近年、VRゴーグルは私たちの日常に新たな体験をもたらしています。
ゴーグルを装着することで、まるでその場にいるような臨場感と没入感を得られるため、エンターテインメントはもちろん、医療や教育、ビジネスの分野でも幅広く活用されています。
本記事では、VRゴーグルの魅力から選び方、さらにおすすめのVRゴーグルを紹介しますので、是非最後までご覧ください。
monoAI technologyではDX推進やデジタルツイン導入を検討しているお客様に対して、物流倉庫や建築現場での作業訓練VRやVRシミュレーションコンテンツ制作を行っております。
お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください。
目次
- 1 |VRゴーグルの魅力
- 2 |VRゴーグルの種類
- 3 |VRゴーグルの選び方
- 4 |おすすめVRゴーグル23選
- 4.1 ◆ダイソーなどの100均製VRゴーグル
- 4.2 ◆タタミ2眼(ハコスコ)
- 4.3 ◆エレコム VRG-M02RBK
- 4.4 ◆サンワサプライ MED-VRG6
- 4.5 ◆VR Aesval VRゴーグル
- 4.6 ◆Meta Quest 2
- 4.7 ◆Meta Quest 3
- 4.8 ◆Meta Quest Pro
- 4.9 ◆Pico 4
- 4.10 ◆Pico Neo3 Link
- 4.11 ◆VIVE Focus 3
- 4.12 ◆Nreal Air(エンリアルエアー)
- 4.13 ◆VITURE One
- 4.14 ◆VIVE Flow
- 4.15 ◆HTC VIVE Cosmos Elite
- 4.16 ◆HTC VIVE XR Elite
- 4.17 ◆VALVE INDEX
- 4.18 ◆Varjo Aero(ヴァルヨエアロ)
- 4.19 ◆DPVR E3-4K ゲーミングコンボ
- 4.20 ◆Apple Vision Pro
- 4.21 ◆Varjo XR-4
- 4.22 ◆HoloLens 2
- 5 |まとめ
|VRゴーグルの魅力
VRゴーグルは、従来の映像体験をはるかに超え、ユーザーに没入感のあるバーチャルな世界を提供します。
このデバイスの最大の魅力は、物理的な制約を超えて、リアルな映像体験を実現できる点にあります。
VRゴーグルを通して見る世界はまるで現実のように錯覚し、3D映像の中に「自分がいる」という感覚が生まれます。
この臨場感は、エンターテインメントやゲームのみならず、医療や教育、ビジネスの場面においても多様な応用が期待されています。
例えば、リモートワークや会議が普及する昨今では、仮想空間での会議や研修が増加しており、VRゴーグルの需要が急速に高まっています。
こうした利用シーンの広がりが、VRゴーグルの新たな価値を生み出しているのです。
|VRゴーグルの種類
VRゴーグルには、利用シーンや技術の違いによってさまざまな種類が存在します。
主に次の3つのタイプに分類され、それぞれ特徴があります。
1. スマートフォン装着型
スマートフォン装着型は、VRゴーグルの中でも比較的手軽で、スマートフォンをゴーグルに取り付けて使うタイプです。専用アプリを起動し、ゴーグルに装着することで、映像が立体的に見えるようになります。手軽にVRを楽しめるため、初心者にも人気があり、価格も比較的安価なのが特徴です。ただし、スマートフォンの性能に依存するため、映像の質は高性能な専用ゴーグルに比べると劣る場合もあります。
2. 一体型(スタンドアロン)タイプ
一体型タイプのVRゴーグルは、スマートフォンやパソコンを必要とせず、単体で動作するのが特長です。専用のコンピューターやバッテリーを内蔵しているため、ケーブルが不要で持ち運びも簡単です。ゲームや動画など多様なVRコンテンツが単体で楽しめるため、手軽さと高い没入感を兼ね備えています。また、操作も直感的で分かりやすいものが多く、初めての方でも扱いやすいのが魅力です。
3. 高性能PC接続型
PC接続型のVRゴーグルは、専用の高性能パソコンと接続して使用するタイプです。このゴーグルは、パソコンの性能を活かして、非常に高精細な映像や複雑な動きを伴うVR体験を実現します。ゲームやシミュレーションなど、より本格的なVR体験を求める方に適しており、特に映像の滑らかさや応答速度にこだわりたい場合に最適です。高性能なパソコンが必要になるため、初期の導入コストがやや高いですが、プロフェッショナル用途や高品質な体験を重視するユーザーに選ばれています。
|VRゴーグルの選び方
おすすめのVRゴーグルをみていく前に、まずはVRゴーグルの選び方のポイントを理解しておきましょう。
VRゴーグルを検討する際は、以下の選び方がおすすめです。
- 価格で選ぶ
- 種類で選ぶ
- 重さや装着感で選ぶ
- 解像度、視野角、リフレッシュレートで選ぶ
- トラッキング性能で選ぶ
- その他の便利機能や性能で選ぶ
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
①価格で選ぶ
VRゴーグルは、種類によってかなり価格が変わります。
後述しますが、VRゴーグルには大きく分けて「スマホ接続型」と「スタンドアロン型」と「PC接続型」の3種類があります。
<VRゴーグルの平均価格帯>
- スマホ接続型:5,000円〜15,000円程度
- スタンドアロン型:40,000円〜120,000円程度
- PC接続型:100,000円〜200,000円程度
このように、VRゴーグルは種類によってかなり値段が変動します。
