先日ChatGPTがiPhoneアプリを発表しました。
iPhone専用のアプリ版ChatGPTは、UIが新しくなり新しい機能も追加されて、スマホで利用する際に使いやすくなっています。
そこでこの記事ではiOSアプリ版ChatGPTの特徴や利用方法、注意点について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、ChatGPTのiOSアプリについて詳しく知ることができ、上手に利用できるようになります。
目次
|ChatGPTのiOSアプリが登場
5月26日にChatGPTのiOSアプリがリリースされました。
Appストアから無料でダウンロードでき、iOS16.1以降に対応しています。
PC版と同一のアカウントでログインすれば、履歴の共有も可能。
アメリカではすでに5月18日からリリースされていましたが、日本でもついに使えるようになりました。
|そもそもChatGPTとは
ChatGPTとはOpenAI社によって開発された自然言語処理モデルです。
チャットウィンドウから、話しかけたり、質問したりすると、まるで人間と会話しているように自然な応答を返してくれます。
GPT(Generative Pre-trained Transformer)という技術をベースにして作られており、Web上のテキストデータを大量に学習させることで、質問への応答、翻訳、要約といった文章生成を圧倒的に高い精度で実現しました。
ChatGPTは文章生成以外にも、プログラミング言語のコーディングやExcel関数の記述、文章から情報を取り出してリストや表にまとめることも可能で、応用範囲が広く、様々な分野での活用が期待されています。
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|アプリ版では音声入力ができる
ChatGPTのアプリ版には、新たな機能として音声入力が追加されています。
OpenAI社が提供する音声認識システムの「Whisper」を搭載しており、従来の文字おこしソフトと比べて非常に高い精度で音声入力ができます。
もちろん日本語にも対応していて安心です。
スマホだとパソコンのようにタイピンができず、素早い文字入力が難しいので、音声で入力できるのは嬉しいポイントです。
|ChatGPTおすすめ活用方法
ChatGPTは活用の幅が広く、様々な使い方が考えられます。
その中から、外出先でも使いやすいスマホアプリ版でのおすすめの使い方を紹介します。
・旅行先のスケジュールやプレゼントの選定など、アイデア出し
・言葉を外国語に翻訳
・暇なときのはなし相手
例えば旅先で時間が空いてしまったときや、恋人や友人へのプレゼント選びに困った時など、ChatGPTにアドバイスを求めてみてはいかがでしょう。
自分では考え付かないアイデアを提案してくれるかもしれません。しかも嫌がらずに何度でも答えてくれますよ!
海外で言葉が通じないときは、通訳のように使う事もできます。
相手に伝えたい内容をChatGPTに入力したあと翻訳するように指示すれば、一瞬で日本語を別の言葉に変換してくれます。
暇なときの話し相手としても使ってみましょう。
表現が少々固いですが、一瞬で返事を返してくれますし、質問次第では面白い答えが返ってくるので意外と楽しめます。
|高精度なChatGPTの有料プラン
ChatGPTは基本無料で使えますが、月額20ドルの有料プラン「ChatGPT Plus」も存在しています。
アプリ版でも利用可能な有料プラン「ChatGPT Plus」を利用すると以下のことが可能になります。
・GPT-4の利用
・より安定した接続
・プラグイン機能の使用
・ブラウジング機能の使用
有料版を利用すると「GPT-4」を使えるようになります。
無料版に搭載されている「GPT-3.5」よりも圧倒的に性能が高いので、より精度の高い回答を求める場合には有用です。
ChatGPTは世界中で知名度が高く世界中からのアクセスが集中するため、サーバーが混雑しエラーで使えないことがあります。
有料版にすると接続が安定して快適に使えます。
プラグイン機能とは簡単に言えば拡張機能のことです。
有料版を利用するとChatGPTに拡張機能がプラスされて、より幅広い用途に利用できます。
ブラウジング機能はChatGPTがインターネットにアクセスして最新情報を利用できるようになる機能です。
これまでのChatGPTは2021年9月までの情報しか扱えませんでしたが、ブラウジング機能を使えば2021年以降の情報についても答えてくれるようになります。
