この記事を読んでいるあなたは、イラストを描くことに興味があるけれど、時間や技術的な制約で挫折してしまった経験をお持ちかもしれません。
しかし、AIの力を借りれば、あなたも簡単に美しいイラストを作り出すことができます。
本記事では、イラストの自動生成が可能なAIアプリ・ツールの中から、おすすめの15選を厳選しました。
これらを使って、あなたのアイデアがリアルなイラストに変わる瞬間を体験してみましょう。
目次
|AIによるイラスト自動生成アプリとは
本記事で紹介する「AIによるイラスト自動生成アプリ」というのは、キーワードを入れると、そのキーワードをイメージした画像を作成してくれるアプリのことを指します。
たとえば、「星空の夜」といったキーワードを入れると、AIは独自のイメージで「星空の夜」のイラストを作成してくれます。
また、アートスタイルを変更できるなど、さまざまな設定が可能なアプリもあります。
AIによるイラスト生成では、例えば同じキーワードでも、違う絵が生成されるため、無限の創造性が広がります。
さらに、選択した写真やスケッチを基にイラスト化する機能が付いているものもあります。
これにより、個人の写真や特別な思い出を美しいイラストとして残すことができます。
|イラスト自動生成AIアプリ・ツールの特徴
主な特徴としては、「キーワードだけで簡単に画像を生成できること」と「生成される画像のクオリティの高さ」の2つがあります。
それぞれ順に解説していきます。
キーワードだけで画像生成が可能
たとえば、「夏の海」「星空キャンプ」「未来の都市」など、自分が思い描くシーンやテーマの言葉を入れると、AIがその意図を理解し、個性的でユニークな画像を生成してくれます。
現実にはありえないものでも、イメージして画像を作成してくれるので、便利で使いやすいところも特徴です。
また、「幻想的」「レトロ」などの雰囲気を指定する言葉を入力すると、AIはそれに合わせた独特なスタイルのイラストを生成してくれます。
画像のクオリティが高い
生成される画像のクオリティの高さも特徴の一つです。
AIツールで生成された画像は、まるでイラストレーターや絵師が描いたかのような質の高さを持っています。
どちらがAIが描いたものか、その差異は人間が見分けることすら難しいほどのクオリティです。
ユーザーは手軽にAIを活用することで、より高品質な画像を簡単に入手することができます。
これにより、イラストやクリエイターに興味を持つ人々の数が増えることが期待されます。
|おすすめのイラスト自動生成AIアプリ
ここからはおすすめのアプリを5つご紹介します!
これらを上手に活用すれば、あなたは驚くほどクオリティの高いイラストを作成することができるかもしれません。
ぜひ想像力を広げるツールとして活用していただければ幸いです。
Picsart
Picsartは、高性能な写真・動画編集アプリで、1.5億人以上が利用するなど、世界でも人気のアプリです。
キーワードやスタイルの設定だけで簡単に画像を作ることができます。
<イラスト作成手順>
1.Picsartを開く
2.「+」を押して「テキストから画像生成」をタップ
3.プロンプトを入力するか、推奨のオプションから1つ選択 (なるべく具体的に記述してください)
4. 画像が生成されるまで待つ
WOMBO Dream
WOMBOは、キーワードを入れてスタイルを選ぶだけで高品質なアートを自動的に作成することができるアプリです。
アニメキャラなどの絵も話題でSNSでも注目されています。
<イラスト作成手順>
1.WOMBO Dreamを開く
2.「Print your artwork!」と表示したら、右上の【×】を押す
3.【Get Started】を押す
4.入力フォームにプロンプト(テーマ)を入力
5.アートスタイルを選択
6.【creat】を押す
AIピカソ
AIピカソは、人工知能を使って絵画を生成するシステムです。
絵画のスタイルや特徴を学習し、それに基づいて新しい作品を作り出します。
芸術家やデザイナーに創造的なアイデアを提供するツールとして活用されます。
<イラスト作成手順>
1.AIピカソを開く
2.【Start】を押す
3.「Enter Text」にキーワードを入力
4.【Create】を押す
Wonder
Wonderは、画像作成に特化したアプリです。
ただし、画像の生成には広告の視聴が必要であり、1日に生成できるイラストの回数には制限があります。
<イラスト作成手順>
1.Wonderを開く
2.入力フォームにキーワードを入力
3.アスペクト比やスタイルなどを設定し、「作成」を押す
お絵描きばりぐっどくん
「お絵描きばりぐっどくん」は、LINEアプリ上でAIが自動的にイラストを生成してくれます。
友だち追加するだけで手軽に利用できるサービスであり、LINEユーザーであればすぐに始めることが可能です。
利用方法もシンプルで、アプリの公式トークルームにキーワードを送信すると、関連する絵がトークルームに届きます。
ただし、無料版のお絵描きばりぐっどくんでは1日に10回の利用が制限されています。
|おすすめのイラスト自動生成AIツール
ここからは、イラスト制作において個性的な表現を追求したい方や、手軽にオリジナルのイラストを作りたい方などに、おすすめの自動生成AIツール10選をその特徴とともにご紹介していきます。
DALL-E 2
DALL-E 2は、OpenAI社が開発した画像・イラスト生成AIで、ChatGPTというテキスト生成AIでも知られるOpenAIが手掛けています。
このツールにはGPT-3という自然言語処理モデルが搭載されており、ユーザーが入力した文章を正確に理解し、高精度のイラストを生成します。
また、ユーザーが入力したテキストに基づいて、異なるコンセプトや視覚的な表現を持つ複数の画像を作成することもできます。
Midjourney
Midjourneyは、テキストから瞬時に画像を生成するAIプログラムです。
その高速な画像生成力が注目されています。さらに、世界的に有名な画像生成AIであり、Discordコミュニティでは100万人以上の参加者がいます。
