メタバースをビジネス活用したい!と思っても、どこの企業に相談をすれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
メタバースは、国内外の多くの企業が参入を進めており、その取り組みは業界や規模を問わず多岐にわたります。
本記事では、注目すべきメタバース関連企業を特徴を踏まえてご紹介します。
また、企業がメタバースを導入するメリットや成功ポイントについても説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
音楽ライブ、ビジネス展示会、ショッピングモールなど
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資料をダウンロードする|メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上に構築された仮想空間のことを指し、ユーザーはアバターを通じて他のユーザーと交流したり、バーチャルなイベントや経済活動を行ったりすることができます。
メタバースは単なるゲームやエンターテイメントの場にとどまらず、ビジネス、教育、医療など様々な分野での活用が期待されています。
例えば、バーチャルオフィスでのリモートワークや、仮想空間での商品販売、オンラインイベントの開催などが可能です。
メタバースは現在も発展途上の概念であり、明確な定義は確立されていません。
しかし、テクノロジーの進化とともに、より現実世界に近い体験や、現実と仮想の境界を超えた新たな可能性を秘めた空間として注目を集めています。

|企業がメタバースを導入するメリット
ここでは、企業がメタバースを導入するメリットについてご紹介します。
顧客体験の向上とエンゲージメント強化
企業がメタバースを導入することで、ユーザーに対して全く新しい顧客体験を提供できます。
メタバース内では仮想空間を自由に歩き回り、商品やサービスをリアルに近い形で体験可能です。
例えば、バーチャルショップでは実際の店舗のように商品を手に取ったり、試着したりと、リアルな購買体験を提供できます。
これにより顧客満足度が向上し、エンゲージメントが高まるため、ブランドロイヤリティの強化にもつながります。
また、メタバースを活用したイベントやキャンペーンを開催することで、ユーザーとのインタラクションを促進し、顧客データの収集やユーザー行動の分析が容易になるというメリットもあります。

リモートワーク環境の高度化とコスト削減
企業がメタバースを活用することで、リモートワーク環境の質を大きく向上させることが可能になります。
仮想オフィスやバーチャル会議室を利用すれば、従業員がどこにいてもまるで実際に同じ空間にいるような感覚でコミュニケーションがとれ、よりリアルな協働作業が可能になります。
また、メタバース内でのトレーニングや研修を行うことで、教育や研修にかかる移動費用や施設の運営コストを大幅に削減できます。
さらに、企業説明会や採用イベントなどもオンライン上で実施可能になり、コスト効率的に人材獲得を進めることができます。
新たな市場機会の創出と競争力強化
メタバースへの進出は、新たな市場機会を創出し、企業の競争力を強化します。
メタバースという新たな市場では、これまで現実世界で実現困難だったサービス展開や商品開発が可能となります。
例えば、バーチャルアイテムやデジタルコンテンツの販売など、新しいビジネスモデルを構築できます。
特に若年層を中心にデジタル空間への関心が高まっている中で、早期にメタバース市場へ参入することはブランドイメージの先進性を示すとともに、市場における先行者利益を享受することにもつながります。
|国内のメタバース企業11選
日本国内でもメタバース関連の企業が急速に増えています。
ここでは、注目の国内メタバース企業11社を紹介します。
monoAI technology株式会社
monoAI technology株式会社は、多人数同時接続が可能なメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」を提供しています。XR CLOUDは、ビジネス用途に特化したプラットフォームであり、企業の採用イベント、講演会、展示会、オフィスなどに使用されています。
【特徴】
- 数万人規模の多人数同時接続が可能なメタバースであるため大規模イベントに最適
- 高度なカスタマイズが可能
- 幅広いデバイスに対応
- ブラウザからシームレスにアクセス可能
