この記事ではUnreal Engine 5を使っているゲームをいくつか紹介させていただき、皆さんにUnreal Engineについて興味を持っていただきたいと思います。

Unreal Engineというと、少々難しそうな名前でハードルが高そうに聞こえますよね。

ですので、今回は初心者の方でもわかりやすいよう、Unreal Engineの特徴も簡単にですが紹介させていただきます。

最後までどうぞお付き合いください。

|Unreal Engineとは

出典:https://www.unrealengine.com/ja/

「Unreal engine」とはアメリカのEpic Games社が開発したゲームエンジンです。

ゲームエンジンとはグラフィック描画やサウンド管理、入力処理といったゲームを開発する上で必要な基本機能を提供してくれるプログラムを指します。

Unreal Engineの最大の特徴は、グラフィック性能の高さです。

例えば、1本1本の草木や人間の髪の毛のような繊細なものの表現に優れています。

Unreal Engineを用いた代表的なゲーム作品は「Fortnite」、「ドラゴンクエストXII」です。

どちらも綺麗なグラフィックが特徴のゲームですので、Unreal Engineの強みが感じられるかと思います。

また、2022年4月に最新となるUnreal Engine 5がリリースされました。エディタがシンプルになり、グラフィック機能が強化されるなど、ゲーム開発をする人にとってはありがたいアップデートがなされています。

|Unreal Engineでできること

先ほどまではUreal Engineの概要をご紹介しましたが、ここからは具体的にUreal Engineを用いてどのような開発ができるのか紹介していきます。

ゲーム開発

Unreal Engineでは、3Dゲーム開発が可能です。

ゲーム開発をする上で欠かせないグラフィック描画、サウンド管理、コントローラの入力処理の機能が提供されているため、多種多様なゲームを開発できます。

Unreal Engineには「ブループリント」という機能もあります。

ブループリントは、ゲーム内の部品もしくはプログラムを視覚的に操作することで、様々な機能を実装できる機能です。

プログラマでなくても扱えるので比較的簡単にゲーム開発が行えます。

 

メタバース制作

メタバース開発にはゲームエンジンを用いることが必要不可欠です。

ゲームエンジンの市場シェアとしてはUnreal Engine、Unityの2強という状況です。

ゲームエンジンは、より多くの開発者がいることで開発環境が強化されます。

ですので、メタバース制作をしたい場合は、Unreal EngineまたはUnityを使用するのが良いでしょう。

魅力的なメタバース空間を制作することができますよ。

高品質のグラフィックレベルを実現したいのであれば、グラフィックの綺麗さが特徴なUnreal Engineを選ぶのがよいでしょう。

3DCG制作

Unreal Engineは3DCGの制作も可能です。

ここまで何度か申し上げた通りグラフィックが綺麗なので、リアルに近い表現ができます。

制作した映像はカットシーンとして使ったり、動画サイトにアップロードしたりもできます。

モデルも充実しているため、一からモデリングするという工程も必要ありません。

ですので、初心者の方でも完成度の高い作品ができます。

|Unreal Engine 5で開発されているゲーム8選!

ここまでUnreal Engineの特徴についてまとめてきましたが、最後にUnreal Engineを用いて開発されたゲームをいくつか紹介させていただきます。

未発売のゲームがほとんどですが、今後ゲームを購入する際の参考になればと思います。

 

FORTNITE

FORTNITEは、皆さん一度はその名を耳にしたことがあるゲームではないかと思います。

クラフト要素のあるバトルロイヤルゲームとなっており、広大なマップが用意されていますが、とにかくグラフィックが綺麗です。

マップ内にある草木の繊細な描画であったり、陰影のつき方であったりと、かなりリアルに近いことが特徴です。

建築要素もあるので綺麗なグラフィックで建造物が建てられるところも嬉しいですよね。

ただ、綺麗なグラフィックだとお使いのPC次第では処理が重くなることを懸念するかと思います。

しかし、ご安心ください。Unreal Engineのおかげで細かい設定ができるため、ご使用中のPCスペックに合わせて描画方法を調整することができます。

ぜひ広大なマップでグラフィックを堪能してみてはいかがでしょうか。

対応しているプラットフォームはPC、PlayStation、Xbox、Nintendo Switchと様々です。

ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎

言わずと知れた「ドラゴンクエスト」シリーズの「ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎」にもUnreal Engineが使用されています。

このゲームは2021年5月27日に発表され、公式ツイッターの方で「Unreal Engine 5にて開発中」と言っており、開発のために新規スタッフを募集するほど力を入れた作品となっています。

