VRChat上で自分だけの家を作りたいと思ったことはありますか?

その望み、V Homeを使えば手軽に実現可能です。

本記事では、V Homeの使い方とその魅力を分かりやすく解説します。

初心者の方でも安心してお読みいただけるよう、基本的な操作から設定方法までを丁寧に解説。

あなたもVRChatで自分だけの空間を手に入れ、VRの世界をより一層楽しむための第一歩を踏み出しましょう。

|VRChatとは

出典:https://hello.vrchat.com/

「VRChat」はユーザーが自身のアバターやワールドを自由に作成し、自己表現や創造力を発揮するためのソーシャルVRプラットフォームです。

他のソーシャルVRプラットフォームと比較して、特にアバターの自由度が高く、自身とは異なる性別や形態のアバターを自在にカスタマイズできます。

また、自分自身で創造したワールドを活用して、友人を招待し、共にゲームを楽しんだり会話を共有したりすることが可能です。

一方で、「cluster」というよりカジュアルなユーザー向けのプラットフォームで、スマートフォンからも手軽にアクセス可能な特徴を持つものもありますが、VRChatは教育やビジネスの新たなフィールドとしての可能性が広がりつつあり、これからの展開が期待されています。

V Homeとは

出典:https://booth.pm/ja/items/4613434

「V Home」はVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)の技術を駆使し、個々のユーザーが自身の仮想空間に理想の家や部屋を作り出すことができるワールドです。

この空間では、ユーザーは自由に家具を選び、部屋のデザインを手掛けることができ、他のユーザーともリアルタイムで交流が可能です。

さらに、エンターテイメント要素の提供や仮想イベントの開催、他ユーザーとの共同作業も楽しむことができます。

VRやARの技術が一般化し、日常生活に浸透する中、V Homeは個々の創造力や表現の場として、また仮想社会やコミュニティの一部として期待される存在となっています。

|家の作り方

ここでは、V Homeアプリを利用して自宅を設計する基本的な手順をご紹介します。

マス目に沿った骨組みの作成から家具の配置、設計図の撮影、そしてUnityでの再構築まで解説します。

自分だけの理想の空間をV Homeで作り上げましょう。

マス目に沿って骨組みを作成

V Homeでは、自分だけの建物を作成することが可能です。

まず、VRChatのワールド検索欄から「V Home」と検索し、V Homeのワールドに参加します。

また、特定のワールドURLから直接参加することも可能です。

 建物の構築方法ですが、V Home内のマス目にある色々な+マークを活用して建物を作成します。

・ 赤い+マーク

赤い+マークを押すと壁が現れます。押すたびに壁のパターンが切り替わり、扉、窓、手すりなど7つのパターンから選択できます。

・茶色い+マーク

茶色い+マークを押すと床が現れます。地面、タイル、フローリングの3つのパターンがあります。

・青い+マーク

青い+マークを押すと天井が現れます。白天井、白いライト、黄色いライトの3つのパターンがあります。

これらの要素を組み合わせて、自分だけの建物を設計しましょう。

家具を配置

V Homeでは、階段を設置することが可能です。

種類切替ボタンで3種類の階段を選択、移動ボタンで床グリッドに沿った配置、螺旋階段の回転ボタンで回転方向変更、階段回転ボタンで全体の回転、同期ボタンで位置調整が可能です。