また、専用コントローラーなどの付属品をセットで購入するとなると、さらに多くのお金が必要です。
決して安い買い物ではないので、慎重に判断しましょう。
②種類で選ぶ
先述したように、VRゴーグルは大きく分けて3種類に分類されます。
タイプに応じてそれぞれ特徴が違うので、しっかりと違いを把握することが重要です。
1.スマホ接続型VRゴーグル
- スマホをゴーグルにセットして使うタイプ
- 簡単に持ち運びできて手軽にVR体験を楽しめる
- VR体験の品質はスマホの性能に左右される
- 価格帯は最も安い
- とりあえずVRを試してみたい人向け
2.スタンドアロン型VRゴーグル
- 単体で動作するので持ち運びが可能でスマホやPCが不要なタイプ
- 内蔵のプロセッサーやバッテリーで動作するのでワイヤレスで使用できる
- インサイドアウトトラッキング(センサー内蔵型)が多く、中程度の没入感
- 価格帯はデバイスによってかなり開きがある
- ゲームや映画をVRで楽しみたい人向け
3.PC接続型VRゴーグル
- 高性能PCと接続して使用するタイプ
- 高解像度で最もリアルなVR体験が可能
- アウトサイドイントラッキング(外部センサー型)を利用するならコレ
- 価格帯は最も高い
- 体の動きなども精確に反映した最先端のVR体験をしたい人向け
このように、それぞれのタイプに応じて使用感がかなり変わってきます。
なお、幅広い人におすすめできるのは「Meta Quest」などに代表されるスタンドアロン型のVRゴーグルです。
③重さや装着感で選ぶ
VRゴーグルを購入する際には重さや装着感を確認することも重要です。
VRゴーグルを長時間装着していると、思っているよりもかなり首や肩に負担がかかります。
また、重いゴーグルやフィット感の悪いゴーグルは、動くたびにズレたり揺れたりすることがあります。
ズレると視界が不安定になり、VR酔いを引き起こす可能性が高いです。
こういったトラブルを防ぐために、多くのVRゴーグルにはヘッドストラップの調整機能やクッション材があり、顔の形状やヘアスタイルに合わせてフィット感を調整できます。
しかし、製品によってこの辺りはかなり変わってくるので、できれば購入前に家電量販店などで装着感を確かめるようにしましょう。
メガネをかけたままでも視聴できるかも重要!
普段メガネをかけている人は、メガネをかけたままでも視聴できるかも確認しておきましょう。
スタンドアロン型やPC接続型のVRゴーグルの多くはメガネをかけたままでも使用できますが、スマホ接続型はゴーグルの内部スペースが狭いので使用できないことも多いです。
なお、一部のVRゴーグルはピント調整機能があり、メガネをかけずに視力を補正できるため、メガネを外しても快適に使用できます。
④解像度、視野角、リフレッシュレートで選ぶ
VRゴーグルのスペック表をみると、必ずといっていいほど解像度・視野角・リフレッシュレートという項目があります。
1.解像度(Resolution)
画面に表示されるピクセルの数を表します。ピクセルが多いほど、画面に映し出される映像が鮮明で細かくなります。
平均値としては、片目あたり1440×1600ピクセルから2160×2160ピクセル程度です。
2.視野角(Field of View, FOV)
VRゴーグルを装着したときに見える視界の広さを示します。単位は度(度数)で表されます。広い視野角のゴーグルは、より広範囲の映像を一度に見れるので没入感が高いです。
90度から110度が一般的な範囲です。(※最新の高性能モデルでは110度以上の視野角)
3.リフレッシュレート(Refresh Rate)
画面が1秒間に何回更新されるかを表します。単位はヘルツ(Hz)です。
リフレッシュレートが高ければ高いほど滑らかな映像を楽しめます。
平均値としては60Hzから144Hzが一般的です。
上記は主にディスプレイの品質に関わるものですが、ディスプレイ品質はVR体験を大きく左右します。
もちろん高性能になればなるほど価格も上がりますが、なるべくこだわりたいのが正直なところです。
⑤トラッキング性能で選ぶ
VRゴーグルには「トラッキング性能」が備わっている場合がほとんどです。
トラッキングとは、ユーザーの頭や手の動きを追跡してそれを仮想空間に反映させる技術です。
この辺りは専門用語がかなり出てくるので一つずつ確認していきましょう。
1.どのトラッキング方式なのか
トラッキング方式は大きく分けて4種類です。
- アイトラッキング:視線を追跡し、自然な操作と効率的なレンダリングを実現する
- ハンドトラッキング:手や指の動きを追跡し、直感的な操作を可能にする
- ヘッドトラッキング:頭の動きを追跡し、視界を仮想空間に反映する
- ボディトラッキング:全身の動きを追跡し、よりリアルな体験を実現する
それぞれできることが違うので、必ず確認しておきましょう。
2.3DoFなのか6DoFなのか
DoF(Degrees of Freedom)とは、日本語で「自由度」を指します。簡単にいえば、動きをどれだけの方向で追跡できるかを表すものです。
DoFは「3DoF」と「6DoF」という2つの種類があります。
3DoFは、頭の回転のみを追跡するものです。動画の視聴やシンプルなVRアプリを楽しむだけなら、3DoFで十分です。
6DoFは、頭の回転に加えて、前後、左右、上下の位置移動も追跡します。FPSゲームやインタラクティブなVR体験をしたい場合は、6DoFが必須です。
3.センサー内蔵型なのか外部センサー型なのか
センサー内蔵型(インサイドアウトトラッキング)は、簡単にセットアップしてどこでも使えるため、スペースが限られた場所や持ち運びが多い場合に適しています。
