースの2つの作り方について、以下で詳しく見ていきましょう。

UnityやUnreal Engineなどのプラットフォームで作る

メタバースの構築方法の1つ目は、UnityやUnreal Engineなどのプラットフォームで作る方法です。

Unityとは、幅広いデバイスとプラットフォームに対応する、世界で最も人気のあるゲーム開発エンジンの一つです。

2D、3D、VR、ARなど多様なメディア形式でのアプリケーション開発が可能で、開発者は直感的なツールと強力なスクリプティング機能を使用して、複雑なインタラクティブ体験を簡単に作り出せます。

<Unityで作られた代表的なメタバース>

  • VRChat
  • AltspaceVR
  • Spatial

Unreal Engineとは、高品質なグラフィックスが求められるゲーム開発や映画制作、アーキテクチャビジュアライゼーションなどに広く利用されているプロフェッショナル向けの開発エンジンです。

特にリアルタイムでの高度な3Dビジュアライゼーション、シミュレーション、インタラクションの機能が強力で、開発者はリアリティのあるビジュアルと複雑な動作を簡単に実現できます。

<Unreal Engineで作られた代表的なメタバース>

  • Fortnite(※クリエイティブモード)
  • Roblox
  • Sansar

UnityやUnreal Engineがメタバースを構築するのに採用される主な理由は、これらのプラットフォームが提供する高度な3D環境作成ツール、リアルタイムレンダリング能力、そして豊富なインタラクティブ機能にあります。

これにより、開発者はユーザーが没入できるリッチなバーチャルワールドを効率的に構築できます。

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BlenderやMayaなどの空間モデリング技術で作る

メタバースの構築方法の2つ目は、BlenderやMayaなどの空間モデリング技術を活用する方法です。

Blenderとは、オープンソースで無料で提供されている3Dクリエーションスイートです。

3Dモデリング、テクスチャリング、アニメーション、レンダリング、そしてビデオ編集やゲーム作成まで、幅広い機能を備えています。

Mayaとは、オートデスク社によって開発されたプロフェッショナル向けの3Dコンピュータグラフィックスソフトウェアです。

映画、テレビの特殊効果、ゲーム開発など、高度な3Dアニメーションとモデリングに対応しており、業界標準のツールの一つとされています。

BlenderやMayaがメタバースの構築に適している理由は、これらのツールが提供する高度な3Dモデリングとアニメーション機能にあります。

BlenderやMayaを使用することで、開発者はリアルなテクスチャ、複雑な形状、リアルタイムアニメーションを含む、高品質な3Dアセットを作成可能です。

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メタバースを作るのは費用が非常に高い

現在多くの企業がメタバースを自社ビジネスに取り入れようと躍起になっていますが、メタバースの構築には非常に費用が高いことは頭に入れておきましょう。

メタバースの構築にかかる一般的な費用感としては以下の通りです。

<メタバース構築にかかる一般的な費用感>

 費用の範囲代表例
メタバースゲーム開発¥4,500,000 – ¥45,000,000「The Sandbox」、「Minecraft」、「Axie Infinity」
メタバースソーシャルメディアプラットフォーム¥3,750,000 – ¥60,000,000「Facebook Horizon」、「VRChat」、「AltspaceVR」
メタバース不動産¥2,250,000 – ¥45,000,000「Decentraland」、「The Sandbox」、「Somnium Space」
メタバースeコマースプラットフォーム¥7,500,000 – ¥75,000,000「Obsess」、「VNTANA」、「Boson Protocol」

また、上記に付随して技術開発費、コンテンツ制作費、人材費用、運用・メンテナンス費用、マーケティング費用などのコストものしかかってきます。

以上を加味すると、メタバースの構築にはそれ相応の長期プランと綿密な戦略が必要不可欠であり、かなり予算に余裕がある場合以外は手を出さない方が賢明かもしれません。

しかし、「XR CLOUD」などのプラットフォームを利用すれば費用は大幅に削減することが可能です。

費用に制限がある場合は、ぜひご利用を検討してみてください。

XR CLOUDでメタバースをビジネスに取り入れる

|メタバースを構築するのに必要なスキル5つ

ここまで、メタバースを構築する主な方法について解説しました。

では、具体的にどのようなスキルがメタバース構築には必要になってくるのでしょうか。

以下に、メタバースを構築するのに必須のスキルを5つ厳選してご紹介します。

①プログラミングスキル

メタバースを構築するのに必要なスキルの1つ目は「プログラミングスキル」です。

プログラミングスキルがメタバース構築に欠かせない理由は、メタバースが多様な技術要素の組み合わせから成り立っているからです。

メタバースでは、3Dモデリング、リアルタイムレンダリング、ユーザーインターフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)設計、ネットワーク通信など、様々な技術が連携して機能します。

