連日テレビやメディアで取り上げられるようになった「ChatGPT」。
先日もChatGPTを開発したOpenAIのCEOが来日し、岸田総理と面会したニュースが記憶に新しいですよね。
いろいろと話題になっているChatGPTですが、「仕事や生活に浸透するのはもう少し先でしょ⁉️」って思っていませんか?
実はそうでもないんです。
すでに私たちが日常で使うサービスとしてChatGPTが活用され始めています。
今回紹介する保険相談特化型AIチャット「ほけんGPT」もその一つ。
本記事では、いち早くChatGPTを取り入れたサービス「ほけんGPT」について詳しく解説します。
今後、AI技術がどのように私たちの生活を豊かにしていくのか。その先行事例をご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みください。
目次
|ChatGPTとは
この記事をお読みのあなたは既にご存じの内容かもしれませんが、あらためて「ChatGPT」について簡単に説明します。
ChatGPTは、OpenAIが開発した最先端の人工知能で、人間のように文章を理解・生成することができる「AI言語モデル」といわれる非常に優れたAIです。
大量のテキストデータをインプットすることで、人間のように自然な文章を生成したり、人間の言語を理解して質問に回答できます。
このようにコンピュータと人間のスムーズなコミュニケーションを可能にした技術を「自然言語処理」といい、ChatGPTが従来のAIとは一線を画す点です。
また、インターネット上でデータのやり取りをするための仕組み「API」(Application Programming Interface)を通じて、様々なアプリケーションやサービスに組み込むことができ、その活用範囲は広がりを見せています。
今回ご紹介する「ほけんGPT」もChatGPTをベースに開発されています。
保険の相談に特化したAIチャットとして、日本初の試みとなる「ほけんGPT」について、次のセクションで詳しく解説していきます。
|ほけんGPTとは
「ほけんGPT」は、株式会社ビヘイビア(本社:東京都目黒区)が開発した保険相談専門のAIチャットボットです。
LINE公式アカウントを通じて提供されています。
主な特徴は以下の3点。
- さまざまな保険相談に対応
- 24時間365日いつでも利用が可能
- 専門のアドバイザーへのLINE相談
「ほけんGPT」は、ChatGPT技術をベースに、保険業界に焦点を当てた強化学習を行っています。
これにより、生命保険、損害保険、法人保険など、あらゆる保険相談に高品質な回答を提供できます。
さらに、AIであるため、どんな些細な質問でも24時間365日対応してくれます。
「こんな質問しても大丈夫かな?」や「初歩的な質問で恥ずかしい…」といった、直接聞きにくい質問も気軽に投げかけることができます。
さらに、ほけんGPTでは、AIによる回答だけでなく、人間の保険アドバイザーにも意見を求めることができます。
ボタンを押すだけで、専門の保険アドバイザーとのLINE相談が可能になっています。
このため、ほけんGPTは保険相談において、「AI」と「人間」のアドバイスをバランスよく聞くことができる非常に便利なツールとなっています。
|ほけんGPTの開発の背景
現在、世の中には多くの保険会社が存在し、さまざまなタイプの保険が提供されています。
保険は「転ばぬ先のつえ」として極めて重要なものですが、その多様性から「自分に適した保険は何か?」「どう選べば良いのか?」といった悩みを抱える人も少なくありません。
そんな悩みを解決するため、都市部には保険相談が可能なショップが存在しますが、以下の問題が依然として残っています。
- 地域によるショップの偏りがあり、情報の格差が発生
- 営業時間内でないと相談できない
- 直接ショップに入ることへの心理的抵抗が高い
これらの課題を解決するため、ほけんGPTは「24時間365日対応できる保険相談AI」として開発されました。
このAIにより、場所や時間に縛られず保険の相談ができるようになり、ユーザーの不安を解消することが期待されています。
|ほけんGPTの機能
ここでは「ほけんGPT」の特長について詳しく説明します。
ほけんGPTの主な特長は以下の二つです。
- AIが即座に回答してくれる「AIチャット機能」
- 専門家と直接コンタクトが取れる「LINE相談機能」
それぞれの特長について詳しく見ていきましょう。
保険の相談に即時回答
「AIチャット機能」では、LINEトークを通じて、気軽にAIに質問ができます。
ほけんGPTのAIは「保険のスペシャリスト」としてプログラムされており、保険に関する質問に迅速に対応してくれます。
初めて利用するユーザーは、さまざまな観点を考慮した専門的な回答に驚くことでしょう。
また、ChatGPTと同様、ささいな雑談にも応じてくれます。
あらゆる話題に対応する気さくなAIとして、ユーザーの悩みに寄り添います。
保険アドバイザーにLINE相談
「専門家とのLINE相談機能」を使うことで、人間の保険アドバイザーとも直接やり取りができます。
チャットでの質問はもちろん、さらに詳しい対話が必要な場合は、LINE通話でのサポートも受けられます。
AIが一般的な説明を行うのに対し、人間のアドバイザーは個別の状況に応じた提案ができるため、より適切なアドバイスを得られます。
しかも、これらはいずれも無料で利用できます。
こんな手厚いサポートが無料だなんて、本当にありがたいですね。
|ほけんGPTの始め方
ほけんGPTの利用方法は非常に簡単です。
次の3ステップで始められます。
- LINEに友だち追加
- テキストで相談事項を入力・送信
- 回答が出力
LINEに友達追加
まずは、ほけんGPTのLINE公式アカウントを友だち追加します。
LINEアプリから公式アカウントを検索するか、ビヘイビア社のWebサイトからQRコードを読み込むと簡単にアクセスできます。
こちらにもQRコードを貼っておきますね↓
テキストで相談事項を入力して送信
LINEのトーク画面を開くと、画面下部に固定表示されるリッチメニューから、「AIチャットを今すぐ開始」か「保険アドバイザーにLINE相談」のどちらかをタップします。
タップするとテキスト入力欄にカーソルが移動するので、質問事項を入力して送信します。
回答が出力
質問を送信してしばらく待つと回答が返信されます。
質問を送信してから20秒ほどタイムラグがあるので、焦らずそのまま待機してください。その後、AIから適切な回答が返ってきます。
<h2>今後の展望</h2>
ほけんGPTは今後も進化し続け、ユーザーのニーズにさらに対応するため、新しい機能を追加していく予定です。
具体的には、「深掘りアシスト」という新機能です。
「深掘りアシスト」は、ユーザーからの相談に対してAIが答えた後、答えに対しさらなる深掘りをサポートする機能です。
これにより、「もっと詳しく知りたいけれど、どのような質問をすればいいかわからない」といったユーザーの悩みを解決できます。
このような新機能の追加によって、ほけんGPTは保険相談におけるAIアシスタントとしての役割をさらに強化していく方針です。ユーザーが納得する保険選びの良きアドバイザーとなってくれることでしょう。
今後もほけんGPTがどのように進化し、どのようなサービスを提供していくのか、注目ですね。
|まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事では、日本初の保険相談特化型AIチャット「ほけんGPT」について解説しました。
ChatGPTをベースに開発されたほけんGPTは、保険分野の知識を強化学習することで、非常に質の高いアドバイスを返してくれます。
いつでも気軽に相談できるチャットボットとしての利点と相まって、今後ますます利用するユーザーが増えそうですね。
ほけんGPTのようなChatGPTを活用したサービスは、保険分野に限らず、さまざまな業界に広がっていくことでしょう。
これからもAIを活用した技術革新から目が離せませんね。