「VRを体験してみたい!でもどこにアクセスすればいいのかわからない」
VRを体験できるサービスはたくさんあるので迷ってしまうのは当然です。
しかし、迷ったままでは楽しい体験ができるチャンスを逃してしまいます。
そこでこの記事ではVRを体験できるプラットフォームについて、その特徴や楽しみ方、選び方などを詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、VRプラットフォームについて理解を深めることができ、あなたが利用するべきプラットフォームを見つけられます。
目次
|VRを楽しめるたくさんのプラットフォームがある
現在、VRを楽しめるプラットフォームサービスはいくつも存在していて、サービスに参加すれば、インターネット上にある3D空間で自由に行動できます。
各種プラットフォームでは、特定の遊び方に限定されることなく自由度の高い活動が可能で、ユーザーは自分以外のユーザーとともに思い思いの方法でVR空間を楽しみます。
【VRとは】
VRとはVirtual Reality(バーチャルリアリティー)の略称で、コンピューター内に作り出された3D空間です。VRゴーグルを装着すれば、VR空間を360°見渡せて、まるで現実世界で行動しているような体験が可能です。
|VRを楽しむ4つの方法
以下にVR空間内での主な楽しみ方を4つ紹介します。
- 魅力的なワールドの探索
- 思い通りのVR空間を作る
- 他のユーザーとのコミュニケーション
- 楽しいイベントに参加
それぞれ詳しく見ていきましょう。
魅力的なワールドの探索
VRに接続したとき、まず最初に行うのはプラットフォーム内の探索でしょう。
各VRプラットフォームには個性的で魅力的な空間が多数作られています。
現実そっくりに作られた場所もあれば、ファンタジー世界のような幻想的な空間が広がる区画もあります。
薄暗い空間でホラーを体験したり、光あふれる湖で癒されたり、その時の気分に合わせて様々な世界を体験できます。
現在のVR空間は以前のものと比べて、非常にクオリティが高く、初めてVRを経験する方であれば驚くような体験ができるでしょう。
特にVRゴーグルを装着して体験すれば、作りこまれた世界観を360°視界いっぱいに楽しめるので臨場感抜群です!
思い通りのVR空間を作る
VRのプラットフォーム内では、自ら思い通りのVR空間を作成できます。
少々技術や知識が必要になる場合もありますが、自分のこだわりが詰まった場所を作り上げたときの達成感は素晴らしいものがあります。
他のユーザーに訪れてもらうことも可能なので、自分が創造した自慢の空間を仲間と一緒に楽しめます。
他のユーザーとのコミュニケーション
ユーザー同士のコミュニケーションは、VR空間を利用する際の一つの醍醐味でしょう。
VR内で仲間と一緒にゲームに参加したり、スポーツや釣りを楽しんだり、ただただまったりとした時間をおしゃべりしながら過ごします。
またVR空間内でのユーザーは、個性的なアバターを使って現実とは異なる自分を楽しみます。
普段とは違う自分を演出して別人のように振舞ってみるのも楽しいですよ!