これらの技術を統合し、ユーザーに没入感のある体験を提供するには、高度なプログラミング知識と技術が必要です。

レベル感としては、少なくとも中級から上級レベルのプログラミングスキルが求められます。

<メタバース構築に役立つプログラミング言語>

  • C#
  • JavaScript
  • Python
  • C++
  • Java
  • HTML5/CSS3
  • TypeScript
  • Solidity (ブロックチェーン開発用)
  • PHP
  • Swift (iOS用アプリ開発)

②3Dモデリングなどのアニメーションスキル

メタバースを構築するのに必要なスキルの2つ目は「3Dモデリングなどのアニメーションスキル」です。

このスキルは、メタバースのリアルな体験を生み出し、ユーザーが没入感を感じられる環境を提供するために不可欠です。

メタバース内の世界は、実世界を模倣したり、完全にオリジナルのファンタジー空間であったりしますが、そのどちらも3Dモデリングとアニメーション技術を駆使して作り出されます。

この技術によって、建物、自然環境、キャラクター、オブジェクトなど、あらゆる要素が3次元で設計され、リアリティや動きが付加されます。

ユーザーが自由に探索し、相互作用できる仮想空間を創造するためには、高度な3Dモデリングとアニメーション技術が必要不可欠です。

<メタバース構築に役立つ3Dモデリングツール>

  • Blender
  • Maya
  • 3ds Max
  • Cinema 4D
  • ZBrush
  • Houdini
  • SketchUp
  • Mudbox
  • Autodesk Softimage
  • LightWave 3D

③UI/UXデザインスキル

メタバースを構築するのに必要なスキルの3つ目は「UI/UXデザインスキル」です。

メタバース内でのユーザー体験は、現実世界の体験と同様に、直感的で理解しやすいものでなければなりません。

UI(ユーザーインターフェース)はユーザーが直接触れる部分であり、UX(ユーザーエクスペリエンス)はその使用感や満足度を決定づけます。

効果的なUI/UXデザインによって、ユーザーはメタバース内でのアクションが容易になり、求める情報や体験をスムーズに見つけることができます。

これにより、ユーザーのエンゲージメントが高まり、メタバースプラットフォームの成功に直結するのです。

<メタバース構築に役立つUI/UXデザインツール>

  • Adobe XD
  • Sketch
  • Figma
  • InVision
  • Axure RP
  • Marvel

④リアルタイム通信を実現するためのインフラスキル

メタバースを構築するのに必要なスキルの4つ目は「リアルタイム通信を実現するためのインフラスキル」です。

メタバースでは、ユーザー間のインタラクションやコンテンツの共有がリアルタイムで行われるため、遅延なくスムーズな通信を確保することが極めて重要です。

リアルタイム通信は、メタバース内でのユーザー体験の質を左右します。

例えば、バーチャルイベント、オンラインゲーム、ソーシャルインタラクションなど、ユーザーがリアルタイムで互いに影響を与え合い、コンテンツを共有する場面では、遅延の少ない通信が必須です。

このような通信を実現するためには、ネットワークの構築、サーバー管理、データベースの最適化など、インフラレベルでの高度なスキルが求められます。

<メタバースの構築に必要なインフラスキル>

  • ネットワークプロトコルの理解
  • クラウドコンピューティングサービスの運用(AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azure)
  • データベース管理と最適化
  • サーバーのセットアップと管理
  • ロードバランシングとトラフィック管理
  • セキュリティ対策と脆弱性管理
  • リアルタイム通信技術(WebSocket、WebRTC)
  • コンテナ技術(Docker、Kubernetes)
  • CI/CDパイプラインの構築
  • 監視とログ管理(Prometheus、Grafana、ELK Stack)