株式会社Cluster
株式会社Clusterは、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営しています。
clusterは、スマートフォンやPC、VR機器から簡単にアクセスでき、音楽ライブやカンファレンスなどのイベントを開催できるのが特徴です。
【特徴】
- マルチデバイス対応
- カスタマイズ可能なアバターシステム
- ユーザー独自の仮想空間構築が可能
株式会社HIKKY
HIKKYは、世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」を主催しています。
また、「パラリアルワールドプロジェクト」を展開し、現実世界の都市をメタバース上に再現する取り組みも行っています。
【特徴】
- 世界最大規模のVRイベント運営実績
- VR/ARコンテンツ制作の専門性
- クリエイターや企業がバーチャル空間内で商業活動を展開
株式会社Urth
Urthは、法人向けメタバースプラットフォーム「metatell」を提供しています。
metatellは、建築デザイナーがオリジナル空間を設計するため高品質なメタバース空間を制作できます。
【特徴】
- ブラウザから簡単アクセス
- 直感的な操作性
- オリジナルアバター機能が充実
株式会社Synamon
Synamonは、ファンマーケティング向けメタバースプラットフォーム「SYNMN」を運営しており、ユーザー参加型の体験構築を可能にしています。
【特徴】
- メタバース構築の専門コンサルティング在中
- ファンマーケティングに特化したサービス
- 技術と企画の両面からのサポート
REALITY株式会社
REALITYは、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を開発・運営しています。
ユーザーは自分だけのオリジナルアバターを作成し、モーションキャプチャー技術を用いたリアルなライブ配信を行うことができます。
【特徴】
- カスタマイズ性の高いアバター作成システム
- ライブ配信とコミュニケーション機能
- エンターテインメント特化型メタバース
株式会社VARK
VARKは、自社開発のメタバース「VARK」を運営しています。
VARKは、エンターテイメントに特化したメタバースで、バーチャルライブイベントの開催が可能です。
【特徴】
- バーチャルライブイベント特化型メタバース
- リアルな臨場感を再現する技術
- アバターを通じたコミュニケーション機能
株式会社V
株式会社Vは、企業のメタバース領域への参入を総合的に支援している会社です。
VRChatやZEPETO、Roblox、Fortniteなど主要なメタバースプラットフォーム上でのワールド制作、アバターや衣装アイテムの開発、さらに国内最大級のコミュニティを活用した効果的なプロモーションまで一気通貫で提供しています。
【特徴】
- VRChat、Robloxなど人気プラットフォームでの高品質なワールド・アイテム制作
- 国内最大級のコミュニティを活用した販売プロモーション
- メタバースカルチャーを発信する独自メディア展開
株式会社HIKKY
式会社HIKKYは、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」を中心に、メタバースおよびXR分野で多様なソリューションを提供しています。
世界中から130万人以上が参加するバーチャルマーケットでは、3Dアイテムや実在商品の売買、音楽ライブなど、バーチャルならではの体験を提供しています。
【特徴】
- 世界最大級のバーチャルマーケットイベント運営
- ブラウザだけでアクセス可能な「Webメタバース」の展開
- 誰でも簡単にアバター作成が可能な「Avatar Maker」サービス
株式会社Gugenka
株式会社Gugenkaは、XRコンテンツ制作を中心にメタバース分野で活躍するクリエイティブスタジオです。特にスマホアプリ「Holomodels®」や「MakeAvatar™」など、手軽にデジタルフィギュアやオリジナルアバターを作成できるサービスを展開しています。
アニメなどのIPを活用したコラボ企画や、リアルとバーチャルが融合した次世代の体験を提供しています。
【特徴】
- 簡単にアバター制作・共有が可能な「MakeAvatar™」アプリ展開
- VRChat公式パートナーとして多彩なメタバースイベントを企画
株式会社ambr
株式会社ambrは、拡張性の高い基盤技術「xambr(クロスアンバー)」を活用し、ユーザー体験にこだわったメタバース構築を支援しています。
アバターシステムや多様なコミュニケーション機能を充実させ、バーチャル空間をマルチデバイス対応で提供しています。
【特徴】
- アバターやボイスチャットなど、充実したコミュニケーション機能
- 快適で楽しいデザインを追求したバーチャルワールド設計
- VRデバイスやPCなど、マルチデバイス間でのクロスプレイ対応
|海外のメタバース企業4選
ここでは、メタバース領域で注目される海外の企業4社を、事業内容と特徴に分けて解説します。
Meta
Metaは、VRヘッドセット「Quest」シリーズの開発・販売や、メタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」の運営を行っています。
【特徴】
- 巨大なユーザーベースと豊富な資金力
- VRハードウェアとソフトウェアの両方を開発
- 他社との戦略的パートナーシップの構築
Decentraland
Decentralandは、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型メタバースプラットフォームです。
ユーザーは仮想土地「LAND」を購入し、その上にコンテンツを作成・公開できます。
【特徴】
- ブロックチェーン技術を活用した分散型運営
- ユーザー所有の仮想土地「LAND」システム
Roblox
Robloxは、ユーザーが自由にゲームを作成し、他のユーザーと共有できるゲームプラットフォームを展開しています。
プラットフォーム上では、数百万のユーザー作成ゲームが公開されており、ユーザーはこれらのゲームを無料でプレイできます。
【特徴】
- ユーザー生成コンテンツ(UGC)中心のプラットフォーム
- 日本でもユーザーが多くα世代に人気
- 教育分野での活用実績がある
VRChat
VRChatは、ユーザーが自由にアバターや仮想空間(ワールド)を作成し、他のユーザーとコミュニケーションを取れるソーシャルVRプラットフォームを運営しています。
【特徴】
- 高度なカスタマイズ可能なアバターシステム
- ユーザー作成のワールドの多様性
- アクティブなクリエイターコミュニティがある
|メタバース活用の成功ポイント
メタバースを効果的に活用し、ビジネスを成功に導くためには、以下のポイントが重要です。
明確な目的と戦略の設定
メタバース活用の目的を明確にし、具体的な戦略を立てることが不可欠です。
単に流行に乗るのではなく、自社のビジネスにどのような価値をもたらすかを十分に検討しましょう。
例えば、新規顧客の獲得、ブランド認知度の向上、業務効率化など、具体的な目標を設定することが重要です。
ユーザー体験の重視
メタバースの大きな特徴は、没入感のある体験を提供できることです。
ユーザーにとって魅力的で直感的な体験を設計することが成功の鍵となります。
3D空間やアバターを活用し、現実世界では実現できない体験を提供することで、ユーザーの興味を引き付け、継続的な利用を促すことができます。
コミュニティ形成の促進
メタバースの強みの一つは、ユーザー同士のコミュニケーションを促進できることです。
活発なコミュニティを形成することで、ユーザーの滞在時間が増加し、サービスへの愛着も高まります。
イベントの開催やユーザー参加型のコンテンツ制作など、コミュニティ活性化のための施策を積極的に実施しましょう。
セキュリティとプライバシーの確保
メタバース内でのユーザーの安全とプライバシーを守ることは、信頼性の高いサービスを提供する上で不可欠です。
個人情報の保護、不適切な行為の防止、デジタル資産の安全な管理など、包括的なセキュリティ対策を講じる必要があります。
これらのポイントを踏まえてメタバースを活用することで、顧客との新しい接点を作り、ビジネスの拡大やブランドの強化につなげることができます。
|まとめ
メタバースは、現実世界と仮想空間を融合させる新たなプラットフォームとして、多くの企業が参入し、様々なビジネスチャンスを生み出しています。
メタバースは今後も成長が期待される分野であり、様々な業界での活用が進むことで、新しいビジネスモデルやサービスが誕生するでしょう。
企業は、この変革に対応するために柔軟かつ戦略的なアプローチが求められます。
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