|アプリのインストール方法
ChatGPTのiOSアプリをインストールする方法は以下の通りです。
1.Appストアにアクセスする
2.ChatGPTを検索する
3.「入手」をタップする
4.ログイン画面が表示されるので、必要事項を入力してアカウントを作成、ログインする
※ウェブ版と同じアカウントでログインすれば履歴やサブスク(有料版の利用可否)が共有されます。
5.利用上の注意が表示されるので、問題なければ「Continue」をタップする
これでインストールは完了です。
|ChatGPTアプリの使い方
ここからはiOS版ChatGPTの使い方について説明していきます。
【文字入力の場合】
1.ChatGPTのホーム画面下にある「Massage」と記載されているウィンドウをタップする
2.質問や依頼内容を入力する
3.入力し終わったら、ウィンドウ横にある青丸をタップしてメッセージを送信する
4.ChatGPTがメッセージの回答をはじめる
【音声入力の場合】
1.ChatGPTのホーム画面下にある「Massage」ウィンドウ横の波形マークをタップする
2.音声入力が開始されるので、声に出して質問や指示をする
3.指示が終わったら「Tap to stop recording」の横にあるストップマークをタップする。
4.Massageウィンドウ内に話した内容が文字おこしされているので、ウィンドウ横の青丸をタップしてメッセージを送信する
5.ChatGPTがメッセージの回答をはじめる
ちなみに、会話の途中で別ジャンルの質問をしたくなった時は、新しいチャットを開いて質問したほうが回答の精度が高くなります。
なぜならChatGPTはチャット内の会話を考慮して回答を返すからです。
新しいチャットを開くためには画面右上の「…」ボタンをタップして「New Chat」を選択します。
|アンドロイド版はないの?
現在はiOS版のみしかリリースされておらず、アンドロイド版はありません。
しかし、OpenAI社の公式サイトにはアンドロイド版の開発が示唆されており、近日中に発表される可能性があります。
|iOS版Chatgptを使うときの注意点
便利なChatGPTですが利用するにあたって注意するべき点も存在します。
ここからは使用上覚えておきたい注意点について解説していきます。
記入した情報はAIの学習に利用される可能性がある
ChatGPTに記入された会話はChatGPTのシステム向上のためAIのトレーナーによって閲覧される可能性があります。
そのため、機密情報を入力しないようにしましょう。
また、チャットに入力した情報はChatGPTの更なる学習に利用される可能性があります。
自分の入力した情報が他者の質問の回答に出てしまうなど、情報漏洩の危険もあるので注意しましょう。
チャットをAIの学習に利用させない方法
ChatGPTを利用すると履歴が残ります。過去の会話を閲覧できるので便利な反面、情報漏洩対策などの理由で履歴を残したくない方もいるでしょう。
以下の手順をおこなえば、履歴が一定期間内に削除されるようになり、チャットの内容がシステム改善のために利用されることもなくなります。
1. ChatGPTアプリを開き、画面右上の「…」ボタンをタップする
2. [Settings]を選択する
3. [Data controls]を選択する
4. [Chat History & Training]のスライドスイッチをオフにする
これで設定は完了です。
類似の偽物に注意 フィッシング詐欺の可能性も
AppストアにはChatGPTによく似たアプリが数多く公開されており、名前が似ていたりロゴのデザインが似ているものがあったりして、間違えてしまう可能性があります。
このような類似アプリの中には、本物を装うフィッシングサイトがまぎれている可能性もあるので注意が必要です。
|まとめ:どこでも使えるChatGPTアプリ
この記事では主に以下の内容についてお伝えしてきました。
・ChatGPTのiOSアプリがリリースされた
・アプリ版のChatGPTは音声入力が利用できる
・アプリ版でも有料プラン「ChatGPT Plus」を利用できる
・ChatGPTは応用の幅が広く様々な用途に利用できる
・偽アプリなどに注意が必要
ChatGPTは世界中から注目を集める、最先端のAI技術です。
それが今回のiOSアプリの登場でさらに使いやすくなりました。
ChatGPTはとても便利なサービスで、今後さらに発展していく可能性も高いので、この機会にぜひ利用してみることをおすすめします。