⑤VR/AR知識と空間コンピューティングスキル

メタバースを構築するのに必要なスキルの5つ目は「VR/AR知識と空間コンピューティングスキル」です。

VR/AR技術は、ユーザーに3Dの仮想環境をリアルタイムで体験させることができるため、メタバース内での没入感とインタラクティブ性を高めるために不可欠です。

空間コンピューティングは、物理的な空間とデジタル情報を統合し、ユーザーが自然な方法で仮想環境と対話できるようにする技術です。

これにより、ユーザーは現実世界のように仮想空間を操作し、体験することが可能になります。

この2つのスキルは、メタバース構築において最も重要といえるかもしれません。

ただ単にメタバースを構築するだけではビジネスには繋がらないので、どれだけ高度なVR/AR技術を盛り込めるかが鍵といえます。

また、新たな体験をユーザーにもたらすためにも、空間コンピューティング技術も必須スキルといえるでしょう。

<メタバース構築に必要な空間コンピューティングスキル>

  • Unity
  • Unreal Engine
  • ARKit (Apple)
  • ARCore (Google)
  • Vuforia
  • Microsoft HoloLens Development Tool
  • Magic Leap Creator Portal
  • SpatialOS
  • Blender (3Dコンテンツ制作用)
  • Autodesk Maya (3Dコンテンツ制作用)

|メタバース構築によく使用されるプログラミング言語5つ

このように、メタバースの構築には非常に多くのスキルが必要になってきます。

特に、プログラミングスキルは中でも非常に重要なスキルです。

先述したように、現在では多くの企業がメタバース開発プロジェクトを進行中です。

そのため、メタバース開発に関連するプログラミングスキルも以前よりも格段に需要が高くなっています。

その中でも以下に紹介するプログラミング言語は、メタバース構築において特に重要視される言語なので、これからプログラミングを学ぼうと考えている方はぜひ参考にしてください。

①C#

恐らく、メタバースの構築に最もよく使用される言語の一つが「C#」です。

C#(シーシャープ)は、Microsoftによって開発された、強力で柔軟性のあるオブジェクト指向プログラミング言語です。

.NETフレームワーク上で動作し、安全性、信頼性、効率性を重視する設計がされています。

シンプルでありながら表現力豊かな構文を持ち、デスクトップアプリケーション、ウェブアプリケーション、さらにはゲーム開発まで幅広い用途に使用されています。

C#がメタバース構築に特に適している理由の一つは、Unityエンジンとの統合性です。

UnityとC#を組み合わせることで、複雑な仮想環境を比較的容易に作成できる強力なプラットフォームとなり、リアルタイムの3Dレンダリング、物理演算、ユーザーインタラクションなど、メタバースに必要な機能を効率的に実装できます。

<C#を使って開発された主なメタバース関連プラットフォーム>

  • VRChat
  • AltspaceVR
  • The Sandbox

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②C++

「C++」もメタバース構築において非常によく使用されるプログラミング言語です。

C++(シープラプラ)は、高性能なアプリケーションの開発に適した汎用のプログラミング言語です。

1979年にBjarne Stroustrupによって開発され、C言語の進化形として設計されました。

そのパワフルな機能と柔軟性により、ゲーム開発、システム/アプリケーションソフトウェア、ドライバー、クライアントサーバーアプリケーションなど、幅広い用途で利用されている言語です。

C++は、その高いパフォーマンスと制御の精度が求められるメタバースの開発において、特に重宝します。

メタバースは複雑な3D環境、リアルタイムのインタラクション、物理シミュレーションなど、高度な計算処理を必要とするため、C++の効率的なメモリ管理と速度が利点となります。

また、多くのゲームエンジンや3DグラフィックスライブラリがC++で書かれており、これらのツールとの親和性も高いです。

<C++で開発された主なメタバース関連プラットフォーム>

  • Unreal Engine
  • Second Life
  • CryEngine

③JavaScript

JavaScriptは主にウェブ開発でよく使用されるプログラミング言語として有名ですが、メタバース構築においても重要な言語です。

JavaScriptは、ウェブページに動的な要素やインタラクティブ性を加えるために開発されたプログラミング言語です。

クライアントサイドで実行されることが多く、ブラウザ内で直接動作します。しかし、Node.jsの登場によりサーバーサイドでの利用も可能となりました。

JavaScriptは、その柔軟性と汎用性から、ウェブアプリケーション、サーバーサイドアプリケーション、さらにはゲーム開発など、多岐にわたる分野で使用されています。