VR空間では相手のいる場所を気にする必要がないので、時間さえ合えばいつでも会って遊べるのも大きなメリットです。
楽しいイベントに参加
VRのプラットフォーム内では様々なイベントが開催されており、音楽イベントやライブ、展示会や講演会など、徐々に活用事例が増えています。
VR内のイベントであれば遠方からも気軽に参加できます。
さらに会場内を自由に動けるので、現実に近い形でコミュニケーションを取ったり3Dイメージを使った表現や説明を行ったりといった、従来のビデオ通話では難しかった交流方法が可能です。
|VRプラットフォームを選ぶ基準
利用するプラットフォームを選ぶ際は以下の点を基準に考えるとよいでしょう。
- 対応デバイス
- 音質
- グラフィック
- ユーザー数や開催イベント
まず利用を検討しているVRプラットフォームが、自分の使っているPCやVRデバイスに対応しているかを確かめましょう。
プラットフォームによって対応している機種が異なります。
VR空間内のグラフィックや音質も重要な要素です。
映像や音楽の質が高いと感動的な体験ができます。逆に低いと十分な臨場感や没入感を得ることが難しくなります。
プラットフォームに参加しているユーザーの数も大切です。
集まる人が多ければイベントの開催者やクリエイターの増加が予想されます。
そのためユーザーの多いプラットフォームでは今後のさらなる発展が期待できます。
|VRを楽しむために必要なもの
VRのプラットフォームに参加するには以下が必要になります。
- PC/スマホ
- VRゴーグル
- ヘッドホン/イヤホン
- 適度な広さのスペース
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
PC・スマホ
PCやスマホがあれば、インターネット上からVRにアクセスできます。
ただし、どんなPCやスマホでもよいわけではありません。
VR技術は日々進化しており、必要とされるデバイスのスペックは以前よりも高くなっています。
最新のVRを楽しみたいのであれば、ハイスペックなPCやスマホが必要になります。
VRゴーグル
VRゴーグルは、頭に装着して視界を画面で覆うことで360°の映像を楽しめる装置です。
VRゴーグルは、ユーザーの頭の動きや位置、コントローラーの操作に合わせてVR空間をリアルタイムに変化させるため、自分の行動によってVR空間が変化していきます。
そのためVRゴーグルを使うと、まるでバーチャル世界に入り込んだかのような体験が可能になります。
VRゴーグルがあってこそ、VR体験は真価を発揮します。バーチャル世界を最大限楽しみたいのであれば、VRゴーグルは必須のアイテムです。
ちなみに、高性能なVRゴーグルであれば、それ単独でVR空間にアクセス可能です。
PCに接続する必要がありません。
イヤホン・ヘッドホン
VR体験では、映像だけでなく音も非常に重要な要素です。
環境に合わせたBGM、足音や雨音などの効果音、感情のこもったクリアなボイスなど、音の良し悪しで臨場感や没入感が大きく変わってきます。
そのため、ヘッドホンやイヤホンは大切です。
できるだけよいものを選びましょう。
適度な広さのスペース
VRを利用したコンテンツの中には身振り手振りを使って楽しむものがあります。
そのため、ある程度の広さの空間が必要です。
座ったまま遊べるものであれば、1×1mほどのスペースがあれば大丈夫です。
立った状態で腕を大きく振るような動作が必要な場合は2×2mほどの広さは確保するべきでしょう。
VRゴーグルを装着していると、最初に立っていた位置からずれていく可能性もあるので注意が必要です。
広めの安全な場所でVR体験を楽しみましょう。
|VRプラットフォームおすすめ7選
ここからは、VRを体験するのにおすすめのプラットフォームを7つご紹介してきます。
XR CLOUD
XR CLOUDは、だれでもどこからでも大勢で同時接続できるメタバースプラットフォームです。
【こんな方におすすめ】
・バーチャル空間で大規模イベントに参加したい方
・ビジネス目的でVR空間を構築、活用したい方
【特徴】
XR CLOUDの大きな特徴は、10万人規模の会議や展示会、ライブ、パーティーといった大規模イベントに参加できる点と、スマホやタブレットからもアクセスできる圧倒的な手軽さです。
XR CLOUD内では、通話やチャット、ジェスチャーを使ったコミュニケーションが可能です。オープンチャットで大勢に呼びかけたり、プライベートチャットで特定の人だけに話しかけたりもできます。
また、通話をする際は、相手のアバターとの距離が近いほど声が大きくなり離れるほど小さくなるといった、現実世界を思わせるシステムになっていて、従来のビデオ通話では実現できなかった実在感を伴ったコミュニケーションが可能になります。
