オリンピックの正式種目として検討されるほど注目の的となっている「eスポーツ」。
そこで本記事では
「eスポーツにはどんな企業が参入している?」
「どんなeスポーツタイトルに参入しているか知りたい!」
という疑問をお持ちの方のために、eスポーツに参入している国内企業を30社ピックアップ!
一読いただければ、eスポーツ参入企業の一覧がすぐに確認できます。
2025年までには日本での競技人口が1,200万人を超えるともいわれているeスポーツについて、今のうちにしっかりと把握しておきましょう!
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目次
|eスポーツとは
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)の略称であり、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉える際の名称です。
1990年代に日本で格闘ゲームがブームとなり、インターネットの普及とともにオンラインゲームが注目されるようになりました。
2000年代に入ると「eスポーツ」という言葉が使われはじめ、2018年にはアジア競技大会でeスポーツが正式種目として採用されました。
そして2023年6月には「オリンピックeスポーツシリーズ」が開催されています。
それに伴って、eスポーツの人気は急速に拡大しており、世界での競技人口は既に1億数千万人を超えているとも試算されています。
ちなみに世界的に広く認知されているサッカーでも、競技人口は約2億6000万人です。
このままeスポーツ人気が加熱していけば、2020年代には競技人口はサッカーを超えるかもしれません。
このように、加速度的に成長しているeスポーツ市場は宣伝効果が非常に高いので、大手企業も積極的に参入しており、今後さまざまなビジネスモデルが登場することになるでしょう。
国産ゲームのeスポーツタイトル一覧
では、eスポーツになっているゲームにはどのようなゲームがあるのでしょうか。
以下は、国産ゲームで2024年4月時点でeスポーツになっているゲームタイトルの一覧です。
<eスポーツタイトル(国産)>
ゲームタイトル | ゲームジャンル | 開発企業 |
eBASEBALLパワフルプロ野球シリーズ | スポーツ(野球) | KONAMI |
eBASEBALLプロ野球スピリッツシリーズ | スポーツ(野球) | KONAMI |
グランツーリスモSPORT | レーシング | Polyphony Digital |
THE KING OF FIGHTERS XIV | 格闘 | SNK |
SAMURAI SPIRITS | 格闘 | SNK |
シャドウバース | デジタルカードゲーム | Cygames |
ストリートファイターⅡ | 格闘 | Capcom |
スプラトゥーンシリーズ | シューティング | 任天堂 |
太鼓の達人Nintendo Switchば〜じょん! | リズム | バンダイナムコエンターテインメント |
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ | 対戦アクション | 任天堂 |
ドラゴンボールファイターズ | 格闘 | アークシステムワークス |
プロ野球スピリッツA | スポーツ(野球) | KONAMI |
(参考:一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU))
一般社団法人日本eスポーツ連合(通称:JeSU)に認可されている日本産eスポーツタイトルは、上記の12タイトルです。
海外ゲームのeスポーツタイトル一覧
続いて、2024年4月時点でeスポーツ化している海外産ゲームは以下の通りです。
<eスポーツタイトル(海外)>
ゲームタイトル | ゲームジャンル | 開発企業 | 国名 |
エーペックスレジェンズ | バトルロワイヤル | Respawn Entertainment | アメリカ |
オーバーウォッチ | ファーストパーソンシューター(FPS) | Blizzard Entertainment | アメリカ |
荒野行動 | バトルロワイヤル | NetEase | 中国 |
Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO) | ファーストパーソンシューター(FPS) | Valve Corporation | アメリカ |
クラッシュ・ロワイヤル | リアルタイムストラテジー(RTS) | Supercell | フィンランド |
Zwift | サイクリングシミュレーション | Zwift Inc. | アメリカ |
StarCraft II: Legacy of the Void | リアルタイムストラテジー(RTS) | Blizzard Entertainment | アメリカ |
Dungeon & Fighter (アラド戦記) | アクションRPG | Neople | 韓国 |
伝説対決 -Arena of Valor- | MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ) | Tencent Games | 中国 |
DOTA2 | MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ) | Valve Corporation | アメリカ |
ハースストーン | デジタルカードゲーム | Blizzard Entertainment | アメリカ |
PUBG:BATTLEGROUNDS | バトルロワイヤル | PUBG Corporation | 韓国 |
PUBG Mobile | バトルロワイヤル | Tencent Games | 中国 |
FIFAシリーズ | スポーツ(サッカー) | Electronic Arts | アメリカ |
フォートナイト | バトルロワイヤル | Epic Games | アメリカ |
フォールガイズ | バトルロワイヤル | Mediatonic | イギリス |
ブロスタ | マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ | Supercell | フィンランド |
Vainglory | MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ) | Super Evil Megacorp | アメリカ |
マインクラフト | サンドボックス | Mojang Studios | スウェーデン |
リーグ・オブ・レジェンド | MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ) | Riot Games | アメリカ |
(参考:一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU))
一般社団法人日本eスポーツ連合(通称:JeSU)に認可されている海外産eスポーツタイトルは、上記の12タイトルです。
|「大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)」に参入している企業一覧
ここからは、eスポーツ化しているゲームタイトルの中でも特に人気のゲームをピックアップして参入企業を見ていきましょう。
まずは、言わずと知れた名作「大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)」です。
<「大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)」に参入している企業>
- ゾフ(Zoff)
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
- 株式会社キノトロープ
- 大正製薬
- ZETA DIVISION
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALとは?