JavaScriptがメタバース構築に適している理由の一つは、ウェブベースのメタバースプラットフォーム開発におけるその使いやすさと利便性です。

ウェブテクノロジーを用いて簡単にアクセスできるメタバースを構築する場合、JavaScriptは不可欠なツールとなります。

また、リアルタイム通信を実現するWebSocketや、WebGLを用いた3Dグラフィックスの表示など、メタバースに必要な高度な機能もJavaScriptを介して実装することが可能です。

<JavaScriptで開発された主なメタバース関連プラットフォーム>

  • Decentraland
  • Cryptovoxels
  • Mozilla Hubs

④Python

Pythonといえば、データサイエンティストやAI分野でよく使用される言語のイメージが強いですが、メタバース構築においてもよく使用される言語です。

Pythonは、高レベルで解釈型のプログラミング言語であり、そのシンプルで読みやすい構文は、プログラミング初心者から上級者まで幅広く愛用されています。

オブジェクト指向、手続き型、関数型プログラミングをサポートしており、スクリプト言語としての柔軟性とパワフルなライブラリが特徴です。

Web開発、データ分析、AI、科学計算、自動化スクリプトなど、多様な用途で利用されています。

Pythonがメタバース構築に適している理由は、その高い汎用性と開発効率の良さにあります。

特に、AIや機械学習、データ処理といった分野での強力なライブラリとフレームワークは、メタバース内でのスマートなインタラクションや複雑なデータ分析、ユーザー行動の予測など、よりリアルでスマートなメタバースを構築するのに役立ちます。

また、Pythonのコードは読みやすく、書きやすいため、チームでの開発やプロトタイピングが迅速に行える点も、よく使用される理由の一つです。

<Pythonで開発された主なメタバース関連プラットフォーム>

  • OpenSimulator
  • Blender
  • Bot開発全般

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⑤Solidity(ブロックチェーン開発)

ブロックチェーンが急激に普及し始めたことで注目を集めているのが「Solidity」です。

Solidity(ソリディティ)は、Ethereumブロックチェーン上でスマートコントラクトを開発するために設計されたプログラミング言語です。

オブジェクト指向の言語であり、JavaScriptに似た構文を持ちながらも、ブロックチェーンの特性を活かした開発が可能です。

スマートコントラクトを用いて、分散型アプリケーション(DApps)やトークンの発行、分散型自律組織(DAO)などを実装できます。

Solidityがメタバース構築に適している主な理由は、ブロックチェーン技術とその応用がメタバースの基盤としてますます重要になっているからです。

特に、デジタルアセットの所有権を保証し、透明性のある取引を可能にすることが、メタバース内での経済システム構築には欠かせません。

Solidityを使用することで、ユーザー間での信頼できる取引、アセットの安全な管理、ユーザーのアイデンティティの確認など、メタバースに必要な機能をブロックチェーン上で実現できます。

<Solidityで開発された主なメタバース関連プラットフォーム>

  • Decentraland
  • Cryptovoxels
  • The Sandbox
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|メタバースを構築するのにおすすめのプラットフォーム

メタバースを構築するには、プログラミングスキルも重要ですが、扱いやすいプラットフォームも重要です。

ここでは、メタバースを構築するのにおすすめのプラットフォームを5つ厳選してご紹介します。

①Unity

1つ目におすすめなのが「Unity」です。

Unityは、世界中のゲーム開発者やクリエイターに愛用されている、強力で柔軟なゲームエンジン及び開発環境です。

2Dや3Dのゲーム、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)の体験など、幅広いタイプのデジタルコンテンツを作成できることが特徴です。