外部センサー型(アウトサイドイントラッキング)は、設置に手間がかかりますが、トラッキングの精度が非常に高いため、広い部屋での使用や精密な動きが必要な場合に適しています。
トラッキング性能の部分はごちゃごちゃになりやすいので、しっかりと覚えておきましょう。
⑥その他の便利機能で選ぶ
VRゴーグルには多くの便利機能が備わっています。
以下の便利機能や性能面については確認しておくことをおすすめします。
- IPD調整機能: 瞳孔間距離を調整できるため、視界がクリアになって目の疲れを軽減できる
- 内蔵オーディオ: 高品質な内蔵スピーカーやヘッドフォンが搭載されており、外部ヘッドフォンが不要で没入感が高まる
- バッテリー持ち:充電の手間を省けて長時間使用に最適
- 拡張性と互換性: 拡張性や互換性の高いゴーグルは追加のトラッカーやコントローラーとの連携が可能
- アプリケーションの豊富さ: 多様なアプリやゲームが揃っていると、長く楽しむことができる
これらの機能を考慮することで、より快適で便利なVR体験を楽しむことができます。
|おすすめVRゴーグル23選
ここからは、おすすめのVRゴーグルをご紹介します。
◆ダイソーなどの100均製VRゴーグル
現状で最も安いVRゴーグルはダイソーなどの100円均一で販売しているVRゴーグルです。なお、100円ショップとはいっても、VRゴーグルは500円です。
ダイソーのVRゴーグルは価格のわりには多機能で、ヘッドバンドが調整可能で伸縮性があり、レンズの位置調整機能もついています。
さらに、充電ケーブルやイヤホンを接続できる穴も備えています。
ただし、やはり値段に応じた作りになっており、評判はあまり良くありません。
スマホ接続型に分類されますが、少しお金に余裕があるのならもう少し高水準の製品を選びましょう。
◆タタミ2眼(ハコスコ)
タタミ2眼(ハコスコ)は段ボール製のVRゴーグルです。
スマホをセットするだけで手軽に体験することができるのが特徴で、Google Cardboard用のアプリやYouTubeの360度動画などをスマホに映してVRモードで体験できます。
そのお手頃な価格や組み立ての簡単さから、VR初心者にも敷居が低く、幅広い年齢層におすすめです。
本体参考価格 | 850円(税込/送料別) |
タイプ | スマホ接続 |
解像度 | スマホ依存 |
リフレッシュレート | スマホ依存 |
トラッキング性能 | スマホのセンサーに依存 |
ピント調節機能の可否 | モデルによる |
本体サイズ | 162 x 130 x 85 mm |
重量 | 非公開(段ボール製で非常に軽量) |
◆エレコム VRG-M02RBK
エレコムのVRG-M02RBKは、2021年6月に発売された「本格的なVR体験を、リーズナブルな価格で」がキャッチコピーのVRゴーグルです。
◆高品質非球面レンズによるクリアな映像◆
歪みを抑えた非球面レンズを採用しており、クリアで鮮明な映像が楽しめる
◆調整可能な装着感◆
軽量設計に加え、顔に当たる部分にクッション素材を使用し、長時間の使用でも疲れにくい。ヘッドバンドも調整可能で、さまざまな頭のサイズにフィットします。
◆広視野角とピント調節機能◆
広視野角設計により、没入感の高いVR体験が可能です。ピント調節機能も備えており、個々の視力に合わせた最適な視野を実現します。
エレコム VRG-M02RBKは、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルとして、初めてのVR体験に最適なゴーグルです。
手軽に始められるので、幅広いユーザーにおすすめです。
本体参考価格 | 約3,000円 |
タイプ | スマホ接続 |
解像度 | スマホ依存 |
リフレッシュレート | スマホ依存 |
トラッキング性能 | スマホのセンサーに依存 |
視野角 | 120度 |
ピント調節機能の可否 | あり |
本体サイズ | 182.0×130.0×94.0mm(バンド部除く) |
重量 | 約275g |
◆サンワサプライ MED-VRG6
サンワサプライ MED-VRG6は、2020年4月に発売されたBluetoothコントローラーとヘッドホンを内蔵した高品質なスマホ用VRゴーグルです。
◆高品質な光学レンズと広視野角◆
約100度の視野角と高品質な光学レンズにより、クリアで没入感のある映像体験が可能
◆快適な装着感と調整可能なピント◆
調整可能なヘッドバンドとソフトなフェイスパッドにより、長時間の使用でも快適。ピント調整機能も搭載されており、視力に不安があるユーザーでも安心して使用できる
◆Bluetoothコントローラーとヘッドホン内蔵◆
Bluetoothコントローラーにより、スマホをセットするだけで簡単に操作可能。ヘッドホン内蔵で、リアルな音響体験も評価ポイント
スマホ接続型では中価格帯ですが、値段の割には性能が高いと評判なので、スマホ用でもある程度の高性能を求める人におすすめです。
本体参考価格 | 8,030円(税込) |
タイプ | スマホ接続型 |
解像度 | スマホ依存 |
リフレッシュレート | スマホ依存 |
トラッキング性能 | 3DoF(ヘッドトラッキング) |
視野角 | 約100度 |
ピント調節機能 | あり |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 約300g |
◆VR Aesval VRゴーグル
VR Aesval VRゴーグルは、コスパが高いと評判のVRゴーグルです。
◆調整可能な視野と焦点距離◆
瞳孔間距離と焦点距離を調整することで、最適な映像体験が可能