出典:https://www.smashbros.com/ja_JP/
大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)シリーズでeスポーツ化しているのは、最新作の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」です。
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(海外名:Super Smash Bros. Ultimate)は、Nintendo Switch専用の対戦アクションゲームで、2018年12月7日に世界同時に発売されました。
本作は「史上最大規模」と称されるほど、豊富なキャラクター、ステージ、アイテム、楽曲を誇り、それぞれのキャラクターには独自の技があります。
プレイヤーはこれらを駆使して、1対1の対戦や、最大8人での乱戦を楽しむことができます。
また、オンライン対戦機能も充実しており、世界中のプレイヤーと対戦することが可能です。
操作するデバイスは、Nintendo SwitchのJoy-ConやProコントローラー、さらにはゲームキューブコントローラーにも対応しています。
①ゾフ(Zoff)
株式会社Zoff(ゾフ)は、その先進的な取り組みと革新的な製品で知られる日本のメガネブランドです。
2019年11月22日に開催された「ファミ通Presents 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』企業対抗ゲーム大会 in 東京お台場 大江戸温泉物語」は、ゲーム業界内外の企業が参加する特別なイベントでした。
この大会では、8団体がトーナメント形式で競い合い、Zoffも決勝戦に進出するなど、高い競技力を見せつけています。
また、Zoffはゲームプレイをより快適にするための製品開発にも積極的に取り組んでいます。
特に注目すべきは、日本初のシニア専用eスポーツ施設「ISR e-Sports」への「Zoff GAME」メガネの無償提供です。
このメガネは、ゲームプレイ時の視覚情報の過剰な入力を軽減し、集中力を高める設計になっています。
②ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
出典:https://blog.ja.playstation.com/
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はゲーム業界の大手であり、PlayStationゲームコンソールの製造元としてもよく知られています。
SIEはeスポーツ業界での存在感を強めるために、いくつかの重要な取り組みを実施しています。
最も注目すべき取り組みの一つは、Repeat.ggの買収です。
これは、オンラインeスポーツトーナメントプラットフォームであり、SIEのサポートにより、より多くのゲームタイトルと機能の拡張が可能となりました。
Repeat.ggは、既に10万以上のオンライントーナメントを開催し、230万人以上のプレイヤーが参加しており、SIEにとってeスポーツコミュニティとの接点を強化する貴重な資産です。
また、SIEはプレイステーションのプラットフォームを活用して、様々なeスポーツイベントやトーナメントを開催し、プレイヤーが競技的なゲームに参加しやすくすることで、eスポーツサービスの範囲を広げています。
③株式会社キノトロープ
出典:https://www.kinotropegaming.com/
株式会社キノトロープは東京都渋谷区に本社を置く、長年IT業界で培ったノウハウを持つ企業です。
最近では、人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」部門で活動するプロeスポーツチーム「KINOTROPE gaming」を設立しました。
新選手として「Ly(えるわい)」が加入し、2023年は様々な大会に挑戦する予定です。
この取り組みに加え、地域社会への貢献として「eスポーツ子ども教室キャラバン」に参加し、eスポーツの楽しさを子供たちに伝え、業界の発展に貢献する活動を行っています。
また、スマブラ部門に加えてApex Legends部門も設立し、新たに4名のeスポーツ選手も加入しています。
④大正製薬
出典:https://www.taisho.co.jp/company/news/2020/20200203000470.html
製薬業界大手で「リポビタンD」などで知られる大正製薬は、先述の「ファミ通Presents 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』企業対抗ゲーム大会 in 東京お台場 大江戸温泉物語」に企業側として参加しました。
また、スマブラの他にも「eBASEBALLプロスピAリーグ」(スピリーグ)のオフィシャルパートナーとして名を連ねるとともに、「League of Legends」(LoL)の国内プロリーグである「League of Legends Japan League」(LJL)の2020年シーズンにおいて、オフィシャルドリンクパートナーとして協賛しています。
このパートナーシップを通じて、大正製薬は大会期間中に来場者や選手へのリポビタンDのサンプリングを実施し、eスポーツコミュニティへの健康と活力の提供に貢献しています。
さらに、リポビタンDの長年のCMキャラクターであり、LoLのゲーム配信も手がける俳優のケイン・コスギさんを起用した特別ムービーの制作など、様々な形でLJLをサポートしています。
⑤ZETA DIVISION
出典:https://zetadivision.com/
ZETA DIVISION(旧称「JUPITER」)は、2018年に設立された日本を拠点とするプロeスポーツ組織です。
東京都に本社を構え、情報通信業を核として、インターネットマーケティング、チームマネジメント、コンテンツ制作、イベント運営など幅広い事業を手掛けています。
ZETA DIVISIONは、『PUBG』、『Brawl Stars』、『VALORANT』、そして『大乱闘スマッシュブラザーズ』など、多岐にわたるゲームタイトルでeスポーツ大会に参入しています。
これらの大会では国内外問わず高い成績を収めており、特に『VALORANT』部門では国際大会で大活躍です。
スマブラプロの「あcola選手」が所属している企業としても有名です。
「あcola選手」は2023年の「日本eスポーツアワード」では、年間最優秀eスポーツプレイヤー賞をはじめ、「Under18 最優秀eスポーツプレイヤー賞」や「最優秀格闘ゲームプレイヤー賞」を受賞し、その年で最も輝いた活躍をした選手として三冠を達成しました。
|「フォートナイト(Fortnite)」に参入している企業一覧
続いて、大人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト(Fortnite)」に参入している企業を見ていきましょう。
<フォートナイト(Fortnite)に参入している企業一覧>
- モンドリアン
- コカ・コーラ
- 日清食品
- KLab株式会社
- monoAI technology(モノアイ)
フォートナイト(Fortnite)とは?