直感的な操作性と豊富な機能を持ち、プロの開発者から趣味でゲーム作りを楽しむ人まで、幅広いユーザーに利用されています。

Unityがメタバース構築におすすめできる主な理由は、その使いやすさと多機能性にあります。

ドラッグアンドドロップの操作で3Dモデルを配置したり、豊富なアセットストアから必要な素材を簡単に入手可能です。

また、UnityはC#言語を用いたスクリプティングが可能で、初心者でも学びやすいプログラミング言語を採用しています。

さらに、VRやARといった最新技術への対応が早く、メタバースに必要な没入感ある体験を効率的に実現できるため、多くの開発者に選ばれています。

<Unityで作られた代表的なメタバース関連コンテンツ>

  • VRChat
  • AltspaceVR
  • The Sandbox

②Unreal Engine

2つ目におすすめなのが「Unreal Engine」です。

Unreal Engineは、Epic Gamesによって開発された先進的なゲームエンジンで、高いグラフィックス品質とリアルタイムレンダリング機能が特徴です。

ゲーム開発だけでなく、映画制作、建築ビジュアライゼーション、自動車デザインなど、多岐にわたる産業で利用されています。

ビジュアルスクリプティングシステム「Blueprints」を搭載しているため、プログラミング知識がない初心者でも直感的に操作できる点が魅力です。

Unreal Engineがメタバース構築に特に適している理由は、その圧倒的なビジュアル品質とリアルタイムのパフォーマンスです。

メタバースでは、ユーザーにリアルな体験を提供することが重要であり、Unreal Engineの高度な光源処理や物理シミュレーション機能は、没入感ある仮想環境を作り出すのに最適です。

また、多様なデバイスに対応しているため、PC、スマートフォン、VR/ARデバイスなど、幅広いプラットフォームでメタバースを楽しむことが可能です。

<Unreal Engineで作られた代表的なメタバース関連コンテンツ>

  • Fortniteのクリエイティブモード
  • Robo Recall
  • Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge

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③Roblox Studio

3つ目におすすめなのが「Roblox Studio」です。

Roblox Studioは、Roblox Corporationが提供するゲーム開発プラットフォームです。

直感的なインターフェースと豊富な機能を備えており、プログラミングスキルがない初心者でも、簡単にゲームやバーチャル体験を開発することができます。

Roblox Studioでは、Lua言語を用いたスクリプティングが可能で、これによりゲーム内の動作やイベントを細かくカスタマイズできます。

Roblox Studioがメタバース構築におすすめできる理由は、初心者でも利用しやすい開発環境と、既に確立された大きなユーザーコミュニティにあります。

初心者でも容易にアクセスし、自分だけのバーチャル世界やゲームを作成し、即座に世界中のプレイヤーと共有できる点は、他のプラットフォームにはない大きな魅力です。

また、経済的な側面も備えており、開発者は自分たちの作品を通じて収益を上げることも可能です。

<Roblox Studioで作られた代表的なメタバース関連コンテンツ>

  • Adopt Me!
  • Royale High
  • Bloxburg
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④Minecraft

4つ目におすすめなのが「Minecraft」です。

Minecraftは、Mojang Studiosが開発したサンドボックス型ゲームです。

プレイヤーは無限に広がるブロックで構成された世界で、探索、資源収集、アイテムクラフト、建築などを行います。

特に「クリエイティブモード」では、プレイヤーは無限のリソースを利用して、自由に構造物を建設することができ、この点がMinecraftを非常に特別なプラットフォームにしています。

Minecraftがメタバース構築におすすめできる理由は、その開放的なゲームプレイとクリエイティブな表現の自由度にあります。

ユーザーは、限界なく広がるバーチャルワールド内で自分だけの空間を作り上げることができ、また、Minecraft内でのイベントやクラス、コンサートなど、多様なコミュニティ活動を実現できます。

このような特性は、メタバースの概念に非常に合致しており、ユーザーが自由に世界を構築し、体験を共有できるプラットフォームとして理想的です。

<Minecraftで作られた代表的なメタバース関連コンテンツ>

  • Minecraft Education Edition(教育目的で使用されるバージョン)
  • Block by Block(国連ハビタットとMojangが協力して都市開発プロジェクトに利用)
  • Minecraft Marketplace(ユーザーが作成したコンテンツを共有・販売する場)
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⑤Decentraland(ディセントラランド)

5つ目におすすめなのが「Decentraland(ディセントラランド)」です。

Decentralandは、ブロックチェーン技術を基盤とした仮想空間プラットフォームです。

ユーザーは、このプラットフォーム上で土地を購入し、自分だけの空間を構築、管理し、他のユーザーとの交流やビジネスを展開することができます。

Decentralandの世界は完全に分散型であり、土地やアセットはEthereumブロックチェーン上のノンファンジブルトークン(NFT)として所有されます。

これにより、ユーザーの所有権と取引の透明性が保証されます。

Decentralandがメタバース構築におすすめできる理由は、その革新的なブロックチェーン技術による所有権の管理と、ユーザー主導のコンテンツ創出能力にあります。

