VRChatは、世界中のユーザーが集まり、自分だけのアバターを作成して仮想空間で交流することができるVRゲームです。
しかし、快適にプレイするためにはパソコンのスペックにも注目が必要です。
本記事では、VRChatの動作に関わるスペック項目や、推奨スペック、最低スペック、そして用途別におすすめのVR機器を紹介します。
また、VRChat用PCの購入方法や、オススメのBTOパソコンメーカーについても解説します。
これからVRChatを始めたい方や、快適なプレイを目指す方は、必見の記事です。
目次
|VRChatとは
VRChatは、無料でダウンロードできるバーチャルリアリティーのアプリケーションです。
世界中のユーザーが仮想空間で出会い、交流し、遊ぶことができ、VRヘッドセットを使わずとも、PCやスマートフォンでアクセスできるため、幅広いユーザーに利用されています。
VRchatの魅力は、その自由度の高さです。
ユーザーは自分自身を表現するために、自由にアバターを作成することができます。
そして、他のユーザーと交流するために、様々な表情やジェスチャーを使うことができます。
これらの機能により、VRchatは、リアルなコミュニケーションを実現しています。
また、VRchatは、様々なコンテンツが用意されているため、ユーザー同士の交流が盛んに行われています。
例えば、ユーザー同士で協力して謎を解く脱出ゲームや、音楽イベント、クイズ大会などがあります。
これらのイベントは、ユーザー同士が協力して楽しむことができ、新たな出会いや発見を生み出すことができ、現実世界では得られない新しい出会いや発見を体験することができます。
|VRChatの動作に関わるスペック項目
VRChatを快適にプレイするためには、パソコンのスペックが重要です。
VRChatの動作に関わる主なスペック項目には、OS、CPU、メモリ、グラフィックなどがあります。
以下の項目を確認して、自分のPCがVRChatを快適にプレイできるかどうかを確認しましょう。
OS
VRChatをプレイするために必要な最低限のOSはWindows 8.1またはWindows 10です。
ただし、推奨スペックについてはWindows 10が推奨されています。
これは、Windows 10が最新のAPI(Application Programming Interface)であるDirectX 12に対応しているためです。
DirectX 12は、グラフィックカードをより効率的に活用し、高速な描画が可能なため、VRChatをよりスムーズにプレイすることができます。
VRChatの64ビット版クライアントを使用する場合、64ビット版のOSが必要となります。
一方、32ビット版のOSでは最大4GBしかメモリを認識できないため、大容量のメモリを搭載したPCでVRChatをプレイする場合には、64ビット版のOSが必要不可欠となります。
MacOSでもプレイ可能ですが、設定などのハードルが高いため、基本的にWindowsでプレイすることをおすすめします。
CPU
VRChatを快適に楽しむためには、CPUの性能も非常に重要です。
CPUは中央処理装置の略であり、パソコンの脳とも呼ばれます。
VRChatでは、多くのプレイヤーが同時に参加することができるため、CPUの処理能力が不十分だとフレームレートが低下し、動作がカクカクするなどの問題が発生します。
一方で、高性能なCPUを搭載したパソコンを使用すれば、大勢のプレイヤーが参加する複雑なワールドでもスムーズにプレイすることができます。
VRChatをプレイするためには、CPUの性能がIntel Core i5以上であることが推奨されています。
ただし、VRChatを高画質で快適にプレイするには、より高性能なCPUが必要となる場合があります。
特に、高負荷なワールドやゲームモードでのプレイを予定している場合は、Intel Core i7以上のCPUを搭載したパソコンが望ましいでしょう。
メモリ
VRChatを快適に楽しむためには、適切なメモリ容量が必要です。
メモリは、コンピューターが処理する際にデータを一時的に保持するための重要な役割を果たしています。
VRChatでは、たくさんのプレイヤーやアバターが同時に表示され、リソースを多く消費するため、最低でも4GBのメモリが必要です。
しかし、快適なプレイをするためには、8GB以上のメモリを搭載したPCが望ましいでしょう。
特に大型のワールドを訪れる場合や、複数のアプリケーションを同時に使用する場合には、より多くのメモリが必要になります。
ただし、メモリは、パソコンのスペックの中でも比較的安価にアップグレードできる部分であり、より多くのメモリを積むことでパフォーマンスが向上する場合があります。