出典:https://www.epicgames.com/fortnite/en-US/home
「Fortnite」(フォートナイト)は、エピックゲームズ(Epic Games)によって開発された、非常に人気の高いメタバースゲームです。
特に若年層に支持されており、カートゥーン風のグラフィックが特徴的で、プレイヤーを引き込む魅力の一つとなっています。
また、「Fortnite」はただのバトルロイヤルゲームではありません。
建築要素を取り入れた戦闘システムが特徴で、プレイヤーは防御構造物を建設したり、環境を自分の利益に活用することができます。
このような独特のゲームプレイが、eスポーツの世界でも注目されています。
毎年国内外で多くのeスポーツ大会を開催しており、「FNCS(Fortnite Championship Series)」は全eスポーツ大会の中でも最も有名と言っても過言ではありません。
①モンドリアン
株式会社モンドリアンは、ゲームとメタバース事業を主軸とする企業です。
ゲーム・メタバースのプロジェクト企画、ビジネス開発、IP事業、3Dモデル制作などの幅広いサービスを提供し、国内外にクリエイティブスタジオを持っており、Roblox、Fortnite、ZEPETO、Minecraftなどの幅広いプラットフォームに対応しています。
株式会社モンドリアンは、eスポーツ事業にも力を入れており、2024年3月28日に新eスポーツリーグ「Colosseo(コロッセオ)」を立ち上げ、運営を開始しました。
「Colosseo FN Season1」と名付けられた第1回大会では、オリジナルマップ「BOXFIGHT」「ZONEWARS」「FFA」を使用し、リーグ戦形式で勝者を決定します。
マップはFortnite内で公開されており、興味のあるプレイヤーはいつでもアクセスしてプレイすることが可能です。
②コカ・コーラ
出典:https://e-sports-press.com/archives/41558
コカ・コーラが主催するeスポーツ大会は「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship」という名前で、高校生を対象とした日本国内最大級のeスポーツ大会です。
2024年度の大会は、昨年に引き続き、全国からのべ2,134チーム、7,031名の高校生が参加し、ライブ配信の総視聴者数は約1,060万人に達するほどの規模です。
大会は6月から7月にかけてブロック代表決定戦(オンライン予選)、7月中旬に全国大会セミファイナル、8月には全国大会グランドファイナルが開催され、日本一の高校チームが決定します。
過去にはフォートナイトの他にも「クラッシュ・ロワイヤル」、「リーグ・オブ・レジェンド」などのタイトルが採用されており、大会では様々なゲームタイトルで競い合われています。
③日清食品
出典:https://www.nissin.com/jp/news/6622
日清食品は、EVO Japan 2018とEVO 2018のスポンサーとしてeスポーツ界に参入しました。
EVOは世界最大級の格闘ゲーム大会で、日清はこれらのイベントのトップパートナーです。
また、日清食品グループのアメリカ法人もラスベガスで開催されたEVO 2018に協賛し、グローバルな支援を示しています。
カップヌードルはゲームをしながら食べられるので手間のかからない食品として、世界中のゲーマーの間で意外にも人気なファストフードです。
ゲームの実況動画などを見てみると多くの有名配信者たちの背景に日清食品のロゴが写っているのはこれが理由だったりもします。
このように日清食品は、eスポーツへの協賛を通じて企業のイメージをさらに強化し、ゲームコミュニティ内で徐々に存在感を築き上げています。
④KLab株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000745.000006348.html
KLab株式会社は、ゲーム事業を核とする企業です。特に、スマートフォン向けゲームの開発で知られています。
代表作には「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」といった、人気アニメを題材にしたゲームがあり、国内外のファンから高い評価を受けています。
KLab株式会社がeスポーツ業界に参入するにあたって特に注目しているのが、メタバース向けコンテンツ事業です。
同社は、バトルロイヤルゲーム「Fortnite」とオンラインゲームプラットフォーム「Roblox」に焦点を当て、これらのプラットフォームで独自のコンテンツを企画・制作・提供する計画を発表しました。
⑤monoAI technology(モノアイ)
monoAI Technology株式会社は、メタバースプラットフォーム『XR CLOUD』を提供しているメタバース企業です。
2022年12月20日に東証グロース市場に上場し、すぐに売買代金総額で2位につけるなど、今急成長中の企業でもあります。
monoAI Technologyは、5億人以上のユーザーを誇る「フォートナイト」上に、UFFN(Unreal Editor for Fortnite)を活用した独自のメタバース空間「MONOAI TECHDEMO WORLDS」を開設しました。
このワールドでは、最大8ユーザーでプレイ可能な5種類のミニゲームが展開されています。
さらに、企業のプロモーションやブランディング、ファンコミュニティの形成など、様々なシーンで活用できるメタバース空間の企画、制作、運営を一気通貫でサポートしています。
MONOAI TECHDEMO WORLDSの詳細はコチラ!
|「Apex Legends(エーペックス)」に参入している企業一覧
続いて、大人気FPSゲーム「Apex Legends(エーペックス)」に参入している企業を見ていきましょう。
<「Apex Legends(エーペックス)」に参入している企業一覧>
- ProVision
- BEAMS(ビームス)
- ウエスタンデジタルジャパン
- MOZE
- Fennel
Apex Legendsとは?
出典:https://store.steampowered.com/app/1172470/_/?l=japanese&curator_clanid=7341634
「Apex Legends」は、Respawn Entertainmentによって開発され、エレクトロニック・アーツから2019年2月4日にリリースされた基本プレイ無料のFPSゲームです。
プレイヤーは、独特の能力を持つ「レジェンド」の中から一人を選び、20チーム(合計60人)で構成される試合に参加します。
目標はシンプルですが戦略性があり、最後の一人(あるいは一チーム)になるまで生き残ることです。
戦略的な思考、チームワーク、そして個々のスキルが勝敗を分ける鍵となります。
Apex Legends Global Series (ALGS)やCRカップ、VTuber最協決定戦、そしてFFL GLOBAL CHALLENGEなど数多くのeスポーツ大会が開催されていることでも有名です。
①ProVision
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000099874.html
株式会社ProVisionは、横浜市に本社を置くゲームとeスポーツに特化した独自のサービスを提供する企業です。
同社は、社会人や企業のゲーム文化の促進を目指し、特にeスポーツ分野において独自の取り組みを展開しています。
ProVisionは、そのeスポーツチーム「ProVision Nemophila」を通じて、企業eスポーツ部最強決定戦「cogme cup #5 Apex Legends」に参戦し、本戦出場を果たしました。