ユーザーは自由に土地を購入し、ゲーム、アプリケーション、教育コンテンツ、アート作品など、さまざまな体験を作成して共有することができます。

また、Decentralandのエコシステムは仮想通貨である「MANA」を使用し、土地やアセットの購入、アバターアイテムの取引などが行えます。

このような分散型かつオープンなプラットフォームは、ユーザーが主体的にメタバース世界を形成し、経済活動を行うのに理想的です。

<Decentralandで作られた代表的なメタバース関連コンテンツ>

  • Genesis Plaza
  • Crypto Valley
  • Dragon City
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|メタバースを構築するのにおすすめの空間モデリングツール

メタバースで最も重要なのは「没入感」です。つまり、実際に仮想世界に入っているような感覚を実現することです。

この没入感を高めるために必要になってくるのが「空間モデリングツール」になります。

ここでは、メタバースを構築するのによく使用される空間モデリングツールをいくつかご紹介します。

①Blender

Blenderとは、オープンソース(無料)で提供されている強力な3Dグラフィックソフトウェアです。

3Dモデリング、アニメーション、レンダリング、ポストプロダクション、そしてインタラクティブな3Dアプリケーションの作成まで、幅広い機能を備えています。

プロフェッショナルなクオリティの作品を簡単に作成することが可能であり、その多機能性と拡張性により、映画制作、ビデオゲーム開発、3Dアートなど、様々なクリエイティブ分野で利用されているプラットフォームです。

Blenderがメタバース構築におすすめできる理由は、その高い柔軟性とコストパフォーマンスにあります。

オープンソースでありながら、プロフェッショナルレベルの3Dコンテンツを制作するための機能を網羅している点が大きな魅力です。

メタバースでは、リアルな3D環境やキャラクター、アイテムなどを作成する必要があり、Blenderはこれらの要素をゼロから作り上げるために必要なすべてのツールがある程度揃っています。

<Blenderを利用して作られた代表的なコンテンツ>

  • Sintel
  • Tears of Steel
  • Big Buck Bunny
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②Maya

Mayaとは、Autodesk社によって開発されたプロフェッショナル向けの3Dコンピュータグラフィックスソフトウェアです。

映画、テレビ番組、ビデオゲームの制作において、3Dモデリング、アニメーション、エフェクト、レンダリングなどの幅広い機能を提供します。

その高度なツールセットとカスタマイズ性により、業界のプロフェッショナルから高い評価を受けています。

Mayaがメタバース構築におすすめできる理由は、その強力な3Dモデリングとアニメーション機能にあります。

リアルなキャラクターや環境を作り出すための高度なツールが豊富に用意されており、複雑なシーンや動きを自然に再現することが可能です。

また、Mayaは物理ベースのレンダリングエンジンを搭載しており、リアルな質感や光の効果を表現することができます。

これらの機能は、メタバース内での没入感ある体験を創出する上で非常に重要です。

さらに、プラグインやAPIによる拡張性も高く、特定のプロジェクトニーズに合わせてカスタマイズすることができます。

<Mayaを利用して作られた代表的なコンテンツ>

  • Dinosaur(ディズニー作品)
  • Spider-Man (2002)
  • Ice Age
  • Star Wars: Episode II – Attack of the Clones
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③3ds MAX

3ds MAXとは、Autodesk社によって開発されたプロフェッショナル向けの3Dモデリング、アニメーション、レンダリングソフトウェアです。

映画、テレビ、ゲーム開発、そして建築ビジュアライゼーションなど、幅広い分野で利用されています。

ユーザーフレンドリーなインターフェースと強力なモデリングツールを備え、リアリスティックなテクスチャや照明効果を作成するための高度な機能が特徴です。

3ds MAXがメタバース構築におすすめできる理由は、その高い柔軟性と豊富な機能にあります。

リアルな3Dモデリングと複雑なアニメーションの作成が可能で、ユーザーに没入感のある体験を提供するメタバース環境の開発に最適です。

また、3ds MAXは多様なプラグインと互換性があり、さまざまな外部アプリケーションとの統合が容易なため、メタバースプロジェクトのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。