グラフィック
VRChatは、グラフィックボードを使用して高度な3Dグラフィックスを表示します。
グラフィックボードは、GPUと呼ばれるチップによって動作し、CPUとは別のプロセッサとして機能します。
VRChatをスムーズに動作させるためには、高性能のグラフィックボードが必要です。
特に、VRChatは仮想世界で多くのプレイヤーと対話するため、多くの3Dモデル、テクスチャ、エフェクトを同時に表示する必要があります。
したがって、グラフィックボードが処理できるビデオメモリ容量も重要です。
ビデオメモリが不十分だと、VRChatで遅延が発生したりクラッシュしたりする可能性があります。
また、VRChatでVRヘッドセットを使用する場合は、グラフィックスボードがVR表示を処理できる必要があります。
|VRChatの推奨スペック
「VRchat」の推奨スペックは以下の通りです。
OS:Windows 10 64-bit以上またはmacOS 10.13以上
CPU:Intel i5-6500 / AMD Ryzen 5 3600以上
メモリ:8 GB以上
グラフィックボード:NVIDIA GTX 1050 / AMD RX 580以上
ストレージ:最低15 GBの空き容量
推奨スペックを満たしている場合、VRchatをスムーズにプレイできます。
特に、高品質のグラフィックスを楽しみたい場合は、グラフィックボードに高性能なGPUを搭載することが重要です。
|VRChatの最低スペック
「VRchat」の最低スペックは以下の通りです。
・OS:Windows 8.1以降、またはMacOS 10.10以降
・プロセッサー:Intel Core i5-4590 / AMD FX 8350以上
・メモリー:4GB以上
・グラフィックボード:NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 390以上
・ストレージ:最低10GBの空き容量
VRヘッドセットを使用する場合は、さらに高いスペックが必要になる場合があります。
|用途別のオススメデバイス
VRchatは、多種多様なデバイスで楽しめるVRコミュニケーションアプリです。
初めてVRchatを楽しむ方や、より快適なVRchatライフを送りたい方に、用途別におすすめのデバイスを紹介します。
手軽に始めたい方から、自分のアバターを自由自在に動かしたい方まで、必要に応じて参考にしてみてください。
手軽に始めてみたい
VRchatを手軽に始めたい場合は、スマートフォンアプリ版がおすすめです。
スマートフォンアプリは、スマホさえあれば手軽にVRchatを楽しむことができます。
ただし、スマホ版は機能が限られており、アバターやワールドの表示が劣化することがあります。
また、スマホ版ではVR機能を使用することができないため、VRchatの魅力をフルに味わうにはPCとVRデバイスが必要です。
PC版で手軽に始める場合、その代表的なデバイスが「Oculus Quest 2」です。
本体にVR機能が内蔵されており、専用のコントローラーも付属しています。
また、デバイス自体の価格もリーズナブルで、手軽にVRchatを楽しめます。
PC版限定のワールドをVRで楽しみたい
VRchatには、PC版限定のワールドが存在します。
VRヘッドセットを使えばそのワールドをVR空間で楽しめます。
Meta Quest 2やVIVEシリーズ、VALVE INDEXなど、様々なVRヘッドセットがありますが、VRChatに対応しているものであれば、PC版限定のワールドをVRで楽しむことができます。
VRヘッドセットを使うことで、よりリアルな体験ができ、より没入感が高まるため、PC版ワールドをVRで体験してみることをおすすめします。
それらをVRで楽しむためには、パソコンと専用のVRヘッドセットが必要です。
Meta Quest 2
Meta Quest 2は、ワイヤレスで動作するスタンドアロン型のVRヘッドセットです。
PCなしでVRを体験できるため、VRchatの世界を身近に感じることができます。
Meta Quest 2を使用してVRchatを楽しむ場合、手軽さが最大の魅力です。
簡単に持ち運べるため、外出先でも友人と一緒にVRchatの世界に浸ることができます。
さらに、ヘッドセットに内蔵されたマイクとスピーカーを使用することで、簡単にコミュニケーションをとることができます。
Meta Quest 2では、Oculus StoreからVRchatをダウンロードできます。
また、Quest Linkケーブルを使用することで、PC版のVRchatをプレイすることも可能です。