この大会は、「Apex Legends」をプラットフォームに使用し、企業チーム同士が技術とチームワークを競い合います。
「ProVision Nemophila」は、この大会の第1回目から5回連続で出場し、予選を突破して本戦に進出するほどの実力を持つチームです。
また、ProVisionはeスポーツ業界への貢献として、「GATE」という新サービスを提供しています。
「GATE」は、ゲームの開発企業とベータテストに参加したいユーザー(テスター)をつなぐプラットフォームで、企業がテスターを募集する際の情報掲載、抽選、ユーザーアンケート集計までの一連の流れを支援します。
②BEAMS(ビームス)
出典:https://www.beams.co.jp/news/3408/
ビームスはJeSU(日本eスポーツ連合)の公認スポンサーとして、2018年から日本代表選手のユニフォームを手がけています。
2022年には、eスポーツのプロチーム「Human Academy CREST GAMING」のリブランディングの総合プロデュースも行っています。
また、Apex LegendsのコラボTシャツなども販売しており、意外にもeスポーツ業界にいろんなシーンで参入している企業です。
③ウエスタンデジタルジャパン
出典:https://team-detonation.net/awdc/
ウエスタンデジタルジャパンは、データ社会の発展に貢献し、多様化するデータの保存、保護、アクセス、変換に必要なイノベーションを推進している企業です。
Western Digital、GTechnology、SanDisk、および WD の各ブランドを通じて、先進的なデータセンターからモバイルセンサー、パーソナルデバイスまで、データが存在するあらゆる場所でデータの可能性を広げるソリューションを展開しています。
2021年7月18日に、ウエスタンデジタルジャパンはプロeスポーツチームDetonatioN Gamingの協力を得て、「Apex Legends」の競技大会「AWDC Apex Legends Western Digital Cup」を開催しました。
本大会は、PC・PlayStation版「Apex Legends」をプラットフォームに使用し、3人1チーム、合計20チーム60人が参加。
チームワークと戦略が勝利の鍵となるこの競技では、各マッチの終了時の順位とチームの合計キル数に応じてチームに与えられるポイントを競いあいました。
④MOZE
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000126969.html
株式会社MOZEは、2023年に設立された新しい世代のエンターテインメントを追求するeスポーツ×エンターテインメントチームです。
「Z世代によるZ世代のためのコンテンツ発信」をコンセプトに、VALORANT、フォートナイト、大乱闘スマッシュブラザーズ、そしてApex Legendsのeスポーツ選手をはじめ、エクストリームスポーツ選手やシンガーソングライターなど多岐にわたるジャンルのタレントを抱えています。
MOZEは、長期的成長を視野に入れ「Apex Legends部門」を新設し、プロeスポーツチームとしての地位確立を目指しています。
新設された「Apex Legends部門」には、ALGS PQ1位通過の実力を持つ「YOKOYARI」メンバーが加わり、2024年1月からのPro Leagueへの参入と世界大会へ挑戦する予定です。
MOZEはApex Legendsにおける競技シーンでの新たなタイトルへの参入と、その地位の確立を目指しています。
(※MOZEは2024年3月3日に代表取締役が失踪したことにより解散しました)
⑤Fennel
出典:https://fennel-esports.com/news/event/2496/
株式会社Fennelは、2019年に設立された東京都渋谷区を拠点とするプロeスポーツチームの運営企業です。
日本最大規模のゲーミングベースを横浜に構え、現在は9部門に約70名の選手・ストリーマーが所属しています。
VALORANT部門やApex Legends部門などをはじめ、国内外の大会で数々の優勝を果たしており、特にVALORANT女子部門は世界ベスト8入りするなどの成果を挙げています。
FENNELは、音楽とeスポーツを融合させた「FENNEL CUP vol.3」を2023年12月26日に開催しました。
本大会は「Apex Legends」を舞台に、日本を代表するアーティスト、タレント、プロ選手、ストリーマーを招待し、一夜限りのドリームチームを組んで対戦するというものです。
これまでに2回のクローズドパーティーとして開催され、3回目となる今回は多くのファンの要望に応え、大会の生配信を行いました。
大会では豪華景品をかけた白熱したゲームがオフライン会場で繰り広げられ、新たなコミュニティとの出会いや業界の垣根を超える交流が生まれています。
|「スプラトゥーン」に参入している企業一覧
続いて、スプラトゥーンに参入している企業を見ていきましょう。
<スプラトゥーンに参入している企業一覧>
- アンカー・ジャパン
- 三菱総研
- JCOM
- トヨペット各社
- 木村情報技術
スプラトゥーンとは?
出典:https://store-jp.nintendo.com/feature_splatoon3.html
『スプラトゥーン』シリーズは、任天堂から発売されているカラフルなインクを使って対戦するアクションシューティングゲームです。
プレイヤーは4人一組のチームを組み、他のチームとインクを使ってナワバリ(領域)争いをします。
勝敗は、マップ上に自分たちのチームの色のインクをより広く塗り広げた方が勝ちという、直感的でシンプルなルールです。
eスポーツで人気が高いのは最新作の「スプラトゥーン3」になります。
「スプラトゥーン甲子園」という公式大会も毎年開催されており、eスポーツとしての人気も非常に高いです。
①アンカー・ジャパン
出典:https://ascii.jp/elem/000/001/873/1873582/
アンカー・ジャパン株式会社は、2011年に米Google出身の若者たちによって設立されたAnkerグループの日本法人です。
主に「Anker」ブランドのモバイルライフ・パートナー製品、「Soundcore」オーディオブランド、「Eufy」スマートホームブランドを展開し、高品質ながらも納得の価格と安心のサービスで、米国、日本、欧州など世界のEC市場で高い実績を誇っています。
アンカー・ジャパンは2019年6月、『スプラトゥーン2』で活躍するプロゲーミングチーム「GG BOYZ」とスポンサー契約を結びました。
「GG BOYZ」は、たいじ、ダイナモン、えとな、やまみっちーという4名の人気プレーヤーから成るチームで、2018年の「Splatoon2 World Champion(E3)」での優勝や、「第3回スプラトゥーン甲子園2018」「第4回スプラトゥーン甲子園2019」といった大会で連続優勝を果たすなど、その実力は折り紙付きです。
アンカー・ジャパンは、ゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」を中心に、ゲームファンの毎日に楽しく寄り添い、Ankerグループ製品を通じて「GG BOYZ」の活動を支援していく予定です。
②三菱総研
出典:https://twitter.com/eSportsDCS
三菱総研(MRI)は国内コンサルティング大手として有名ですが、実はeスポーツチーム「三菱総研 DCSe-Sports部」を持っています。
「スプラトゥーン」の他「APEX」「Fortnite」など幅広いゲームに参戦しているチームです。
三菱総研はeスポーツに直接的に参入しているわけではありませんが、デジタルコンテンツを活用した社会参加促進の取り組みの一環としてeスポーツを利用しています。