運営 | monoAI technology株式会社 |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | あり |
公式HP | https://monoai.co.jp/xrcloud |
VRChat
VRChatは、現状最も有名だといっても過言ではない人気のメタバースです。
【こんな方におすすめ】
ユーザーが多いプラットフォームを選びたい方
【特徴】
VRChatの最大の特徴は、その知名度とユーザーの多さです。
利用者やクリエイターの数が多いため、ユーザー発のイベントやワールド(VR空間)の数も一歩抜きん出ている印象です。さらに「Unity」で作ったアバターやワールドをアップロードして使えるため自由度が高く、遊べるコンテンツやアバターの豊富さも抜群、とても活気のあるVRになっています。
UIが全て英語ですが、VRChat内では日本人コミュニティが形成されており、How to記事なども多く存在するため、初心者でも問題なく楽しめます。
【Unityとは】
Unity Technologiesが提供する、ゲーム開発プラットフォームのこと
運営 | VRChat |
参加料金 | 基本無料(有料プランあり) |
日本語対応 | なし |
公式HP | https://hello.vrchat.com/ |
cluster
clusterは国産のメタバースとして知名度が高いバーチャルSNSです。
【こんな方におすすめ】
手軽にメタバースに参加したい方
【特徴】
clusterの特徴としてまず挙げられるのは、スマホからでもアクセス可能な手軽さです。PCやスタンドアローン型VRゴーグルなど、様々なデバイスからアクセスしてきたユーザーが、制限なく同じワールドで遊べます。
また「ワールドクラフト」という機能があり、cluster内でオブジェクトを選んで配置するだけでワールドが作れてしまうのでUnityを使う必要がありません。(Unityを使ったワールド制作も可能です)
さらにclusterは国産のサービスなので、UIが日本語に対応しており操作で迷わずに済みます。
このような手軽さと使いやすさがclusterの魅力です。
運営 | クラスター株式会社 |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | あり |
公式HP | https://cluster.mu/ |
Fortnite
Fortniteは世界中で大人気のシューティングゲームから出発したメタバースです。
【こんな方におすすめ】
メタバース内で本格的なシューティングゲームを楽しみたい方
【特徴】
Fortniteは、有名シューティングゲームから発展したメタバースである点が特徴的です。
Fortnite内には、ユーザーとバトルを行うゲームモードの他にも「クリエイティブ」や「パーティーロイヤル」といったモードがあり、自分独自のVR空間を作ったり、イベントを開催して楽しんだりと様々な遊び方ができます。
ユーザー自らコンテンツを作り出せる点を考えても、Fortniteは単なるシューティングゲームの域を超え、一つのプラットフォームになったといっても過言ではないでしょう。
運営 | Epic Games |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | あり |
公式HP | https://www.fortnite.com/ |
NeosVR
NeosVRは、チェコのSolirax社のメタバースプラットフォームです。
【こんな方におすすめ】
・自由度の高いVRプラットフォームで遊びたい方
・他のユーザーと一緒にモノづくりをしたい方
【特徴】
NeosVRの特徴は、圧倒的な自由度の高さです。
例えば、VRChatやclusterでは地面を歩くことしかできませんが、NeosVR内では、いつでも自由に空を飛べます。さらにオブジェクトを貫通しながら高速移動ができたり、アバターの巨大化や縮小も自由自在です。
また、NeosVRではVR空間上でアイテムやワールドを作ることができます。そのため他のユーザーと一緒に絵を描いたり何かを組み立てたりといったことが可能で、まるで仲間がとなりにいる感覚でモノづくりができるのも忘れられない特徴でしょう。
さらに毎週初心者案内イベントが行われている点も嬉しいポイントです。
運営 | Solirax |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | あり |
公式HP | https://neos.com/ |
Horizon Worlds
