Switch VRに興味はあるけれど、どんな特徴があるのか、また実際に使ってみた人たちの感想はどうなのか、気になっていませんか?
Switch VRを購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、Switch VRの特徴や仕様、使用者の感想、さらにメリットとデメリットまでを徹底解説します。
結論から言うと、Switch VRは手軽なVR体験を楽しむことができる素晴らしいデバイスですが、一部には改善の余地もあります。
本記事では、VRキットや6つの魅力的なToy-Con、ガレージVR機能、市場での需要や他のVRデバイスとの比較、さらには良い点と悪い点までを詳しく紹介します。
この記事を読むことで、Switch VRについての理解が深まり、購入の判断がより容易になります。
Switch VRの可能性を最大限に活用し、楽しいVR体験を手に入れましょう。
|switch VRとは?
Switch VRは、Nintendo SwitchのVRキット「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」で、低価格で手軽にVR体験ができるプロダクトです。
VRゴーグルやバズーカ、カメラ、ゾウ、トリ、カゼなど6つの独特な形状のToy-Conを組み立てて、VRゲームを楽しむことができます。
任天堂が2019年4月に発売したもので、他のVRヘッドセットと異なり、段ボール製の組み立て式です。これにより、手軽にVR体験を楽しむことができます。
また、Switch VRは、既存の人気タイトル「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「スーパーマリオオデッセイ」をVRモードでプレイできるようになり、より多くのユーザーにVR体験を提供しています。
Switch VRは、任天堂がファミリー層に向けて提供するVRシステムとして、他のVRシステムとは異なるアプローチを取っています。
ゴーグルを手で持ち、顔に押し当てるスタイルで、目が疲れたと感じたらすぐにゴーグルを外すことができる手軽さが特徴です。
|Switch VRの仕様と特徴
VRキット
Nintendo SwitchのVR キットは、Nintendo Laboシリーズの第4弾として登場しました。
このキットには、ダンボール製の「VRゴーグルToy-Con」が含まれており、様々なVRゲームを楽しむことができます。
また、スーパーマリオオデッセイやゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド、大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALなどの人気ゲームもVRモードで遊べます。
組み立て説明書は驚くほど分かりやすく、多くの部品が含まれるダンボールキットもスムーズに組み立てられます。
お手軽なVR体験
Switch VRは、初心者にもわかりやすくお手軽なVR体験を提供しています。
さまざまなToy-Conと組み合わせることができ、ゴーグルだけでもVR未経験の人には驚きの連続でしょう。
また、手に入れたその日から楽しめる、簡単なVRゲームが64種類収録されています。
これらのゲームはアクションやパズル、シミュレーションなど幅広いジャンルが揃っており、飽きることなく遊べます。
どの年齢層にも合ったゲームが楽しめるため、家族や友人と一緒に盛り上がれること間違いなしです。
他にも、独自のVRコンテンツを自分で作成できる機能があり、クリエイティブな面も充実しており、子供の知育にも利用できます。
手軽に作ったVRゴーグルとは思えないほど鮮やかなグラフィックスで、VRの世界を楽しむことができるので、Switchを既に持っているのならおすすめです。
6つの魅力的なToy-Con
Nintendo Labo VR Kitでは、6つのバリエーション豊かなToy-Conが楽しめます。それぞれの特徴と魅力をご紹介します。
- バズーカToy-Con
戦国時代の抱え大筒を彷彿とさせるデザインで、武器の持ち応えが楽しめます。ポンプアクションで弾道を描く魅惑のVR体験が待っています。
- カメラToy-Con
シンプルなカメラマン体験が楽しめるToy-Con。レンズを回転させることで、機械を操作するリアルな感覚を味わえます。
- ゾウToy-Con
象の鼻を器用に動かし、創造性を発揮できるToy-Con。多関節の鼻を操作し、ロボットアームの遠隔操作気分を体験できます。
- トリToy-Con
鳥を模したデザインで、大空を飛翔する自由な体験が待っています。羽ばたきの速度を計測し、リアルな飛行感覚を楽しめます。
- 風Toy-Con
肌感覚のリアリティを高める風を送るToy-Con。フットペダルを操作することで、強力な風を顔に感じることができます。
- かざぐるまToy-Con
肺活量が試される体育会系のToy-Con。息を吹きかけて回す風車の速度を、モーションIRカメラで読み取り、VR空間に反映させます。
これらのToy-Conを使いこなして、VR体験を存分に楽しんでください。
ガレージVR機能
ガレージVR機能は、3D&VRゲームクリエイターの登竜門と言われており、プログラミング初心者でも簡単に扱える環境が提供されています。
ガレージVR機能では、従来のToy-Conガレージに加えて、VR空間でのゲーム制作が可能になります。
2D編集モードでは、タッチ操作やJoy-Conを使ってノード(各種命令パネル)をつなぎ、遊びのルールを構築します。
3D編集モードでは、VR空間内で物体配置ができるため、臨場感あふれるゲーム体験が実現します。
また、先述した全64種類のミニゲームが収録されており、それらをひな型として利用することで、独自のゲーム制作が簡単に楽しめます。
これにより、初心者でもオリジナルのVRゲーム制作に挑戦できます。
|なぜSwitch VRキットが注目されているのか