さらに、Autodesk社の他のソフトウェアとの相互運用性も高く、複数のツールを組み合わせた複雑なワークフローを実現することが可能です。

<3ds MAXを利用して作られた代表的なコンテンツ>

  • 鬼滅の刃
  • 君の名は。
  • Starship Troopers: Invasion
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|作った後はどう活用する?メタバースの活用方法

ここまで、メタバースの作り方にフォーカスして解説してきました。しかし、メタバースは作っただけでは機能しません。

実際にビジネスとして活用することが最も重要といえるでしょう。

ここでは、実際にメタバースはどのようなことに使われているのか、メタバースの活用方法について詳しく紹介します。

オンラインイベントやセミナー

メタバースを活用すれば、オンライン上でイベントやセミナーを開催することができます。

近年では、新型コロナウイルス感染症の蔓延などの影響があり、イベントやセミナーがオンラインで行われる機会は増加しています。

メタバースでは、インターネットを活用するため、時間や場所を問わず、仮想空間を共有できます。

そのため、現地に行くことが難しい方などでも、イベントやセミナーに簡単に参加可能です。

また、メタバースでは、アバターを使用して、大人数の方とコミュニケーションを深められるため、リアルで会うことに抵抗がある方でも、ハードルを低くして、イベントやセミナーに参加できます。

このように、メタバースを用いて、オンライン上でイベントやセミナーするなど、仕事でも活用することが可能です。

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オンラインゲーム

メタバースは、オンラインで他者と交流できるという特徴があるため、ゲーム分野と非常に相性が良いです。

例えば、「あつまれ どうぶつの森」や、「フォートナイト」なども、広義ではメタバースに含まれます。

「あつまれ どうぶつの森」は、用意されたシナリオ通りにゲームを進めていくのではなく、ゲーム上の自分の部屋をアレンジしたり、他者と交流したりする作品です。

「フォートナイト」ば、ゲームの空間の中で、他のフレンドとつながり、チャットしながら、ゲームを進めていく作品です。

このように、ゲームにメタバースを取り入れることで、リアルで話しているかのような感覚で他者と交流できるため、コミュニケーションの活性化につなげることができます。

近年では、テレワークで仕事をする従業員も増えているため、孤独感や不安感などを解消する目的で、メタバースを活用したゲームを行う人も増えているかもしれません。

バーチャルライブ

コロナウイルス感染症の蔓延により、アーティストのライブなどに代表される極端に人が密集するようなイベントは、自粛を余儀なくされています

しかし、その解決策としてメタバース技術を活用したバーチャルライブは非常に注目されています。

例えば、2019年に開催された「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」では、メタバースを活用して、会場を再現して、現地に来れない方でも、ライブを実際に体験できる試みが行われています。

また、超人気バンド「RADWIMPS」もバーチャルライブを行うなど、アーティストのメタバース参入も増加の一途をたどっている最中です。

このように、メタバースを活用したバーチャルライブを開くことで、場所を問わずライブを楽しむことが可能です。

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|【無料体験版あり!】おすすめメタバースプラットフォーム5選

ここからは、メタバース構築でおすすめのプラットフォームを厳選してご紹介します。

XR CLOUD

出典:https://xrcloud.jp/biz/

XR CLOUDとは、monoAI technology社が提供する革新的なメタバースプラットフォームです。

講演会・展示会・ショッピングモール・バーチャルツアー・パーティー・ファンミーティングなど、多種多様なイベントを構築できるという特徴があります。

また、大学やテレビ局など業種問わず、さまざまな企業で導入されている実績があります。

XR CLOUDでは、1000人規模の大人数が同時接続可能なバーチャル空間の活用を実現できます。

また、音声機能が優れているため、実際に会話しているような感覚で会議を行うことが可能です。

ブラウザ版とアプリ版の両方に対応しているため、利用環境に制限が少なく、PCやスマホなどあらゆるデバイスで利用可能です。

XR CLOUDを無料で体験してみる!

cluster

出典:https://cluster.mu/

clusterとは、クラスター社の提供しているメタバースを構築できるプラットフォームのことです。

clusterでは、PC・スマホ・VR機器など、さまざまなデバイスを使用できるという特徴があります。

また、自分だけのアバターを作成することも可能です。

さらに、「Creator Kit」というツールが用意されているため、自分の思い浮かべる世界を自由自在に作り出すことができます。

また、clusterではさまざまなイベントが随時開催されており、好きなイベントに参加して仲間たちとワイワイすることも可能です。

clusterについてはこちらの記事をチェック!