同社は、株式会社ティーガイア、株式会社Moffと共に、シニア層の社会参加を促進するための「OMO型の健康づくり」サービスを自治体向けに提供しています。
このサービスは、デジタル技術を活用しシニア層の積極的な社会参加を支援することが目的です。
今後の予定としては、eスポーツやメタバースなどの新たなデジタルコンテンツを導入し、シニア層の社会参加をさらに促進していく計画が進行中とのことです。
このように、eスポーツというと若者のイメージが強いですが、昨今ではシニア層をターゲットにした活用方法も多く模索されています。
③JCOM
出典:https://media.cogme.jp/10826/
JCOM株式会社は、企業eスポーツ部「JCOM Gaming」を通じてeスポーツに積極的に参入しています。
約50名の部員が、スプラトゥーン、PUBG MOBILE、Apex Legends、ウイニングイレブン、ポケモンユナイトなどのゲームタイトルで活動しており、コロナ禍前は社内のラウンジやセミナールームで集まり、現在はオンラインで活動を続けているようです。
2018年の東京ゲームショウでのPUBG企業対抗戦出場をきっかけにチームが立ち上がり、以後、社内でのeスポーツ文化の推進と拡大に努めています。
2023年には第5回cogme cupで優勝するほどの実力も持っている要注目チームです。
④トヨペット各社
トヨタ系列カーディーラーの「トヨペット」も各地方にeスポーツチームを持っています。
例えば三重トヨペットでは、レーシングゲーム「グランツーリスモ」を中心にeスポーツチーム「BTF SPIRIT」を結成し、地元の若者やゲーム愛好家を中心に、ゲームを通じたコミュニティ形成や選手の育成に力を入れています。
これは、地域社会に新たな楽しみを提供し、同時にブランドの若年層へのアピールを図る戦略の一環です。
また、名古屋トヨペットではeスポーツ専用施設も立ち上げています。NTP名古屋トヨペットなど自動車販売店を運営しているNTPホールディングス(名古屋市)は、ゲーム対戦競技「eスポーツ」の専用施設「NTP Esports PLAZA」を名古屋・栄に開設しました。
この施設では、高性能コンピューターを使用した競技体験や、小学生を対象にした教室を設けることで、eスポーツの普及と若年層への教育に貢献しています。
⑤木村情報技術
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000006034.html
木村情報技術株式会社は、AI活用事業やWeb講演会の運営・配信、ウェビナー情報管理システムの開発、オンライン学会プラットフォーム事業、メタバース事業、そしてeスポーツ事業に至るまで、多岐にわたる先端技術とサービスを提供しています。
木村情報技術では、スプラトゥーンチーム「木村情報技術eスポーツ部」にてスプラトゥーンに参入しています。
また、2023年12月25日にプロeスポーツチーム『KIT StarLeven KYUSHU』のメインスポンサーとなりました。
このチームは、「FORTNITE」に特化した九州を代表するプロeスポーツチームです。
ALBA JAPAN SERIES CHAMPION SCRIMの九州代表チームとして2023年に結成され、競技としてのeスポーツへ積極的に参入しています。
|「ストリートファイター」に参入している企業一覧
続いて、ストリートファイターに参入している企業についてみていきましょう。
<「ストリートファイター」に参入している企業一覧>
- 江崎グリコ
- KADOKAWA
- グッドエイトスクアッド
- TOPANGA
- ブロードメディアeスポーツ
ストリートファイターとは?
『ストリートファイター6』は、格闘ゲームの歴史にその名を刻むカプコンの『ストリートファイター』シリーズの最新作です。
少しでも対戦格闘ゲームをやったことがある方なら、まずストリートファイターを知らない方はいないとも言い切れる、まさに対戦格闘ゲームの金字塔とも言えるタイトルです。
『ストリートファイター6』では、従来のアクションに加えて「ドライブシステム」という新しいゲームシステムが導入されています。
このシステムは、戦闘中に戦略的な深みを加えるために設計されており、プレイヤーはドライブゲージを管理し、特殊な攻撃や防御を駆使して勝利を目指します。
公式大会には「CAPCOM CUP X」、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP」などが最も有名です。
①江崎グリコ
出典:https://www.glico.com/jp/newscenter/pressrelease/42105/
江崎グリコ株式会社は日本を代表する食品メーカーで、1919年の創業以来、様々な食品製品を提供し続けてきました。
特に、同社の「ポッキー」は世界中で愛されるロングセラー商品として知られており、スナック菓子の代名詞的存在です。
最近、江崎グリコはeスポーツ分野におけるその影響力を拡大しており、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022」のグランドファイナルにオフィシャルパートナーとして参加しました。
また、カプコンとのコラボレーションを通じて、『ストリートファイターII』をベースにしたオリジナルゲーム『Street Fighter II POCKY EDITION』を展開し、eスポーツとエンターテインメントの融合に貢献しています。
②KADOKAWA Game Linkage
出典:https://www.kadokawa.co.jp/topics/7201/
株式会社KADOKAWA Game Linkageは、東京都文京区に本社を構えるKADOKAWAグループの一員で、ゲームに関連する様々なサービスを提供している企業です。
ゲームの情報提供からイベントの企画・運営、プロeスポーツチームの管理まで、幅広い活動を通じてゲーム文化の発展に貢献しています。
KADOKAWA Game Linkageは、自社運営のプロeスポーツチーム「FAV gaming」を通じて、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』のeスポーツシーンに積極的に参入しています。
本大会ではチームオーナーとしての役割を担い、「v6プラス FAV Rohto Z!」という名前で「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021」において優勝を果たしました。
KADOKAWA Game Linkageは、「FAV gaming」の所属選手であるsako選手、りゅうせい選手に加え、EVO(Evolution Championship Series)優勝経験者であるときど選手とボンちゃん選手といった、著名なプロゲーマーをチームに擁する注目のeスポーツチームです。
③グッドエイトスクアッド
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000081044.html
グッドエイトスクアッド株式会社は、東京都世田谷区に本社を置き、松林祐太氏が代表取締役を務める企業です。
2021年5月に発足したこの会社は、プロeスポーツチーム「Good 8 Squad」を運営しており、特に『ストリートファイター』シリーズと『スプラトゥーン』の2部門で積極的に活動しています。
「Good 8 Squad」は【ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022】において見事グランドファイナルで優勝を飾りました。
優勝チームの一員としてコーチ役を務めていた立川選手が、今年は選手としてチームに加わります。
④TOPANGA