また、V HomeのBOOTHショップでは、無料で家具や階段などのオブジェクトが手に入り、自分だけの空間作りを更に楽しむことができます。

設計図を撮影

V Homeで建築した空間の設計図の保存方法を解説します。

V Homeにある2つの半透明の球体はリアルタイムの設計図を描画します。

壁や床、天井の状態の変更が直接設計図に反映されます。

VRChatのカメラを球体の中に入れ、撮影すると、設計図がスクリーンショットとして保存されます。

この保存した設計図の画像ファイルは、後続のUnity上でのVホームツールの使用時に読み込みます。

これでVRChatでの作業が終了し、Unityへ移行します。

Unityをインストール

はじめに、Unity Hubというアプリケーションをダウンロードします。

これは、プロジェクトを一活管理するためのツールで、Unityエディターを複数バージョン管理することが可能です。

ダウンロード後は、Unity IDでサインインします。Unity IDを持っていない場合は新たに作る必要があります。

次に、Unityには3種類のライセンス「Personal、Plus、Pro」というものがあり、この中から利用するライセンスを追加します。

無料で利用できるのはPersonalですが、利用時に一定の制限や条件があります。

一方で有料のPlusとProは、learn premiumの無料使用やプレミアムサポートを使うことが可能です。

最後に、Unityエディターをインストールします。

これは、ゲームを作るための編集画面のことで、コンテンツを制作するときに必要なソフトウェアです。

Unity Hubを使ってUnityをインストールすることでエディターのバージョン管理が簡単になり、モジュールも選択できます。

モジュールは、開発ツールやオンラインドキュメントなどに必要なもので、プラットフォームや言語などに応じて選びます。

以上がUnityのインストールの手順です。

SDKをインポート

続いては、V Homeツールのセットアップをご紹介します。

1.Unityを開き、プロジェクトを作成。

2.メニュー項目から「Assets」→「Import Package」→「Custom Package」を選択する。

3.V Home SDKのPackageを選択した状態で、「Import」をクリックする。

4.インポートが完了すると、V Home SDKが使用できます。

以上の流れに沿って実施します。

ここからは上記の手順を詳細に説明していきます。

まず最初にUnityを開き、VRChat Content Creation(VCC)を使います。

新規ワールド用プロジェクトを作成してください。

そしてBoothのV HomeサイトからUnityPackageをダウンロードします。

その後Unityの「assets」→「Import Package」→「Custom Package」を順に選択してください。

次にダウンロードしたV HomeのUnityPackageを選択後「Import」をクリックしてください。

そうするとUnityPackageのインポートは完了となり、Unity上部のタブ一覧に「VHome」と表示されます。

これで、V Homeツールの利用が可能です。

Unity上に再構築する

VRChatで撮影した設計図をUnityに取り込む手順を説明します。

まず、撮影した設計図をUnityにインポートします。

次に、インポートした設計図をInspectorウィンドウで「Read/Write Enabled」に設定します。

その後、Unityの「VHome」タブから「AutoBuilder」を選択し、表示されるウィンドウに設計図をドラッグ&ドロップして「Build」をクリックします。

すると、「MyHome」オブジェクトがHierarchyウィンドウに生成され、SceneにVRChatの建物が表示されます。

これでUnityとVRChatでの建物設計が可能になります。

|V Homeのメリット

V homeは、新規ユーザーが最初に訪れる場所で、ここでVRChatの基本機能や操作方法を学ぶことができます。

また、他のプレイヤーと交流するためのエリアも設けられており、新しい友達を作るための機会もたくさんあります。

さらに、特別なモデリングスキルを必要とせず、無料のツールを使って自由に自分の家を設計し、ワールドとして公開することができます。

壁、床、天井の設置から家具の配置まで自由にカスタマイズが可能です。

無料で作成できる

V Homeは、自由な家造りが体験できるワールドです。

「V Home Auto Builder」などの無料ツールを駆使し、壁から天井、家具に至るまで、自分だけの空間を設計できます。

たとえば、VRChatワールドの一部として使える、巾木ハウスという豆腐型の木製の家を作れるアセットがあります。

また、作成するときはマス目が描かれた地面にあるプラスマークをクリックするだけで、自分が思い描くように家具などを設置できます。

そして、窓やドア、照明、芝生などを繰り返しクリックすることで切り替えが可能です。

さらに、様々なクリエイターが作成したUnityプロジェクトを利用することで、自身がデザインしたワールドを公開する事も可能です。

これらのプロジェクトは、追加するだけでアップロード可能で、一部には制作のヒントまで付いています。

完成した家は、無料ツールと組み合わせてVRChatワールドとして公開できます。

自分が思い描く家を作り、それをVRChatの世界に公開しましょう。

こうして、あなたのクリエイティビティは無限の可能性を持つことになります。

モデリング技術が必要ない

自分の部屋は生活スタイルに合う環境だったり、好みのインテリアなどに応じて内装を替えることがあると思います。

それと同じように「自分だけのレイアウトで家を構築したい」という願望を持つ方は少なくないでしょう。

以前なら3Dモデリングのスキルが求められましたが、現在のV Homeでは、専門的な知識なしに自分だけの独特な空間を創り出せます。

V Homeの魅力は、家だけでなく、用途に応じてオフィスや展示会場などを設計できるところです。

さらには友人たちと一緒に建築物を作れたり、clusterのワールドクラフト機能のように、多くの仲間と共同でワールドを作ったりすることができます。

それをVRChat上に公開できるところも魅力の1つと言えるでしょう。

これまで仲間と共有したものが具体的な形で残せるのは、価値がありますよね。

容易にワールド作成でき、VRChatで独自の空間を作って楽しむことができる革新的なワールドとツールの登場は注目すべきでしょう。

是非、この経験を自分自身で試してみてください!

|まとめ

「V Home」はVRやARを活用し、ユーザーが自分だけの理想の空間を作る概念です。

自由に家具選びやデザインが可能で、他ユーザーとのリアルタイム交流も楽しめます。

また、VRChatのホームワールドであるV Homeは、基本操作の学習や他プレイヤーとの交流、自身の家をVRChatワールドとして公開することができ、自由なカスタマイズが可能です。

皆さんもぜひV Homeを使ってみてはいかがでしょうか。