メタバースプラットフォームcluster(クラスター)とは?特徴やできることを分かりやすく解説!
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VRChat

出典:https://hello.vrchat.com/

VRChatとは、ユーザーが仮想現実(VR)内で他の人と交流できるメタバースプラットフォームです。

2014年にサービスを開始して以来、世界中から多くのユーザーが集まるコミュニティとして成長し、現在では最も規模の大きいメタバースプラットフォームの一つにもなりました。

VRChatの最大の魅力は、世界中の人々とリアルタイムで交流できる点にあります。

音声チャットやジェスチャーを使用して、自然な形でコミュニケーションを楽しむことが可能です。

また、コンサートや講演会、ワークショップなど、多種多様なイベントがVRChat内で定期的に開催されます。

これらのイベントに参加することで、新しい知識を得たり、趣味を共有する友達を作ることができます。

VRChatについてはこちらの記事をチェック!

「cluster」と「VRChat」はどう違う?両サービスの概要から特徴を解説
「cluster」と「VRChat」はどう違う?両サービスの概要から特徴を解説

CYZY SPACE

出典:https://cyzyspace.io/

CYZY SPACE(サイジー・スペース)は、クラウドVRサービスとして提供される新しいタイプのメタバースプラットフォームです。

本プラットフォームは、特に展示会やイベント、オープンキャンパス、ショールームといった用途に特化しており、ユーザーが自社に合わせた仮想空間を簡単に構築し運用することができるよう設計されています。

CYZY SPACEの魅力はその多様性にあり、ギャラリーやモール、ガーデンといったさまざまなテーマの空間で、目的に応じて最適な空間を選択できます。

また、最大で1000人までが同時に接続できる大人数プランを利用すれば、これまで実現しづらかった大規模なバーチャルイベントの開催も可能になります。

さらに、CYZY SPACEでは自動化AIアバターやChatGPTを活用したコミュニケーションが可能で、ユーザーはより快適に交流を楽しむことも可能です。

教育機関や企業研修での利用も想定されており、オンラインでの授業やワークショップの実施にも活用できるため、幅広いシーンでの利用が期待されています。

V-expo

出典:https://v-expo.jp/

V-expoは、ビジネスや教育、イベントなど様々なシーンで利用できるメタバースプラットフォームです。

イベントの開催や交流を目的とした仮想空間の提供に特化しており、パソコンやスマートフォンなどのWebブラウザからアクセス可能です。

V-expoは、懇親会や交流会、講演会、展示会など多彩なイベントでの利用が想定されており、1000人規模の大規模なホールやskyパーク、ギルドホールなど、様々なタイプの会場を利用することができます。

サポート体制も非常に手厚く、メタバースを利用したことがない企業でも、導入準備から本番当日の運営までサポートを受けることができるため、スムーズにイベントを開催することが可能です。

操作性やカスタマイズ性の高さも特徴で、初心者から経験者まで幅広いユーザーに利用しやすい設計になっています​。

V-expoについてはこちらの記事をチェック!

V-expoとは?PC、スマホのブラウザから簡単に参加できるメタバースについて紹介
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|メタバースを構築するならまずはXR CLOUDを体験してみよう!

本記事では、メタバースの構築の仕方がわからない方に向けて、必要なスキル、プログラミング言語、ツールなどを網羅的に紹介しました。

今後もあらゆる活動がメタバース化されていく動きが予想されるため、メタバースの動向には常に目を光らせておきましょう。

しかし、実際に体験してみるのが最も手っ取り早い手段の一つです。

そんな時は、「XR CLOUD」をぜひお試しください。

XR CLOUDでは、講演会や展示会、ショッピングモールなど、多種多様なイベントを構築できるという特徴があり、あらゆる企業で導入されている実績があります。

資料請求やご相談は無料なので、以下のリンクからぜひメタバースの世界を体験してみてください。

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