Meta Quest 2は手軽で使いやすいスタンドアロン型のVRヘッドセットとして、VRchatを楽しむには最適な選択肢の一つです。
VIVEシリーズ
VIVEシリーズは、VRchatで最も一般的なヘッドセットの1つです。
高い解像度、優れたトラッキング、快適なフィット感があります。
VIVEはまた、VIVEトラッカーを使用することで、より自然なアバターの動きを実現することができます。
VIVEトラッカーは、VIVEヘッドセットとコントローラーと同じように、Lighthouseトラッキングシステムを使用しています。
トラッカーを靴やウエストバンド、他のアイテムに取り付けることができます。
これにより、アバターの動きがよりリアルに再現され、より自然な動きをすることができます。
また、VIVEシリーズは、SteamVRプラットフォームを使用するため、VRchatで利用可能なすべてのコンテンツにアクセスできます。
ただし、VIVEシリーズはMeta Quest 2と比較すると、より高価であり、セットアップが少し複雑である場合があります。
しかし、高品質なVR体験が欲しい人には最適な選択肢であると言えます。
VALVE INDEX
VALVE INDEXは、高性能なVRヘッドセットとして知られています。
このヘッドセットは、PCと接続して使用することができ、VRchatでの体験をよりリアルかつ没入感あるものにします。
VALVE INDEXの主な特徴の一つは、コントローラーです。
このコントローラーは、手の動きや指の動きを正確に検知でき、自然な動きを再現することができます。
VRchatの世界では、このコントローラーを使って、友達と手を振ったり、ハグをしたり、手品をしたりすることができます。
また、VALVE INDEXには、高解像度のディスプレイが搭載されています。
これにより、VRchatの世界をより鮮明に見ることができ、よりリアルな体験をすることができます。
さらに、VALVE INDEXには、オーディオ機能も備わっており、立体音響により、まるで本当に人が話しかけているような臨場感を体験することができます。
自分のアバターを好きに動かしたい
VRchatでは、自分自身を表現するアバターを作成し、好きなように動かすことができます。
そのため、アバターの動きを細かくコントロールするための機器が必要になってきます。
HaritoraXやUni-motionといったモーションキャプチャー機器を使用すると、実際の動きをアバターに反映させることができます。
また、VIVEトラッカーを使用することで、手足の動きをより正確に再現することができます。
自分自身が作成したアバターを好きなように動かすことができるため、VRchatでの体験はより楽しくなります。
アバターが自分の動きに反応して、自分自身が仮想空間の中にいるような感覚を得ることができます。
HaritoraX、Uni-motion
VRchatで自分のアバターを好きに動かしたい場合、HaritoraXとUni-motionというツールを利用することで実現できます。
これらのツールは、VRchat内でアバターをより自由にカスタマイズすることができます。
HaritoraXは、VRchatのアバターをより自由に動かすことができるツールです。
このツールを使うと、アバターの動きをより自然に演出することができます。
例えば、アバターの腕をリアルタイムで動かしたい場合や、アバターの身体を自由自在に動かしたい場合に便利です。
また、HaritoraXは、アバターの表情をカスタマイズすることもでき、自分でカスタマイズした表情を設定することで、よりリアルな表情を表現することができます。
Uni-motionは、アバターの動きをより自然に演出するためのツールです。
このツールを使うと、アバターの動きをより自然に演出することができます。
例えば、アバターの歩き方を自然に演出したい場合や、ダンスのシーンでアバターをよりダイナミックに動かしたい場合に便利です。
また、Uni-motionは、アバターの動きを記録して再生することもできます。
これらのツールを使うことで、VRchatでより自分らしいアバターを作ることができます。
自分の個性を表現することで、より楽しいVRchat体験ができるでしょう。
VIVEトラッカー
VIVEトラッカーは、VRChatにおいて自分のアバターをよりリアルに動かすことができるデバイスです。
VIVEトラッカーを使用すると、足の動きや手の位置、腰の位置などをより正確に再現することができます。
これにより、より本格的なVR体験を楽しむことができます。