◆メガネ対応なので安心◆
メガネをかけたままでも快適に使用できる設計
◆高品質な非球面光学レンズ◆
非球面光学レンズを採用し、クリアで歪みの少ない映像を楽しめる
価格帯も比較的安く、内蔵ヘッドホンによる音質も良好で、臨場感のある音響体験が楽しめる点は評価できますが、重さが600gと若干重めなので長時間使用には向いていないかもしれません。
本体参考価格 | 約5,000円前後 |
タイプ | スマホ接続型 |
解像度 | スマホに依存 |
リフレッシュレート | スマホに依存 |
トラッキング性能 | 3DoF(ヘッドトラッキング) |
視野角 | 120度 |
ピント調節機能 | あり |
本体サイズ | 23.5 x 21.5 x 11 cm |
重量 | 600g |
◆Meta Quest 2
Meta Quest 2は、2020年10月にリリースされたMeta社製のVRゴーグルです。
現状で最も人気のVRゴーグルの一つであり、「スタンドアロン型といえばコレ!」と言えるほどの知名度を誇ります。
◆スタンドアロン型の中ではかなり安い◆
スタンドアロン型VRヘッドセットの中でも最も安価なモデルの一つなので、VRを初めて体験する人にとって最適
◆互換性が最も高いVRゴーグル◆
ほとんどのVRコンテンツはMeta Questシリーズを標準規格としているので、遊べるコンテンツの幅が広い
◆高度なトラッキング技術◆
内蔵のカメラを使ったインサイドアウトトラッキング技術を搭載しているので、スムーズで没入感のある体験ができる
一般ユーザーが楽しめるようなコンテンツにはほぼ全て対応しているので、迷っているのならまずはMeta Quest 2をおすすめします。
本体参考価格 | 128GBモデル: 3万9600円(税込) 256GBモデル: 4万6200円(税込) |
タイプ | スタンドアロン(PC接続も可) |
解像度 | 1832 x 1920ドット(片目) |
リフレッシュレート | 60、72、90 Hz、120Hz(Oculus Linkのみ) |
トラッキング性能 | 6DoF |
視野角 | 約90度 |
ピント調節機能 | 58、63、68mmの3段階 |
本体サイズ | 295.5×191.5×102mm |
重量 | 503g |
◆Meta Quest 3
Meta Quest 3は、Meta社が2023年秋に発売した「Meta Questシリーズ」の最新モデルです。
◆GPU処理能力が約2倍に向上◆
Snapdragon XR2 Gen 2チップセットを搭載し、前機種と比較してGPU処理能力が約2倍に向上。ゲームのグラフィック性能や読み込み時間の短縮、高負荷時のフレームレートが大幅に改善。
◆画質も30%向上◆
解像度は片目あたり2064×2208ピクセルで、Meta Quest 2より30%向上。新しいパンケーキレンズにより視界全体がクリアで鮮明になり、視野角も広がっています。
◆さらに洗練されたデザインへ◆
ヘッドセットのデザインはより洗練され、40%のスリム化に成功。バランスの取れた重量配分により、長時間の使用でも快適。
前モデルのMeta Quest 2よりも値段は約3〜4万円ほど高くなりますが、乗り換えを検討する人が続出しているので十分に価格に見合った性能のVRゴーグルといえるでしょう。
本体参考価格 | 74,800円(税込) |
タイプ | スタンドアロン(PC接続可) |
解像度 | 4128×2208ピクセル(両眼) |
リフレッシュレート | 72Hz/80Hz/90Hz/120Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(インサイドアウト) |
ピント調節機能 | 有り |
本体サイズ | 184×160×98mm |
重量 | 515g(Meta Quest 2は503g) |
◆Meta Quest Pro
「Meta Quest Pro」はMeta(旧Facebook)が2022年10月25日に発売した高性能スタンドアロンVRゴーグルで、Meta Questシリーズの中では最もハイエンドのモデルです。
◆MR体験には最適のモデル◆
Snapdragon XR2+チップセットを搭載し、12GBのRAMと256GBのストレージを備えているので、VRおよびMR体験が非常にスムーズ。
◆最高性能のトラッキング性能◆
専用のTouch Proコントローラーにも内蔵カメラがあり、独自にトラッキングを行うため、ヘッドセットの視界から外れても正確なトラッキングが可能。
◆解像度はQuest3に劣るが量子ドット技術を採用◆
最先端の量子ドット技術を使用しているので色彩の再現性が高く、暗いシーンでも鮮やかな色合いを表現。
Meta Questシリーズの中で価格は最も高額になりますが、本モデルであれば不便を感じることはかなり少ないでしょう。
本体参考価格 | 155,950円(税込) |
タイプ | スタンドアロン |
解像度 | 1800×1920ピクセル(片眼) |
リフレッシュレート | 90Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(インサイドアウト) |
IPD(瞳孔間距離) | 55~75mm |
本体サイズ | 265×127×196mm |
重量 | 722g |
◆Pico 4
Pico 4は、スタンドアロン型のオールインワンVRゴーグルです。
◆高解像度ディスプレイと広い視野角◆
片目あたり2160×2160ピクセルの解像度を持ち、視野角は105度と広く、没入感が高い。