Horizon WorldsはMeta社によるソーシャルメタバースプラットフォームです。
【こんな方におすすめ】
・日本以外の地域に住んでいる方
・クリエイターとして収入を得たい方
【特徴】
Horizon Worldsは、VRゴーグル「Meta Quest」専用のメタバース空間です。Horizon Worlds内では、スポーツやゲームで楽しんだり、ミュージシャンやコメディアンのショーを見たりして楽しめます。
メタバース内で遊んで楽しむだけでなく、クリエイターとしても活動可能で、陸地、絵画、アバターの服、ムービー、Horizon Worlds内でプレイ可能なゲームなどを作ることが可能です。
さらにHorizon Worldsには、招待性の収益化プログラムがあり、自分で作成したワールドのアクセス権やアイテム、エフェクトを自由に販売できる点が特徴的です。ただし、誰でも収益化プログラムに参加できるわけではなく、誰がプログラムに招待されるかはMeta社の裁量にかかっています。
現在、Horizon Worldsに参加できる国は一部の欧米諸国に限られており、日本では使えない点に注意が必要です。
運営 | Meta |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | なし |
公式HP | https://www.meta.com/jp/horizon-worlds/ |
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Steam VR
SteamVRは豊富なVRゲームを楽しめるプラットフォームです。
【こんな方におすすめ】
VRゲームをとことん楽しみたい方
【特徴】
SteamVRはVRゲームの配信を行っているプラットフォームで、多数のVRゲームを見つけられる点が特徴です。SteamVRから有料のゲームを購入したり、無料のゲームをダウンロードしたりして、VRゲームを楽しみます。
またSteamVRのホーム画面(VR空間)は自分好みにカスタマイズでき、家具を配置したり、ゲーム内で獲得したトロフィーを飾ったりできます。さらに内蔵のソーシャル機能を使用すれば、他のユーザーと交流することも可能になります。
ただし、SteamVRはゲームを楽しむためのハブ的なプラットフォームで、これまで紹介してきたVRプラットフォームとは毛色が異なります。ユーザーとの濃密なコミュニケーションやイベントを楽しむ目的であれば、他のプラットフォームの方が向いているでしょう。
運営 | Valve Corporation |
参加料金 | 基本無料 |
日本語対応 | あり |
公式HP | https://store.steampowered.com/app/250820/SteamVR/?l=japanese |
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|VRのプラットフォームを利用する際の注意点
VRを楽しむ際には以下の点に注意しましょう。
・VR酔い
・周囲の環境
・心地よいコミュニケーション
VR酔いに注意しよう
VRを体験する際、VR酔いを経験することがあります。
VR酔いとは、VR内で活動しているときに乗り物酔いに似た症状を感じることです。
ある程度慣れれば気にならない場合もありますが、普段から酔いやすい方は注意が必要です。
周囲の環境に気を配ろう
VRゴーグルを使用する場合は、視界をデバイスで覆うため、周囲が見えなくなります。
そのためVRゴーグルを着用するときは、周囲の人や障害物を確認したうえで、十分に安全を確保してVRを楽しむ必要があります。
心地よいコミュニケーションを心がけよう
VR空間では、他のユーザーと交流することがあります。
VRに限った話ではありませんが、他のユーザーが不快な思いをしないように配慮しながら各種サービスを楽しむ必要があります。
|まとめ:VRのプラットフォームに参加しよう
この記事ではVRのプラットフォームについて主に以下の内容をお伝えしてきました。
・VRのプラットフォームはたくさんの種類がある
・VRのプラットフォーム内では、VRを探索できたり、仲間と交流できたりと様々な楽しみ方ができる
・プラットフォームを選ぶ際は、映像や音楽だけでなく、ユーザーの数も大切
・各種プラットフォームにはそれぞれ特徴があるので自分に合ったプラットフォームを探すとよい
VRを体験できる各種プラットフォームでは日々多くのコンテンツが公開され、飽きることがありません。
加えて、VR技術の進歩は近年加速しており、体験できるサービスの質がどんどん向上しています。
今回の記事で気になるプラットフォームを見つけた方は、この機会にぜひ訪れてみてください。
あなたにぴったりな世界がきっと見つかりますよ!