VIVEトラッカーを使用するためには、VIVEトラッカー本体とVIVEトラッカー用のアクセサリーが必要になります。
アクセサリーには、足の甲や腰などに装着するものがあります。
これらを装着することで、アバターの動きをより正確に再現することができます。
VRChat内でのダンスパフォーマンスやスポーツゲームなど、様々なアクティビティをより本格的に楽しむことができ、より本格的なVR体験を楽しむことができるため、多くのVRユーザーにとって魅力的なデバイスであることは間違いありません。
|VRChat用PCの購入方法
VRChatは高いパフォーマンスを要求するため、十分なスペックを持つPCが必要です。
PCを購入する際、自作PC、BTO、既成PCの選択肢がありますが、BTOパソコンをオススメします。
自作PCは、自分でパーツを選んで組み立てることで、カスタマイズ性が高く、価格も抑えられるというメリットがあります。
しかし、初心者には難易度が高い上に、故障時に自己責任で修理する必要があるため、メンテナンスの手間やコストがかかる場合があります。
一方、既成PCは、手軽に購入できるうえに保証期間内であれば修理が無料で受けられるというメリットがあります。
しかし、価格が高く、カスタマイズができないため、個人のニーズに合わない場合もあります。
そこでオススメしたいのがBTOパソコンです。
BTOパソコンとは、自分でパーツを選んで組み立ててくれる専門のメーカーで、自作PCのようなカスタマイズ性があり、既成PCのような保証期間内での修理が受けられるというメリットがあります。
また、価格も既成PCと比較してお得に購入できる場合があります。
|BTOパソコンのオススメメーカー
BTOパソコンは自分好みのパーツを選んで組み立てられるため、VRChatのような重いアプリケーションに対応する高性能なPCを手軽に入手できるというメリットがあります。
オススメのメーカーとしては、マウスコンピュータやFRONTIERが挙げられます。
両社ともに高い品質を保ちつつ、価格帯も幅広くラインナップされているため、予算に合わせた選択が可能です。
マウスコンピュータ
マウスコンピューターは、BTOパソコン市場において長年にわたって高いシェアを誇っているメーカーの一つです。
そのため、多くのユーザーによって愛用されており、信頼性の高さが評価されています。
また、カスタマイズにも対応しており、自分好みの仕様にカスタマイズすることができるため、自分にぴったりのPCを作ることができます。
さらに、マウスコンピューターは、VR向けのパソコンにも力を入れており、VRChat用のPCを含む、多数のVR向けのパソコンをラインナップしています。
そのため、VRChatをプレイするために必要なスペックや、VRヘッドセットとの相性にも精通しており、安心して選ぶことができます。
また、サポート体制も充実しており、トラブルがあった際にも迅速に対応してくれるため、安心して利用することができます。
FRONTIER
FRONTIERは、BTOパソコンメーカーの中でも特に高いコストパフォーマンスが魅力の一つです。
FRONTIERは、CPUやグラフィックスカードなどのパーツを自由に選ぶことができるため、自分に合ったスペックのPCをカスタマイズすることができます。
また、FRONTIERのBTOパソコンは、他社と比べても価格が非常にリーズナブルであることが魅力の一つです。
高性能なPCを求める場合でも、FRONTIERの製品であれば予算を抑えることができます。
FRONTIERは、BTOパソコンメーカーの中でも老舗の一つで、長年の実績と信頼性があります。
そのため、初めてBTOパソコンを購入する人でも安心して利用することができます。
全体的に、FRONTIERは高いコストパフォーマンスとデザイン性、信頼性が兼ね備えられたBTOパソコンメーカーであり、VRChat用のPCを購入する際には、ぜひ検討してみてください。
|まとめ
VRChatは、人々が集い、交流することができる魅力的な仮想空間ですが、その魅力を存分に味わうためには、推奨スペックを満たすPCや関連機器が必要です。
手軽に始めたい方にはMeta Quest 2、PC版限定のワールドをVRで楽しみたい方にはVIVEシリーズやVALVE INDEXがおすすめで、自分のアバターを動かしたい方には、HaritoraXやUni-motion、VIVEトラッカーが必要になるかもしれません。
また、VRChatをプレイするためには、VRChat用PCの購入も必要ですが、BTOパソコンメーカーであるマウスコンピュータやFRONTIERなどがおすすめです。
VRChatで待っている素晴らしい出会いや体験をぜひ楽しんでみてください。