◆6DoFトラッキング◆
6DoFトラッキングに対応しており、ユーザーの頭や手の動きを正確に捉える。
◆軽量でバランスの取れたデザイン◆
バッテリーをヘッドセットの後部に配置することで重量バランスを改善し、長時間の使用でも疲れにくい設計。
Meta Questと同じく「Virtual Desktop」を利用することで、高画質なPCVRコンテンツも楽しめます。
128GBモデルであれば価格帯も5万円以下と、スタンドアロン型のVRヘッドセットの中ではリーズナブルな部類に入ります。
本格的なVRを始めたい人にとってはおすすめのモデルです。
本体参考価格 | 128GBモデル: 49,000円(税込) 256GBモデル: 59,400円(税込) |
タイプ | スタンドアロン(PC接続可) |
解像度 | 4320×2160 |
リフレッシュレート | 72Hz, 90Hz |
トラッキング性能 | 6DoF |
視野角 | 105度 |
ピント調節機能 | 62~72mm(無段階調整可能) |
本体サイズ | 163x80x310mm |
重量 | 295g(総重量) |
◆Pico Neo3 Link
Pico Neo3 Linkは、スタンドアロンモードとPCVRモードの両方に対応する多機能VRゴーグルです。
◆高解像度ディスプレイ&&高リフレッシュレート◆
片目あたり1832×1920ピクセルの解像度を持つ4K LCDディスプレイを搭載。リフレッシュレートは90Hzから120Hzまで対応しており、スムーズな映像体験が可能。
◆SteamVRなどのPCVRコンテンツに対応◆
USB-C to DisplayPortケーブルが同梱されており、PCと直接接続することで非圧縮の高解像度映像でSteamVRなどのPCVRコンテンツをプレイ可能
◆Meta Quest 2に匹敵するコスパ性能◆
Meta Quest 2と同価格帯でありながら、DisplayPortケーブルや快適なハロースタイルのストラップなどの付属品が多い
Pico Neo3 LinkとMeta Quest 2はよく比較されますが、最大の違いはハンドトラッキングに対応しているかどうかです。
Meta Quest 2はコントローラー無しでハンドトラッキングに対応していますが、Pico Neo3 Linkは別でコントローラーが必要です。
全体的にMeta Quest 2の方がユーザーからの評価は良いですが、性能自体にそこまで差は感じません。
本体参考価格 | 49,280円(税込) |
タイプ | スタンドアロン(PC接続可) |
解像度 | 3664×1920ピクセル(4Kレベル) |
リフレッシュレート | 72Hz、90Hz、120Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(インサイドアウト) |
視野角 | 98度 |
ピント調節機能 | 58mm、63.5mm、69mm |
本体サイズ | 190mm × 135mm × 112mm |
重量 | 約385g(ストラップを除く) |
◆VIVE Focus 3
VIVE Focus 3はHTC社が製造したハイエンドモデルのスタンドアロン型VRゴーグルです。
◆最高水準の高解像度ディスプレイ◆
片目あたり2448×2448ピクセルの高解像度を持つデュアル2.88インチLCDディスプレイを搭載。合計4896×2448ピクセルの驚異の5K解像度を実現。
◆処理性能が高くストレージも2TBまで拡張可能◆
Qualcomm Snapdragon XR2プロセッサを搭載し、8GBのRAMと128GBの内部ストレージを搭載。ストレージは最大2TBまで拡張可能で、グラフィック負荷の高いVRアプリケーションでもスムーズに動作します。
◆豊富なトラッキングオプション◆
4つのカメラを使用したインサイドアウトトラッキングを採用しており、カスタムシェイプのプレイエリア設定が可能なLBEモードや、複数ユーザーでの共有スペーストラッキングを可能にするMap Sharing機能を備えています。
また、VIVE Business Streamingを使用することで、PCと接続して高解像度のVR体験を楽しむことも可能です。
価格はスタンドアロン型の中では最高水準ですが、性能面に関しては申し分ないのでお金に余裕のある方は検討してみる価値ありです。
本体参考価格 | 179,000円(税込) |
タイプ | スタンドアロン型(PC接続も可) |
解像度 | 4896×2448ピクセル(両眼) |
リフレッシュレート | 90Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(ハンドトラッキングもサポート) |
視野角 | 120度 |
ピント調節機能 | あり(57mmから72mmの範囲) |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 850g |
◆Nreal Air(エンリアルエアー)
Nreal Air(エンリアルエアー)は、中国のNreal社が開発したスタイリッシュなスマートグラスです。
「ARグラス」に分類されますが、2023年1月のアップデートで3Dコンテンツの視聴にも対応しました。
◆メガネ型とは思えない高解像度ディスプレイ◆
解像度は3,840×1,080ピクセル、輝度は最大400ニットで、非常に鮮明な映像を実現。
◆2種類のモードでさまざまなシーンで活躍◆
MRモードではスマホの画面をディスプレイ上に表示させ、複数のウィンドウを表示可能。Air Casting(ミラーリング)モードはスマホやPCの画面を大画面に投影するモードで、映画鑑賞やゲームに最適。