Nintendo Switch VRキットが注目を集めている理由は、市場での需要、利便性と手軽さ、エンターテイメント性、そして他のVRデバイスとの比較による優位性が挙げられます。
VR市場の急速な成長とともに、利用者が簡単に体験できるVRデバイスが求められており、Nintendo Switch VRキットはそのニーズに応えています。
また、他の高価なVRデバイスと比較しても、手軽でコストパフォーマンスが高く、多様なゲームや体験が可能であることから、幅広い年齢層に支持されています。
市場での需要
仮想現実(VR)市場は、急速に成長しており、拡張現実(AR)と合わせた市場規模が、2027年には1,145億米ドルに達すると予測されています。
市場調査レポート「拡張現実(AR)・仮想現実(VR)の世界市場」(MarketsandMarkets)によると、2022年の市場規模は370億米ドルであり、CAGR(年平均成長率)は25.3%となっています。
市場の成長要因として、医療、小売・Eコマース、製造部門などの分野でのAR・VR技術の利用が挙げられます。
Nintendo Switch VRキットは、このような市場の需要に応える形で登場し、家庭向けのVRデバイスとして人気を博しています。
利便性と手軽さ
任天堂は長年にわたり、「ゲームと人を結びつける空間」を追求してきました。
その最新の試みとして登場したのが、Nintendo Switch VR キットです。
この『VR Kit』で提供されるVR体験は、リッチな描写やゲーム部分のボリュームといった点では、他のVR作品に劣る部分もありますが、手軽さと利便性の面では非常に優れています。
一般的なVR機器は、ゴーグルを装着するだけでも手間がかかりますが、『VR Kit』は、スイッチとJoy-Conを「Toy-Con」に取り付け、顔に付けるだけ。
操作も直感的でわかりやすく、アクセスの手軽さは他の追従を許しません。
VRキットは、人とゲームの空間を新たなステップへと導いてくれる革新的な製品といえます。
リッチなVR体験ではないものの、「VRは楽しい」「もっと身近な存在でいい」という気持ちを知らず知らずのうちに伝えてくれるのが、この『VR Kit』の最大の魅力です。
エンターテイメント性
Switch VRキットは、子供から大人まで楽しめるスマートトイとして、毎回新鮮な驚きを提供してくれます。具体的には、以下のようなエンターテインメント性が評価されています。
- 手軽で楽しいバーチャル・リアリティ体験が子供から大人まで楽しめる
- ダンボールからToy-Conを作り上げる魔法のような楽しさは、Nintendo Laboの真骨頂
- 「Toy-ConガレージVR」を使って、誰でもVRゲームの開発者になれる
特に、VRゲーム製作機能は、時間をかけてさまざまな作品を作ってみたくなる魅力があり、大人子供問わず非常に評価が高いです。
Toy-Conの製作にはそれなりに時間がかかりますが、休日のまとまった時間に作ることがおすすめです。今年のゴールデンウィークなど、連休を利用して一気に作る機会にもぴったりです。
親子で楽しむ家族はもちろん、大人だけでも十分に楽しめるエンターテイメント性が、VR キットには詰まっています。
他のVRデバイスとの比較
市場には既に「Oculus Go」や「HTC Vive」、「Oculus Quest」といった多くのVRデバイスが存在しており、それらの本格的なVRデバイスとNintendo Labo『VR Kit』のどちらを購入するべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。
本格VRゴーグルとVR Kitの違いから考えると、魅力的なコンテンツが充実し始めたVR体験を堪能したいという方には、Oculusなどの専用VRゴーグルをおすすめします。
一方、VR Kitは、数万円するような高級なVRゴーグルに対して「スターター」のようなもので、三次元的な音響感覚や視覚体験を比較の対象とするのは適切ではありません。
ゼルダの伝説などのゲームをVRで没入してプレイしたいと考えている方には、Nintendo VR Kitは低スペックなVR装置であることを認識しておく必要があります。
しかし、手軽にVR体験を楽しむことができる点では、Nintendo Labo VR Kitは優れた商品と言えます。ダンボールでVRゴーグルを提供するという独特のアプローチは、家族で楽しめる低価格なVR体験の提供を目指しています。
|使用者の感想
ここまで、Switch VRキットの特徴や発売背景について解説しましたが、使用者の声にはどのようなものがあるのでしょうか。
実際に使用した感想を確認することで、よりVRキットへのイメージが湧くと思います。
VRキットを購入するか迷っている方は、是非とも参考にしてください。
YouTube投稿
チャンネル登録者数41万人を超える超人気の「mkのゲーム実況ch」さんがYouTubeで、Switch VRキットの実況動画を挙げています。
この動画では、VRキット付属の説明書に基づいて約15分で実際にキットを作成しており、その手軽さが実感できます。
他にも、全てのToy-Conについてのレビューも別動画で詳しく解説してくれているので、実際に使用感を確認してみたい方は、ぜひ視聴してみてください。
Twitter投稿
Twitterでも、Switch VRキットの使用感について多くの投稿がされています。
投稿①
Switchの可能性がとんでもないことになってきた……数千円のVRキット買うだけで他の任天堂ソフトもVRで遊べるようになるとかやばい……
投稿②
Switch VRキット届きました〜
とりあえずVRゴーグル組み立てて体験してみました
VRモードだとこのように画面が二つに分かれるのですが
VRゴーグル通して見ると一つの3D表示になってなかなか不思議ですねー😳
投稿③
SwitchのVRキットがマリオデとゼルダbotwに対応するとなって俄然期待が広がりインクリグ
既存ソフトのVR対応あるけど他の工作は値段がちょっとなーっていう人には「VRキット ちょびっと版」がいいのかもしれない
ゴーグルとバズーカのみ収録で4290円
バイナウ!!