発売時期については未定ということですが、公式トレーラーの方を見るとおそらくUnreal Engineを使用して作ったのではないかと思われるほど迫力ある映像が印象に残ります。

ぜひ今後の続報に期待しておきたいですね。

キングダムハーツIV

「キングダムハーツ」シリーズの「キングダムハーツIV」にもUnreal Engineが使用されているようです。

このゲームはキングダムハーツシリーズの20周年記念イベントで発表されました。

ゲーム機向けらしき映像が流れると、会場がざわつき、ゲームロゴが登場すると歓声が大きくなったそうで大盛り上がりだったとのことです。

トレーラーの映像を見てみると「ファイナルファンタジー」の最新作のようなグラフィックと、成長した主人公の姿やディズニー・キャラクターのドナルドやグーフィーも登場している。

トレーラー映像はUnreal Engine 4を使ったそうですが、ゲーム本編ではUnreal Engine 5で作っているそうで、クオリティーはトレーラーと比べて数段アップすることが期待できます。

鉄拳8

バンダイナムコが贈る格闘ゲームシリーズ最新作「鉄拳8」にもUnreal Engineが用いられているとの情報が流れています。

トレーラーの映像も、対戦モードと同じ60FPSで動作するリアルタイムレンダリングを用いているそうです。

「鉄拳」が売れた理由として、ゲーム性やモードの多彩さがあるかと思いますが、3Dポリゴンが使われたことがかなり大きいかと思います。

ビジュアルというのはそれほど大きな影響力を持つということです。

今回の「鉄拳8」ではUnreal Engineによるグラフィック強化がされるので、ますます期待度が高まっています。

Black Myth: Wukong

中国のスタジオ「Game Science」によって開発された「Black Myth: Wukong」は大きな話題を集めました。

この作品は西遊記をもとに様々な中国の神話や歴史に影響を受けたゲームとなっています。

トレーラーを見るとオープンワールドで作られているようなので、興味をそそられるゲームかと思います。

このゲームはUnreal Engineを用いてキャラクター、視覚効果による圧倒的なビジュアルを実現し国際的な注目を集めました。

また、開発途中でUnreal Engine 4からUnreal Engine 5に移行するということも発表し、話題に尽きない作品ですね。

S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl

「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」は原発事故が起こったチェルノブイリを舞台にしたサバイバル・ホラーFPS「S.T.A.L.K.E.R」シリーズの最新作です。

本作はエリア内に存在するアイテムを求めて、放射能汚染やモンスターが存在するゾーンの探索に挑むゲームとなっております。

開発中の画面を見たところ、エリア内にあるコンクリートや倒木など非常に精細な描写に目を奪われます。

発売が再延期されていることもあり、発売時期が未定ですがぜひともプレイしてみて独特の世界観を堪能したい作品ですね。

対応プラットフォームはPC、Xboxとなっております。

Senua’s Saga: Hellblade 2

Ninja Theoryが開発する「Senua’s Saga: Hellblade 2」はUnreal Engineを使って驚くほどリアルなフェイシャルアニメーションを作成しました。

トレーラーでは作中でセヌアを演じているメリーナ・ユルゲンスさんのCG映像を描画しており、初見ではどこからがCGなのかわからないほどリアルな映像となっています。

ゲームの具体的な内容については不明ですが、トレーラーの映像からかなりリアルな描画のゲームを期待してよいのではないでしょうか。

ARK 2

恐竜が存在する島を題材にしたゲーム「ARK」の最新作「ARK 2」でもUnreal Engineが使われています。

恐竜などの古代生物が存在する島でサバイバルするサバイバルアクションゲームです。

「ARK」の魅力の一つに恐竜との共闘というのがあります。

島に住んでいる恐竜を捕獲し、育成をすることができます。

ですので、お気に入りの恐竜を高品質のグラフィックで堪能できるのではないかと非常に楽しみです。

Unreal Engineを使っているということで、マップ内のグラフィックの綺麗さも気になりますが、なんといっても恐竜のリアルさに魅了されます。

皮膚の質感や猛々しい感じが画面越しにもひしひしと伝わってきます。

こちらは発売予定が2024年ということなので、まだまだ先ですが発売されたらぜひとも買ってみたいゲームですね。

|まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はUnreal Engineの特徴とUnreal Engineが活用されているゲームについて紹介させていただきました。

プログラム経験がなくても開発できるので、とにかく綺麗なグラフィックが実現したいという方は一度触れてみるのも良いと思います。

また、今後ますますUnreal Engine 5を用いて開発されたゲームは増加することが考えられます。

ぜひ今回紹介したゲームはもちろん、今後の動向にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

今回の記事でUnreal Engineについて少しでも興味を持っていただけたのであれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。