◆軽量でコンパクト◆
重量は約79gと非常に軽量で、長時間の使用でも疲れにくい設計。
価格は約50,000円とスタンドアロン型と変わらない価格帯ですが、メガネ型VRゴーグルの中では比較的安価な部類です。
ただし、有線接続なので若干の使いづらさを感じるかもしれません。
ゲーム配信プラットフォーム「Steam」との連携も進行中で、専用アダプターを使えばさまざまなゲーム機に直接接続することも可能です。
本体参考価格 | 50,000円(税込) |
タイプ | スタンドアロン・PC接続可 |
解像度 | 3840 × 1080 ピクセル(両眼) |
リフレッシュレート | 非公開 |
トラッキング性能 | 3DoF |
視野角 | 46度 |
ピント調節機能 | なし |
本体サイズ | 使用時: 148×52×159mm 折り畳み時: 148×52×60mm |
重量 | 約79g(付属品除く) |
◆VITURE One
「VITURE One」は、空間に映像が浮かび上がるような迫力のXR(クロスリアリティ)体験を実現するスマートグラスです。
2023年11月に一般販売が開始され、スマホやPC、ゲーム機などと接続してVR映像を楽しむことができます。
◆大画面で視界の60〜70%をカバー◆
1920 x 1080ピクセルのOLEDディスプレイを搭載し、最大120インチの仮想スクリーンを投影できるので視界の60〜70%をカバーできます。
◆音漏れが気にならない設計◆
HARMANとの共同開発による音響システムを搭載し、音漏れを最小限に抑えながら臨場感のある音響体験を実現。
◆Nintendo SwitchやPS5との接続も可能◆
Nintendo SwitchやPS5との接続で、大画面でのゲームプレイが可能です。また、リモートプレイ機能を使えば、外出先でもコンソールゲームを楽しめます。
ネックバンドを使用すれば、両手を自由にして家の中を移動することも可能なので、高性能なスマートグラスをお探しの方におすすめです。
本体参考価格 | 74,880円(税込) |
タイプ | スタンドアロン・PC接続可 |
解像度 | 1920×1080ピクセル |
リフレッシュレート | 60Hz |
トラッキング性能 | 3DoF |
視野角 | 43度 |
ピント調節機能 | 有り |
本体サイズ | 163.0 × 53.7 × 47.7 mm |
重量 | 78g |
◆VIVE Flow
VIVE Flowは、HTCが開発した軽量かつコンパクトなVRグラスで、多様な機能と用途で注目を集めています。
◆スマホをコントローラーとして使える◆
Androidスマホをコントローラーとして利用でき、最近のアップデートによりiPhone(iOS 8以上)もサポートされました。(※ハンドトラッキングのベータ版も追加)
◆バッテリー持ちは最大5時間◆
USB-C対応の外部電源を使用し、最大5時間のバッテリー駆動が可能です。内蔵の無停電電源装置により、電源交換時も中断なく使用できます。
◆調整可能なレンズ◆
視度調整が可能なダイオプターレンズを搭載しており、眼鏡をかけずにクリアな視界を得ることができます。
パススルー機能やブルーライトフィルター機能もあり、目に優しい設計がされているので長時間の使用でも目に疲れがたまりにくいのも嬉しいポイントです。
本体参考価格 | 59,990円(税込) |
タイプ | スタンドアロン |
解像度 | 1600×1600(片眼) |
リフレッシュレート | 75Hz |
トラッキング性能 | 6DoF |
視野角 | 100度 |
ピント調節機能 | IPDの調整はできないが焦点を合わせる補助装置有り |
本体サイズ | 折りたたみ時:155.1 x 70.5 x 87.8 mm 展開時:155.1 x 70.5 x 200.7 mm |
重量 | 189g(本体のみ) |
◆HTC VIVE Cosmos Elite
VIVE Cosmosは、HTC社によって開発された高性能なPC接続型VRゴーグルです。
◆高解像度デュアルディスプレイ◆
片目あたり1440×1700ピクセルの解像度を持つデュアルディスプレイを搭載し、合計2880×1700ピクセルのクリアで詳細な映像を実現。
◆外部トラッキングシステムに対応◆
SteamVRのベースステーション1.0を使用した外部トラッキングにより、精度の高いモーショントラッキングを実現。
◆フリップアップ式が便利◆
フリップアップデザインにより、ヘッドセットを外さずに現実世界を見ることができ、使い勝手が向上しています。
PC接続型の中では価格が比較的安いので、複数のアプリストア(SteamやVIVEPORTなど)で豊富なVR体験が楽しみたいコンシューマーにおすすめの一品です。
なお、ビジネス用途にも対応しており、遠隔会議やプレゼンテーションなどに利用することも可能です。
本体参考価格 | 87,200円(税込) |
タイプ | PC接続型(PCの接続にはDisplayPort 1.2とUSB 3.0が必要) |
解像度 | 1440 x 1700ピクセル(片眼) |
リフレッシュレート | 90 Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(インサイドアウト) |
視野角 | 最大110度 |
ピント調節機能 | 非公表だが調節は可能 |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 435g(本体のみ) |
◆HTC VIVE XR Elite