|Switch VRの良い点と悪い点
Switch VRキットを購入しようか迷っている方は、良い点と悪い点も知っておいた方が良いでしょう。
購入した後に後悔しないためにも、以下に紹介する良い点と悪い点は必ず把握しておきましょう。
Switch VRの良い点①:手軽にVR体験ができる
Nintendo Switch VRは、持ち運びが容易で、外出先でもVRゲームを体験できます。
初めてVRを試す人も、360度映像による没入感を簡単に味わうことができ、周りの人々と共有することで楽しさを体感することができます。
また、「おためしVRムービー」には、33種類の短い体験映像が収録されており、VRの魅力をすぐに感じることができます。
Switch VRの良い点②:クリエイティブな要素が満載
Nintendo Switch VRは、ニンテンドーラボシリーズでおなじみのクリエイティブな要素が魅力です。
「Toy-Conガレージ VR」では、64種類のミニゲームをベースにオリジナルのVRゲームを作成できます。オブジェクトの形や位置を変更したり、オブジェクト同士を連結することで、独自のアクションゲームやシューティングゲームを作り出すことができます。
さらに、3Dイラストの作成やオリジナルステージの構築も可能です。
これらの機能は、発想力豊かな子供たちにもおすすめです。
Switch VRの良い点③:親切なガイド機能で初心者にも安心
Switch VRには様々な要素が詰まっていますが、親切なガイド機能が用意されているため、初心者でも安心して楽しむことができます。
組み立て方や動作原理、ルールについて、1つずつ丁寧に説明されるので、どんな人でもすぐに理解することが可能です。
このサポートにより、VR初心者の方でも楽しみながらVRを体感することができます。
Switch VRの悪い点①:プレイするまでに少し時間が掛かる
ニンテンドーラボシリーズは、作る過程が楽しいものの、プレイするまでのハードルが高いというデメリットがあります。
例えば、本作に同梱されているToy-Conの作成には、思ったよりも手こずる人が多いようです。
ただし、作成過程自体は楽しみながら取り組むことができます。
ダンボールからパーツを抜き取り、折りたたみ、組み立てる過程が楽しく、組み立てガイドも親切に指示を出してくれます。
Switch VRの悪い点②:長時間プレイが難しい
ニンテンドーラボVRキットには多彩なゲームが収録されていますが、いくつかの要因から長時間プレイすることが難しいというデメリットがあります。
まず、3D映像が目に負担をかけることが挙げられます。
さらに、VRゴーグルを手に持ちながらプレイするため、腕が疲れることも問題です。
また、各ゲームモードのステージが細切れになっているため、連続してプレイする流れが作りにくくなっています。
しかし、ニンテンドーラボの特徴である工夫や改造を利用すれば、一部の問題は解決できるかもしれません。
例えば、腕が疲れる問題に対しては、Toy-Conの改造を試みることで改善する可能性があります。
それでも、長時間プレイが難しい点は、Switch VRの悪い点のひとつとして認識しておく必要があります。
|まとめ
本記事では、Switch VRの特徴や仕様、使用者の感想、メリット・デメリットを徹底解説しました。Switch VRは、VRキットや6つの魅力的なToy-Con、ガレージVR機能を搭載し、手軽でエンターテイメント性が高いことがわかったかと思います。
市場での需要や他のVRデバイスとの比較でも、Switch VRの魅力が際立っています。
一方で、悪い点として作成時間の長さや長時間プレイの難しさが指摘されていましたが、それらは個人の好みや工夫次第で克服できる可能性もあります。
この記事を通して、Switch VRについての理解が深まったなら幸いです。