出典:https://cellorb.jp/news/2024/04/08/23/
TOPANGAは、2011年に設立されたeスポーツ関連の企業で、主に対戦格闘ゲームに特化した活動を展開してきた企業です。
プロゲーマーのマネジメント、ストリーミング配信、そしてeスポーツ大会の運営など、eスポーツ業界における多角的な事業を手掛けています。
特に、「TOPANGAチャリティーカップ」という団体戦の大会を2011年から継続的に開催し、その社会貢献活動が評価され、2023年11月には「紺綬褒章」を受賞しています。
TOPANGAは、株式会社VARRELとの経営統合を発表し、新たに「株式会社CELLORB(セルオーブ)」として2024年6月から始動することになりました。
この統合により、eスポーツファンの多様なニーズに応えると同時に、プロeスポーツプレイヤーのセカンドキャリア創造や業界の裾野拡大に貢献することが期待されています。
特に注目されるのは、『ストリートファイター6』で活躍するプロゲーマーである「ときど」選手が株式会社CELLORBの取締役に就任したことです。
これは、同社が『ストリートファイター』シリーズをはじめとする対戦格闘ゲームシーンにおいて重要な役割を果たす意向を示していることを象徴しています。
⑤ブロードメディアeスポーツ
出典:https://www.broadmedia.co.jp/news/2023/05/11-002285.html
ブロードメディアeスポーツ株式会社は、ブロードメディア株式会社の子会社であり、東京都港区に本社を置く企業です。
プロeスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming(サイクロプス・アスリート・ゲーミング、以下サイクロプス)」を運営しており、eスポーツ業界で注目されるチームの一つです。
サイクロプスは、『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2023』に参戦することが決定しており、新たに9チーム目としてリーグに加わりました。
サイクロプスからは、GO1選手、フェンリっち選手、どぐら選手、かずのこ選手といった、世界王者経験者4名が出場します。
|「荒野行動」に参入している企業一覧
続いて、大人気FPSゲーム「荒野行動」に参入している企業をみていきましょう。
<「荒野行動」に参入している企業一覧>
- CyberZ
- REJECT
- SBIホールディングス
- ALT(アルト)
- ソニーモバイルコミュ二ケーションズ
荒野行動とは?
出典:https://www.knivesout.jp/index.html
荒野行動(Knives Out)は、韓国のNetEaseによって開発されたスマホで楽しめるバトルロイヤル型ゲームです。
プレイヤーは最大100人の参加者とともに広大なマップに降り立ち、武器や装備を集めながら他のプレイヤーと戦い、最後の一人(またはチーム)になるまで戦います。
ゲームの目的は、戦略的な思考、瞬時の判断、チームワークを駆使して、生き残りをかけた戦いを勝ち抜くことです。
荒野行動はeスポーツシーンにおいても注目を集めており、複数の大会が開催されています。
公式大会としては「荒野CHAMPIONSHIP」と「Knives Out Pro League Season(KOPL)」などが有名です。
①CyberZ
出典:https://cyber-z.co.jp/news/information/2021/0808_12264.html
株式会社CyberZは、ゲーム・ネット広告業界大手のサイバーエージェントの子会社で、スマートフォンに特化した広告マーケティング会社です。
メディア事業としてゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」を運営するなど、eスポーツ分野においても積極的な事業展開を行っています。
CyberZは2021年8月、『荒野行動』とパートナーシップを締結し、荒野行動初のプロeスポーツチームの生活基盤やプレイ環境を整える「荒野プロチームシステム」をリリースしました。
このシステムでは、各チームとプロチーム契約を結び、eスポーツ選手の待遇改善や地位向上を目的としたサポートを提供しています。
運営資金の利用サポートや広報及びPRのアドバイスなど、プロチームとして活躍しやすい環境作りが特徴です。
このパートナーシップにより、『荒野行動』の初の公式プロチーム「αD Aves」、「Sengoku Gaming」、「Flora」、「XeNo」が発表され、月間最高250万円、年間最高2500万円の運営資金を手にすることができるようになりました。
②REJECT
REJECTは、複数のeスポーツタイトルに参入している日本のプロeスポーツチームです。
荒野行動をはじめ、APEX Legends、PUBG、フォートナイトなど、様々なゲームで活躍しています。
特に荒野行動では、2021年12月にプロチームとしての活動を開始し、その強さと戦略で業界内では最強との呼び声も高いです。
REJECTは、絶対的な火力と生存能力を持ち合わせており、公式大会では圧倒的な成績を収めています。
現在、REJECTに所属する選手にはTKMT7選手、Toip選手、PMC選手、じゃぱ選手、Frz選手がおり、彼らは絶えず高いレベルのパフォーマンスを見せています。
特に、公式大会における圧倒的な獲得賞金総額、平均キル、平均生存時間においてトップクラスの成績を持つことから、REJECTは「絶対王者」という異名を持つにふさわしいチームです。
③SBIホールディングス
出典:https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2022/0902_13281.html
SBIホールディングス株式会社は、日本の金融サービス業界における大手企業です。
SBIホールディングスは、eスポーツ分野においても積極的な展開を見せています。
その一環として、同社が運営するプロeスポーツチーム「SBI e-Sports」は、荒野行動部門を発足しました。
この新部門は、『2022荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻』の西日本王者である『玥下』のメンバーとプロフェッショナル契約を締結し、荒野行動プロリーグ(KOPL)への参入を果たしています。
チーム名称は『玥下 SBI e-Sports』です。
『玥下 SBI e-Sports』は、2021年7月に再建された後、その強力なアタッカー達を中心に、2022年4月のFFL優勝、2022年5月の『2022荒野CHAMPIONSHIP – 栄光の刻』での西日本王者に輝くなど、輝かしい成績を収めています。
④ALT(アルト)
出典:https://twitter.com/oysm_official
株式会社ALT(アルト)は、神奈川県相模原市に本社を置き、佐藤英康が代表を務める総合リフォーム会社です。
一戸建てのトータルリフォームを中心に、マンション、アパート、ビルなどのリフォームも手がけています。
一見、eスポーツとはなんの関わりもないように思えますが、業務領域をeスポーツ分野にも拡大しています。
ALTが運営するプロeスポーツチーム「OYASUMI」は荒野行動のeスポーツシーンに参入し、注目を集めています。
このチームは、2022年にKWL、ASGL、FFLという荒野行動の三大リーグのタイトルを最初に最速で獲得した実力派チームです。
また、荒野行動3大リーグで高順位をキープし、KOPLプレシーズンでは4位という成績を収めました。
⑤ソニーモバイルコミュニケーションズ
出典:https://twitter.com/KNIVESOUTCHAMP
ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社は、ソニーグループに属する企業で、主にスマートフォンの開発、製造、販売を行っています。
この会社は、高品質なカメラ機能、鮮明なディスプレイ、先進の音響技術などを特徴とするXperiaシリーズのスマートフォンが有名です。
ソニーモバイルコミュニケーションズは、バトルロイヤルゲーム『荒野行動』が開催する国内最大参加者数を誇るeスポーツ大会「荒野 Championship-元年の戦い」に協賛企業として参入しました。
同社の新フラッグシップスマートフォン、「Xperia 1」が大会の公式端末として採用されています。
また、「Xperia 1」には、「ゲームエンハンサー」という機能が搭載されています。
これはゲーム中のパフォーマンスや通知の最適化を行う機能で、ゲームプレイ中の録画やシェア、攻略法の検索などが可能です。
このように、ソニーモバイルコミュニケーションズは、その先進的なスマートフォン技術を用いてeスポーツ大会をサポートし、eスポーツ業界におけるプレイヤーの体験を向上させることに貢献しています。
|「シャドウバース」に参入している企業一覧
続いて、超美麗DCG「シャドウバース」に参入している企業についてみていきましょう。
<「シャドウバース」に参入している企業一覧>
- 福岡ソフトバンクホークス
- 読売新聞社
- KDDI
- おやつカンパニー
- 吉本興業
シャドウバース(Shadowverse)とは?
出典:https://shadowverse.jp/
『シャドウバース(通称シャドバ)』は、2016年にサイゲームスがリリースした日本発のデジタルカードゲーム(DCG)です。
プレイヤーが異なる特徴を持つ8種類のクラスから一つを選び、40枚からなるカードデッキを構築して対戦します。
ターンごとにカードを引き、コスト「PP」を使って行動し、相手の体力を0にすれば勝利という、緻密かつ戦略的なゲームプレイが特徴です。
DCGとして世界初のeスポーツになったことでも有名で、eスポーツ化した後は「本格スマホeスポーツ」というキャッチコピーに変更しています。
eスポーツ公式大会としては、「RAGE Shadowverse Pro League」と「Shadowverse World Grand Prix」の2大会が有名です。
2024年夏にメタバース版の新作「シャドウバース ビヨンド」がリリース
出典:Shadowverse Channel
現在でもeスポーツとして非常に人気のあるシャドウバースですが、2024年夏に最新作の「シャドウバース ビヨンド」がリリース予定です。
本作では前作の魅力を継承しつつ、メタバース空間上で友達と「釣り」や「麻雀」といったゲームを通して交流することができるようになります。
「ウマ娘」など、社会現象を引き起こすほどのタイトルを豊富に擁するサイゲームスが遂にメタバース市場に参入するということで、今年の夏はメタバース市場にとっても注目の年となりそうです。
①福岡ソフトバンクホークス
出典:https://gaming.softbankhawks.co.jp/2023/05/02/3327/
福岡ソフトバンクホークスは、福岡市をホームとする日本プロ野球・パシフィックリーグに属するプロ野球チームです。
ホークスの活動は野球の世界に留まらず、近年ではeスポーツの分野にも進出しています。
2019年、「福岡ソフトバンクホークスゲーミング」というeスポーツ部門を立ち上げ、eスポーツ市場に本格的に参入しました。
その一環として「Shadowverse」(シャドウバース)のプロリーグへの参戦も果たしています。
2023年1月に開催された「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 22-23 CHAMPIONSHIP」では、前人未到の3連覇という偉業を成し遂げ、年間王者に輝きました。
②読売新聞社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000335.000006792.html
読売新聞社は、日本を代表する新聞社の一つで、多岐にわたるメディア事業を展開している企業です。
伝統と革新を大切にしている読売新聞社ですが、eスポーツ領域への積極的な参入も進めています。
2019年、読売巨人軍創立記念日にちなんで、eスポーツチーム「G×G」(ジー・バイ・ジー)を設立し、「RAGE Shadowverse Pro League」に参戦しました。
「RAGE SHADOWVERSE PRO TOUR 22-23」では、2019年のリーグ参戦以来初めて、リーグ上位2チームのみが出場できるチャンピオンシップへの進出を決めました。
チーム「G×G」には、「フォレスト」「リグゼ」「拓海」「たばた」「かきp」といった実力派の選手たちが所属しており、チームをチャンピオンシップへと導くために熱い戦いを繰り広げています。
(※G×Gの活動は2023年12月を以て休止しています)
③KDDI
出典:https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=cCPpYqMCnqA
KDDIは、日本の大手通信会社で、携帯電話サービス(auブランド)、インターネット接続サービス、さらにはICTソリューションを提供しています。
KDDIは、「auデトネーション」という名前でシャドウバースのeスポーツチームを擁し、「RAGE Shadowverse Pro League」に参戦しています。
auデトネーションはこのリーグの初年度から参戦しており、短期間のうちに目覚ましい戦績を残しています。
特に2019年はかなり良いパフォーマンスをもせており、「RAGE Shadowverse Pro League 2018」のセカンドシーズンでリーグ戦1位となり、リーグファイナルズでは優勝を果たしました。
また、同年の「RAGE Shadowverse Pro League 2019」ファーストシーズンではリーグ戦で3位、リーグファイナルズで3位と、安定した強さを見せつけています。
④おやつカンパニー
出典:https://www.nagoyaoja.com/
おやつカンパニーは、日本で親しまれているスナック菓子を製造・販売している企業です。
特に代表商品「ベビースターラーメン」は、多くの世代に愛され続けているロングセラー商品です。
おやつカンパニーが擁するシャドウバースチームの名称は「名古屋OJA ベビースター」になります。
チームにはマサヤ選手、さに選手、ぼーいん選手、隼人選手、まっつ選手が所属しています。
⑤吉本興業
出典:https://yoshimoto-gaming.com/news/yoshimoto-gaming-launched/
吉本興業株式会社は、日本を代表するエンターテインメント企業の一つで、お笑いタレントのマネジメントやプロデュース、イベントの企画・運営など、幅広いエンターテインメント事業を展開する企業です。
吉本興業は「よしもとゲーミング」というeスポーツチームを運営しており、特にデジタルカードゲームシャドウバース部門では、著名なプレイヤーを擁しています。
「よしもとゲーミング」には、世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」で優勝し、eスポーツプレイヤーとして日本人初の1億円を獲得したことで「シャドバ界のプリンス」と称されるふぇぐ選手、さらに「RAGE Shadowverse Pro League 21-22 2nd Season」で優勝した実力者、keisuke3選手、きょうま選手が活躍中です。
ふぇぐ選手を始め、よしもとゲーミングのメンバーはその後も「RAGE Shadowverse Pro League」や国内外の様々な大会で高い成績を収めています。
|なぜ企業はeスポーツに注目するのか?