キーワードや文章を入力するだけでAIがオリジナルなイラストを自動生成し、たった10秒で高品質なイラストを手に入れることができます。
現在MidjourneyはDiscordを通じて利用できます。
NightCafe
NightCafeは、テキストを画像に変換したり、スタイルを変えたりするための2つのツールを提供しているウェブサイトです。
さまざまなアートスタイルから自ら選ぶことができ、直感的なインターフェースで初心者でも簡単に利用できます。
人気があり、幅広いオプションを提供しているため、AIアートジェネレーターの中でも注目されています。
Fotor
Fotorは、初心者から上級者まで広く利用できるAIツールです。
このソフトウェアを使えば、無料で画像や写真の編集が簡単にできます。
高速画像生成モードや9つの変換スタイルから選ぶことができます。
明るさの調整やフィルターの追加など、基本的な編集からぼかしや文字の挿入などのデザイン性の高い画像作成まで、幅広い機能が備わっています。
シンプルなインターフェースで、初心者でも使いやすく、安心して利用することができます。
Craiyon
Craiyonは、登録する必要がないAIの生成サイトです。
キーワードを入力するだけで、9種類のAI画像をわずかな時間で生成することができます。
このAIモデルは、OpenAIのDALL・Eの成果をオープンソースのモデルとして再現したものです。
モデルサイズは本家のDALL・Eよりサイズが小さくなっていますが、今後はより大きなサイズの生成も計画されています。
また、ノーコードツールとして高い評価を受けており、無料で誰でも簡単に業務アプリを作成できます。
Canva
Canvaは、利用者の多い無料のオンラインデザインツールです。
デザインの知識がなくても、テンプレートを選んで簡単にカスタマイズするだけで、高品質なデザインを作成できます。
AI画像生成機能を使えば、ワンクリックで美しいAI画像を生成できます。
写真や手書き風、3D、ペイント風など、多様なスタイルの画像を選ぶことができます。
さらに、自分の素材を挿入することも可能です。
DeepAI
DeepAIは、ユニークで個性的な画像を作成できるサイトです。
テキストと絵のスタイルを選ぶことで、画像を生成できます。
また、無料で画像を保存できるのも魅力の一つです。
利用は英語サイトのみですが、直感的な使い方で簡単に始めることができます。
開発者向けには無料のAPIサービスも提供されており、他のソフトウェアとの連携に活用することができます。
StarryAI
StarryAIは、AIが手間をかけずにイラストを生成してくれるサイトです。
独自のNFTジェネレーターに画像を入力すると、AIが驚くべきスピードでイラストを生み出します。
ユーザーは複雑な手続きや専門知識は必要としません。
ただ単に画像を提供するだけで、リアルなイメージや抽象的なイメージ、そして製品的なイメージなど、多様なスタイルのイラストを手に入れることができます。
さらに、生成されたイラストは、利用者に所有権が与えられており、個人的な目的や商業的な目的など、さまざまな目的で利用することができます。
Artbreeder
Artbreederは、ユニークで独創的な画像を生成するサイトです。
風景、アニメーションキャラクターなど、様々なイラストを作ることができます。
数千枚のイメージの中から、組み合わせて独自の作品を作成します。
さらに、作成した画像をフォルダで整理し、JPGやPNGの形式でダウンロードすることが可能です。
自分の作品を整理して保管したり、好みのフォーマットで保存したりすることができます。
Stable Diffusion
Stable Diffusionは、イギリスのスタートアップ企業であるStability.AIが開発した画像・イラスト生成AIです。特筆すべきは、生成された画像やイラストを商用利用できる点です。
高品質な画像を生成できるため、これまでイラストレーターが行ってきた仕事を誰でも実現できます。
ただし、的確な指示がないと望んだイラストを生成することが難しいという指摘もあり、今後の改善にも注目です。
|自動生成したイラストを使うときの注意点
自動生成したイラストを利用する際には、いくつかの注意点があります。
生成されたイラストが細部まで描かれていない場合や、著作権の問題も考慮しなければなりません。
これらのポイントについて詳しく見ていきましょう。
細部まで描けない場合がある
イラスト生成AIは、細部まで完璧に描けない場合があります。
例えば、人間の手や指の数が不自然に描かれ、6本の指があるイラストが生成されることもあります。
このような問題は、人間のイラストレーターが描く場合には起きにくいですが、AIを使用すると一定の確率で発生します。
そのため、生成された画像・イラストには注意深く目を通し、おかしな点がないかを確認する必要があります。
細部の精度には限界があるため、注意が必要です。
著作権の問題がある
AIで生成された画像やイラストの著作権については、現在国内では明確に定まっていません。
画像・イラスト生成AIは、ウェブ上の作品データを学習し、それを基に画像を生成しています。
そのため、学習データに著作権で保護された画像が含まれている場合もあり、「AIで生成した画像は著作権侵害である」との意見が出されています。
AIを利用する際には使用目的や権利について慎重に考慮する必要があります。
|まとめ
本記事で述べてきたように、AIアプリやツールを利用すれば、誰でも驚くほど独創的で個性的な画像やイラストを手軽に作成できます。個人やビジネスでの利用も可能です。
ただし、本記事でも述べたように、生成された画像には細部が欠ける場合がありますし、著作権の問題も存在します。
使用する際は十分に注意をする必要がありますが、それでも、これらのAIツールは創作の可能性を広げ、手軽に魅力的なイラストや画像を作成したい方にとって、刺激的な選択肢となるでしょう。
気軽に登録不要で無料で利用できるものもありますので、時代に乗り遅れないためにもぜひ、これらのツールを試してみてください!
また、おすすめのAIイラストアプリに関しては、EdgeHUBでも紹介されているので是非ご覧ください。