VIVE XR Eliteは、Valve社とHTC社が共同開発した高性能PC接続型VRゴーグルです。
HTC社は、これまでも数々のVRゴーグルを発売してきましたが、VIVE XR Eliteは過去製品と比較して、小型軽量であらゆる機能が向上しています。
◆PC接続型とは思えない軽量設計◆
バッテリーを含めて614グラム、バッテリーなしで260グラムと軽量で、長時間の使用でも快適です。
◆バッテリーを外せばメガネ型としても使用可能◆
バッテリーを取り外してメガネモードにすることも可能で、より軽量でコンパクトな使用ができます。
◆パススルー映像がクリア◆
VIVE XR Eliteのパススルー映像は高品質で、現実世界の状況もスムーズに確認できます。他のヘッドセットと比べても優れた深度認識と色の正確性が評判です。
その高性能さから、製造業、デザイン、オフィスワークなどでの利用が想定されており、リモートサポートや3DCGデザイン確認に最適です。
本体参考価格 | ¥179,000(税込) |
タイプ | スタンドアロン・PC接続 |
解像度 | 片目1920 x 1920ピクセル (両目3840 x 1920ピクセル) |
リフレッシュレート | 90Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(インサイドアウト) |
視野角 | 最大110° |
ピント調節機能 | |
重量 | 614g(バッテリーなしでは約260g) |
◆VALVE INDEX
Valve Indexは、圧倒的なディスプレイ品質と正確なトラッキング機能を備えたPC接続型の高性能VRヘッドセットです。
◆とにかく視野角が広い◆
カンテッドオプティクスとデュアルエレメントレンズシステムにより、HTC Viveと比較して20度広い視野角を実現。
◆トラッキング精度が高い◆
SteamVR 2.0ベースステーションを使用した「アウトサイドイン」方式のトラッキングシステムを採用しており、手の微細な動きでも正確にキャプチャできます。
◆長時間使用も可能で拡張性も高い◆
フロント拡張スロット(通称「Frunk」)があり、追加のアクセサリーも簡単に取り付けられます。全体のビルドクオリティは高く、長期間の使用にも耐えられる設計です。
高いリフレッシュレートとディスプレイ、トラッキング性能の高さから高負荷のVRゲームを体験したいゲーマーには特におすすめできる製品です。
本体参考価格 | 約165,980円(税込) (※ヘッドセット、コントローラー、ベースステーション含む) |
タイプ | PC接続型 |
解像度 | 片眼1440 x 1600ピクセル(両眼で2880 x 1600ピクセル) |
リフレッシュレート | 80Hz、90Hz、120Hz、144Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(アウトサイドイン) |
視野角 | 130度 |
ピント調節機能 | あり(物理的なIPD調整とアイリリーフ調整が可能) |
本体サイズ | 60.96 x 43.18 x 22.86 cm |
重量 | 約809g |
◆Varjo Aero(ヴァルヨエアロ)
Varjo Aero(ヴァルヨエアロ)は、非常に高い解像度と視覚再現力を持つVRヘッドセットです。
◆圧倒的なまでの高解像度ディスプレイ◆
片眼あたり2880 x 2720ピクセルの解像度(約5.8K)を持つミニLEDディスプレイを搭載。非常にシャープでクリアな映像を実現し、細部まで精細に表示可能。
◆自動IPD調整とアイトラッキング◆
IPD(瞳孔間距離)の自動調整機能により、ユーザーごとに最適な視覚体験が自動で調整されます。アイトラッキング機能も搭載しており、視線に基づいたフォーカス調整が可能。
◆アクティブクーリングシステム◆
内部に冷却ファンを搭載したアクティブクーリングシステムを採用しています。これにより、長時間の使用でもヘッドセット内が快適な温度に保たれ、熱による不快感を軽減しています。
数々の賞を受賞するほど高性能であり、特にフライトシミュレーターや高度な設計作業など、詳細なビジュアルが求められるプロフェッショナルユーザーにおすすめです。
本体参考価格 | 180,000円(税込) |
タイプ | PC接続型 |
解像度 | 5760×2720ピクセル(両目) |
リフレッシュレート | 90Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(SteamVRトラッキング方式を採用) |
視野角 | 115度 |
ピント調節機能 | 自動で調整 |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 本体487g、ヘッドバンド230g、総重量約717g |
◆DPVR E3-4K ゲーミングコンボ
DPVR E3-4K ゲーミングコンボは、中国のブランド「DPVR(Deepoon VR)」によって製造されたゲーム用VRゴーグルです。
◆ボディトラッキングも可能なので身体を動かすゲームに最適◆
NOLO CV1モーショントラッキングキットを同梱しており、ベースステーションを設置することで、頭部だけでなく体全体の動きをトラッキング可能。(※コントローラーも6DoFに対応)
◆SteamVRおよびVIVEPORT対応◆
SteamVRやVIVEPORTと互換性があり、これらのプラットフォームで提供されている3000以上のVRコンテンツやゲームを楽しめる
◆快適な装着感と軽量設計◆