多くの世界的な企業がeスポーツへの参入を表明していますが、なぜこれほどまでに注目されるのでしょうか。
理由には以下のものが考えられます。
- 今後も市場拡大が期待される
- オリンピックの正式種目になる可能性がある
- 若年層へのPR効果が高い
- 大会やイベントの集客力がある
- SNSでの拡散力が高い
今後も市場拡大が期待される
eスポーツ市場規模の推移(出典:JeSU)
eスポーツは急速な成長を遂げており、将来的な市場拡大が期待されています。
世界的な視聴者数は年々増加し続けており、eスポーツ関連のトーナメントやイベントは多くの注目を集めています。
eスポーツは新型コロナウイルス感染症の影響で多くの経済活動がダメージを受ける中、非接触のオンラインで楽しめる娯楽として追い風を受けたゲーム産業の一部と言えるでしょう。
さらに、eスポーツの普及に伴い、新たなビジネスモデルや収益源が開拓されています。
世界的に広まりを見せる今だからこそ、新規参入のチャンスと言えるかもしれません。
オリンピックの正式種目になる可能性がある
eスポーツはオリンピックの正式種目になる可能性が高いです。
残念ながら、今年開催のパリオリンピックの正式種目としては採用されませんでしたが、2023年6月にはシンガポール・サンテクック国際展示場にて2回目となる「オリンピックeスポーツシリーズ」が開幕しています。
IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長も「バーチャルでサッカーなど、ほかのスポーツをプレーして競争している人々に大きな関心がある」と発言しており、次回のオリンピックでは正式種目としての採用の可能性がかなり現実的になってきました。
IOCも積極的にeスポーツ選手への支援を表明しているため、2028年度のオリンピックには正式種目として採用されているかもしれません。
若年層へのPR効果が高い
eスポーツは主に若年層に人気があり、ユーザーのおよそ6割は18〜34歳です。
プレーヤーやeスポーツに関する大会は、彼らに強い影響力を持っています。
若者はeスポーツに熱中し、参加したり、視聴したり、コミュニティに参加したりすることで、さまざまなブランドとの接点を持つことになります。
そのため、企業がeスポーツに関与することで、若者の注目を集め、ブランド認知度を向上させることができるでしょう。
eスポーツへの参入は若年層に対するPR効果が高く、将来の顧客獲得やロイヤリティの向上につながると期待されています。
大会やイベントの集客力がある
eスポーツの大会やイベントは、数万人以上の観客を集める集客力があります。
競技の迫力やプレイヤーのテクニックに魅了されたファンが、会場での観戦やオンラインでのライブ配信を通じて参加します。
例えば、2021年に開催された「League of Legends World Championship」では、最高同時視聴者数が7300万人に達しました。
企業がこれらのイベントにスポンサーとして参加することで、広告やブランド露出を最大化し、大規模なターゲット層にアプローチすることができるでしょう。
また、大会やイベントはメディアの注目を集め、報道やSNS上での話題となるため、ブランドの知名度向上にも寄与します。
SNSでの拡散力が高い
eスポーツはSNS上での情報拡散力が非常に高いです。
視聴者やファンが試合のハイライトや感想をシェアし、トレンドとして拡散されます。
さらに、eスポーツコミュニティは積極的にSNSでの情報発信に努めています。
プレイヤーやファンはTwitter、YouTube、Twitch(eスポーツに関する動画配信サイト)などのプラットフォームで熱心にコンテンツを共有し、交流を図っています。
企業が関連するコンテンツを提供することで、ファンや視聴者がこれらを共有し、話題を広げることに繋がります。
これにより、広告効果やブランドの露出度が高まり、多くの人々に企業の存在をアピールすることができるでしょう。
|eスポーツ業界の現状について
eスポーツ市場は、世界中で急成長しています。
技術の進歩や世界的な注目度の上昇により、eスポーツはますます多くの人々を魅了することでしょう。
新たなビジネスチャンスを生み出す可能性も秘めているため、企業は積極的に参入しています。
また、eスポーツは年齢、性別、国境を越えた競技でもあり、国際的な大会やオリンピックへの採用が進んで世界中の注目の的です。
さらに技術の進歩により、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの先端テクノロジーを取り入れた新しいエンターテイメントになることも予想されます。
eスポーツ市場は成熟し、多様化していく過程で、今後ますます注目されていくことでしょう。
|今後もeスポーツの参入企業は増加する
本記事では、eスポーツに参入している企業を有名ゲームタイトルごとに30社紹介してきました。
ただし、本記事で紹介した参入企業はごく一部です。
他のゲームタイトルも加味すると、日本国内だけでも数百社以上の企業が参入しています。
メタバースやAI技術が急激に発展しつつある昨今、今後もeスポーツの市場規模はさらに膨れ上がることになるでしょう。
そのため、自社のPRのためにもeスポーツに関する知識は蓄えておいた方が良いかもしれません。
「メタバース相談室」では、TwitterやYouTubeでもメタバースに関する情報を随時発信しています。
役立つ情報が満載なので、ぜひフォロー・チャンネル登録をしていただけますと幸いです。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!