本体重量は約300gと軽量で、長時間の使用でも疲れにくい設計です。また、調整可能なヘッドストラップにより、装着感をカスタマイズ可能です。
価格もPC接続型ではかなり安い部類に入るので、10万円以上のVRゴーグルを購入するのはちょっと…。と感じる人にはおすすめの製品です。
本体参考価格 | 約50,000円から60,000円程度 |
タイプ | PC接続型 |
解像度 | 片眼あたり3840 x 2160ピクセル(4K) |
リフレッシュレート | 75Hz |
トラッキング性能 | 6DoF(アウトサイドイン) |
視野角 | 100度 |
本体サイズ | 265mm x 195mm x 130mm |
重量 | 約300g |
◆Apple Vision Pro
Apple Vision Proは、2023年6月の発表以降世界中で注目を集めている初のApple社製XRゴーグルです。 (※2024年3月時点では日本未発売)
Apple Vision Proの機能性と特徴は他のVRデバイスと一線を画しています。
2,300万ピクセルを超える解像度は、4Kテレビの画素数をも上回り、ユーザーにこれまでにないほどリアルで鮮明な映像体験を提供します。
さらに、3Dオーディオ機能を通じて、映画館にいるかのような立体音響体験を実現。ユーザーに深い没入感を与えてくれます。
Vision Proは一般的にXRゴーグルに分類されますが、Apple社は「空間コンピューティングデバイス」と位置付けました。
つまり、このデバイス一つで空間をコンピュータのディスプレイのように操作することを目指しているのです。
そのため、ビジネス用途、特にVRコンテンツを制作したいクリエイター向けの製品といえるでしょう。
本体参考価格 | 3,499ドル(約54万円) |
タイプ | スタンドアロン・PC接続可 |
解像度 | 3660×3200ピクセル |
リフレッシュレート | 90Hz、96Hz、100Hz |
トラッキング性能 | 6DoF |
ピント調節機能 | 有り |
本体サイズ | 39cm x 26cm x 20cm |
重量 | 600~650g |
◆Varjo XR-4
Varjo XR-4は、プロフェッショナル向けの最先端のVRおよびMRゴーグルです。
片眼あたり4Kの解像度を誇り、これまでのモデル「XR-3」と比較して大幅に視野角が拡大しました。水平120度、垂直105度の視野角と、視野角1度あたりの最高画素密度(PPD)は51PPDに達しています。
これにより、ユーザーはこれまでにないほどリアルなビジュアル体験を楽しむことが可能です。
NVIDIAの「Omniverse」や「Unreal Engine」、「Unity」など100種類以上のアプリケーションとの互換性も保証されているので、クリエイター向けのヘッドセットでもあります。
本体参考価格 | 約65万円 |
タイプ | PC接続 |
解像度 | 2000万ピクセル(Vision Proの約2倍) |
リフレッシュレート | 90 Hz |
トラッキング性能 | 6DoF |
視野角 | 120度×105度 |
ピント調節機能 | 56~72mm(自動調整) |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 1021g |
◆HoloLens 2
HoloLens 2は、Microsoftが開発した先進的なMRゴーグルです。
手の動きを正確に認識し、物理的な対象とのより自然なインタラクションを可能にします。また、アイトラッキング機能を備えており、ユーザーの視線に基づいて操作を行うことも可能です。
初代HoloLenzと比較して、HoloLens 2は視野角が約2倍に広がり、没入感が向上しています。解像度も高く、より鮮明な表示が可能になっています。
また、Azureと連携しており、クラウド上での処理能力を活用することで、デバイス単体では不可能だった高度な計算やデータ分析を実現しました。
そのため、主に企業が業務で利用することを目的としており、トレーニング、製品設計、リモートアシスタンスなど様々なシナリオで利用が想定されています。
本体参考価格 | 422,180円(税別) |
タイプ | スタンドアロン |
解像度 | 2000×2000(両目) |
トラッキング性能 | 6DoF |
視野角 | 47ピクセル/1度あたり |
ピント調節機能 | 自動調整 |
本体サイズ | 非公表 |
重量 | 566g |
|まとめ
VRゴーグルは、没入感あふれる体験を私たちに提供する、画期的なツールです。
スマートフォン装着型、一体型、高性能PC接続型といった種類ごとに特長があり、それぞれに適した使い方や楽しみ方が広がっています。
手軽に楽しみたい方にはスマートフォン装着型が、シンプルで高品質な体験を求める方には一体型が、そして本格的な映像体験や高度なシミュレーションを楽しみたい方にはPC接続型が適しています。
こうしたVRゴーグルの進化は、ゲームや映画といったエンターテインメントにとどまらず、医療や教育、仕事の場面にも広がり、私たちの生活を豊かにしてくれる可能性を秘めています。
今後、さらに技術が進化し、より多くの人がVRゴーグルを通じて新たな世界に触れられる日が訪れることが期待されます。
monoAI technologyではDX推進やデジタルツイン導入を検討しているお客様に対して、物流倉庫や建築現場での作業訓練VRやVRシミュレーションコンテンツ制作を行っております。
お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください。