インターネット上で人気を集めているVtuberの世界。
その中でも特に注目されているのが、「にじさんじ」です。
多彩なキャラクターと幅広いコンテンツで魅了するにじさんじは、多くのファンに支持されています。
では、一体どのような特徴がこれほどまでの人気を生んでいるのでしょうか?
そして、にじさんじの中で特に人気を集めるVtuberや、魅力的なユニットはどれなのでしょうか?
この記事では、そんな疑問に応えながら、にじさんじの魅力に迫ります。
にじさんじの基本情報から、その特徴、人気Vtuber、おすすめのユニットまで、詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、あなたにぴったりのVtuberを見つけ、未知なるエンターテイメントへの扉を開くことができるでしょう。
最後までお付き合いいただけますと幸いです。
|にじさんじとは
「にじさんじ」とは、ANYCOLOR株式会社が運営するバーチャルライバーグループです。
個々のメンバーが独自の個性を活かし、YouTubeやその他のプラットフォームで配信活動を展開しています。
配信内容は非常に幅広く、ゲーム実況から雑談、カラオケ配信まで多岐に渡ります。
にじさんじが採用する活動スタイルは、Live2Dモデルを用いてリアルタイムでライブ配信を行うことが特筆すべき点で、これはVtuber業界において画期的な仕組みでした。
これにより、各Vtuberは自分の個性を最大限に活かしながら視聴者と直接コミュニケーションを取ることが可能となり、それぞれの魅力をより深く伝えることができます。
さらに、にじさんじは国内だけでなく、台北や上海など海外でも活動を展開しており、その規模と影響力を拡大しています。
そもそもVtuberとは
Vtuberは、Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)の略で、3Dまたは2Dのアバターを使用して動画配信しているYouTuberのことをいいます。
彼らの配信や動画の内容は多岐にわたり、雑談からゲーム実況、歌唱、朗読、ハウツー、作品紹介まで、さまざまなエンターテイメントを提供します。
Vtuberとして代表的な存在は、「キズナアイ」が有名です。
キズナアイはYouTube活動だけでなく、その人気の高さからテレビ番組にも多数出演。
2020年にはNHKの「紅白歌合戦」にも出演し、Vtuberという存在を世間一般に広く認知されるようになりました。
Vtuberは、その視覚的な魅力と、キャラクターが持つ独自の個性やストーリー性を通じて、視聴者の心をつかみます。
それはまるでアニメのキャラクターが現実世界で活動しているかのような錯覚を覚え、多くのファンが彼らの活動を応援したくなります。
|にじさんじの特徴
では、にじさんじの具体的な魅力とは何なのでしょう?
にじさんじがどのように視聴者を魅了し、業界に新たな動きをもたらしているのか、他のVtuberグループとどのような違いがあるのか、その特徴について詳しく解説していきます。
ライバーがバラエティーに富んでいる
「にじさんじ」の特徴はそのバラエティー豊かなライバーたちです。
彼らは各々が個性的なキャラクターを演じ、多彩なコンテンツを配信しています。
静かで落ち着いたライバーから、明るく活発なライバーまで、その多様性はまるで学校の一つのクラスを反映しているかのようです。
ゲーム実況、ライブチャット、歌唱、朗読、料理など、その活動内容は視聴者の選択肢を無限に広げています。
ライバーたちがそれぞれに異なるコンテンツを配信することで、視聴者は自分の興味や気分に合わせて選択できます。
これにより、「にじさんじ」は一つのエンターテイメントプラットフォームとして、またコミュニティとして存在感を示しています。
このように、「にじさんじ」はバラエティーに富んだライバーたちの相乗効果により、その魅力を何倍にもしています。
プラットフォームがyoutubeのみではない
「にじさんじ」のライバーは、YouTubeだけでなく、さまざまなプラットフォームで活動しています。
彼らは公式に「バーチャルライバー」と呼ばれ、その活動範囲はYouTubeを超えて広がっています。
当初のミッションはアプリの宣伝のためにさまざまな場でライブ配信を行うことだったため、Mirrativ、OPENREC、REALITY、SHOWROOM、ニコニコ動画などのプラットフォームでも活動していました。
しかし現在では、多くのライバーがYouTubeを活動のメインプラットフォームとしているため、一般的には「VTuber」と認識されるようになりました。
それでも彼らはそれぞれのプラットフォームで独特の活動を行い、視聴者に対して多様な魅力を提供しています。
ライブ配信がメイン
「にじさんじ」の魅力の一つは「ライブ配信がメイン」という特徴にあります。
他の大御所VTuberが編集技術を駆使した動画を出す中、にじさんじのライバーはリアルタイムの生配信を主流としています。
視聴者はその場の雰囲気や予期せぬ出来事をリアルタイムで体験し、ライバーと共にその瞬間を共有できます。
その生配信から生じるトラブルもユーモラスに変えることで、視聴者との一体感を生んでいます。
初期のライバーが配信に手間取る様子や、バッテリー残量が少なくなり慌てる瞬間など、生々しい瞬間を共有することが、にじさんじの魅力となっています。
ライバーの自主性が重視されている
「にじさんじ」では、各ライバーの自主性が重視されています。
事務所からの指示に縛られることなく、配信の内容、コラボ相手、イベント企画までライバー自身が決めています。
これは「絶対的に、自主自律。徹底的に、行動主義」という運営元、いちから株式会社の方針が反映されています。
権利関係の確認や最低限のルールはあるものの、基本的にはライバーがやりたいことをやる、というスタンスを貫いています。
その結果、ライバー自身の主体的な配信活動につながり、彼らの個性がダイレクトに視聴者に伝わり、彼らのファンになるという好循環ができています。
|人気のにじさんじVtuber
「にじさんじ」の概要についてはご理解いただけたでしょうか?
ここからは、にじさんじの中でもひときわ人気を博しているVtuberたちを取り上げてより詳しく紹介していきます。
彼らの魅力と人気の秘密に迫っていきましょう。
月ノ美兎
「わたくし」を一人称に持つ清楚な学級委員長キャラクター、月ノ美兎(つきのみと)。
彼女はにじさんじのバーチャルライバー1期生としてデビューし、その独特なキャラクターであっという間に知名度を上げました。
リスナーからは「委員長」という愛称で親しまれており、多くの活動でにじさんじの顔として存在感を放つ一方、その言動は自由奔放であり、時には清楚系のキャラクターとはかけ離れた行動をとることも。
彼女の多面的な魅力は2023年3月時点でYouTubeチャンネル登録者数105万人、Twitterフォロワー数76万人という驚異的な人気につながり、バーチャルライバーの世界でトップクラスの存在となっています。
葛葉
ニートゲーマーというキャラクターで活動している男性VTuber、葛葉(くずは)。
彼はもともと個人で活動をしていましたが、その後にじさんじに所属するようになりました。
彼のYouTubeチャンネル登録者数は150万人を超え、男性VTuberの中では非常に高い人気を誇っています。
その理由として、彼の独特のワードセンスによる面白いトークや、ゲームへの情熱が挙げられます。
特にFPSゲーム(シューティングゲームの一種)における彼の卓越した技術や迅速な判断は、配信の見所の一つとなっています。
そして、一見すると不真面目でだらしなく見えるのに、その根底には真面目さと謙虚さ、ゲームへの熱い情熱を持つ多面的なキャラクター性が、多くの視聴者から愛される理由となっています。
叶
「天使の如く舞い降りてきた超癒し系男子」という設定のVTuber、叶(かなえ)。
YouTubeチャンネル登録者数は100万人を超え、Vtuberとして高い人気を誇っています。
彼の魅力の一つは、VTuber界で広い人脈を持ち、多くのコラボ配信に参加している点にあります。
彼はゲームプレイ中でも視聴者のコメントに反応し、そこから巧みなトークを展開できるのが強みで、視聴者を巻き込み大きな盛り上がりを作ることができます。
ゲーム実況が好きな人に特におすすめのVTuberです。
また、彼の歌ってみた動画やオリジナル曲の動画も高評価で、その多彩な才能が彼の魅力となっています。
アンジュ・カトリーナ
美少女錬金術師ライバー、アンジュ・カトリーナ。
彼女のYouTubeチャンネルの登録者数は2023年6月時点で77万人を超え、雑談やゲーム実況配信、歌ってみた動画など多岐に渡るコンテンツで視聴者とコミュニケーションを楽しんでいます。
中性的な容姿とハスキーボイスが特徴的で、自称「かわいい」「天才」。
度々エキセントリックな価値観を力説し、他のライバーを巻き込む茶番劇を繰り広げる一方、フレンドリーかつおおらかで、その気配りが視聴者からの人気を集めています。
不破湊
ゲームと歌が大好きなバーチャルホストVTuber、不破湊(ふわみなと)。
知的で容姿端麗な見た目とは裏腹な雑なトークと、高いゲームスキルが魅力の一つで、ファンからは「無駄のない完璧なプレイングと無駄しかない脳死マシンガントーク」と評されています。
さらに、彼は歌唱力が非常に高く、普段のふわふわしたトークとのギャップを感じさせる格好良い歌声が魅力となっています。
また、彼は他のVTuberとのコラボでは目立つよりもアシストする側にまわることが多く、その優しい性格から他のVTuberからの評価も高いです。
剣持刀也
「剣道部所属の、隠れまじめ系男子」を演じるVTuber、剣持刀也(けんもちとうや)。
にじさんじの2期生で、YouTubeチャンネル登録者数は90万人を誇ります。
彼の人気の秘密は、その抜群のトークセンスと煽りスキルの高さにあります。
配信中に視聴者とコメント欄で繰り広げられる「言葉の殴り合い」は、一見喧嘩しているように見えて、そのエネルギッシュなやりとりが逆に親近感を生み、多くの視聴者に愛されています。
彼の早口で機転の利いたトークと、荒々しいがユーモラスなコミュニケーションが剣持刀也の魅力といえるでしょう。
壱百満天原サロメ
「本当のお嬢様に憧れる一般女性」を演じるVTuber、壱百満天原サロメ(ひゃくまんてんばら)。
初回配信で自身の胃カメラの写真を公開するというインパクトあるパフォーマンスで注目を集め、「胃カメラの子」として一躍有名になりました。
デビュー直後から一途に「バイオハザード7」への挑戦を続けるという異例の配信スタイルが話題となり、短期間で登録者数170万人以上を獲得。
「ですわ」口調と過剰な丁寧語を駆使する独特のトークスタイルがクセになり、彼女のファンになる人が続出しています。
|にじさんじおすすめコンビ・ユニット
「にじさんじ」の魅力は、個々のパーソナリティだけでなく、さまざまなコンビやユニットによるコラボレーションにもあります。
各メンバーの個性が交錯し、ユーモラスで楽しい空間が生まれるコラボは、多くの視聴者を惹きつけます。
ここからは、にじさんじおすすめのコンビ・ユニットをご紹介します。
さくゆい
「さくゆい」は、ゲーム好き女子高生、笹木咲と椎名唯華のコンビです。
ソロでもそれぞれ人気を博していますが、2人が揃った時に放つエネルギーは圧倒的。
対照的な運命をもつこの二人、運に恵まれる椎名と、勝負どころで運に見放されがちな笹木、が交錯する展開が彼女たちの魅力です。
共にゲームを愛する彼女たちは、大型イベントでの勝負や日常の掛け合いを通じて、見事なコンビネーションで多くのファンを魅了しています。
ChroNoiR
「ChroNoiR(クロノワール)」は、叶と葛葉によるFPS専門のゲーマーコンビです。
彼らのユニット名「ChroNoiR」は、「黒(Chro)」とフランス語で「黒」を意味する「ノワール」を組み合わせた名前が示す通り、二人とも黒をイメージカラーとしています。
このユニットは葛葉が個人ストリーマーであった時代に既に形成されており、その親密な関係性は配信の中でも随所に見ることができます。
PUBGなどの海外製のバトルロワイヤルゲームを頻繁にプレイし、その実況配信で視聴者と共有するダイナミックなゲームプレイと彼らの生の掛け合いが魅力です。
舞元力一
「舞元力一(まいもとりきいち)」は、舞元啓介とジョー・力一によるコンビです。
同名のラジオ番組も持つ彼らは、ラジオで培った豊富なトークスキルを発揮し、熟練芸人のような軽快な掛け合いを展開します。
コンテンツは、視聴者からの質問に応えるコーナーや、大嘘をつく大喜利コーナーなど、多岐にわたり、視聴者との距離が近く、親しみやすさが彼らの特徴です。
30~40代の比較的高い年齢層の視聴者に響くネタも多く、彼らのコンテンツは幅広い年代の方に楽しまれています。
Nornis
「Nornis(ノルニス)」は、戌亥とこと町田ちまによる女性ボーカルユニットです。
それぞれが異なる音域を持つ彼女たちのハーモニーは、その豊かな音色で多くのファンを魅了しています。
音楽活動を主体に、新設レーベル「Altonic Records」に所属し、YouTubeを中心に楽曲を発表しています。
彼女たちのパフォーマンスは、音楽ファンの間でも高い評価を得ており、彼女たちの更なる活躍が期待されています。
▽▲TRiNITY▲▽
「▽▲TRiNITY▲▽(とりにてぃ)」は、鷹宮リオン、葉加瀬冬雪、フレン・E・ルスタリオの3人組アイドルユニットです。
2020年に結成されて以来、本格的な音楽活動を展開しています。
リリースしたオリジナル曲はアニメの主題歌になるなど、その活躍は目覚ましいものがあります。
また、3人はユニット結成前から仲が良く、ゲーム配信などのコラボを頻繁にしており、そうした過去のコンテンツも充実しています。
さんばか
「さんばか」は、リゼ・ヘルエスタ、アンジュ・カトリーナ、戌亥とこの3人組ユニットです。
彼女たちは仲良しトリオとして知られ、そのユニット名は「3人の馬鹿」という意味ではなく、あくまで「サンバカーニバル」の略とされています。
さんばかは、頻繁にコラボ配信をしており、その中でも『マインクラフト』の配信で人気の火がつきました。
2020年には、彼女たちの実話に基づくエピソードが漫画化、他にはグッズ販売、音楽活動などさまざまな活動を展開しています。
ROF-MAO
「ROF-MAO」は、剣持刀也、加賀美ハヤト、不破湊、甲斐田晴の男性4人による音楽ユニットです。
名前は海外スラングの「ROFL」(Rolling On the Floor Laughing)と「LMAO」(Laughing My Ass Off)を組み合わせたもので、どちらも「大笑いする」という意味を持ちます。
ユニット名が表す通り、バラエティ企画や音楽活動をメインにYouTubeで幅広く活動しています。
リリースした1stミニアルバムはオリコン週間ランキングで1位を獲得するなど、ユニットとして高い人気を誇っています。
男性だけでなく女性からも愛される、面白くてカッコイイユニットを目指して活動しています。
エデン組
「エデン組」は、「ローレン・イロアス」、「レオス・ヴィンセント」、「オリバー・エバンス」、「レイン・パターソン」の4人からなるユニットです。
元々は「アクシア・クローネ」も所属する5人組でしたが、現在は卒業しています。
彼らはそれぞれが持つ独自の魅力を活かし、大人な雰囲気と個性的な配信内容、如、麻雀配信やボートレースコラボが特徴的です。
全員が揃う機会は少ないものの、節目節目で見せるお互いを気にかける様子は、彼らの良好な関係性を示しています。
それぞれが独自の強みを活かしながら配信している個性派集団です。
Ranunculus
「Ranunculus(ラナンキュラス)」は、天ヶ瀬むゆ、先斗寧、海妹四葉の3人から成る女性ユニットです。
彼女たちは、ANYCOLOR株式会社が設立した「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」という養成学校の卒業生で、2022年3月にデビューしました。
デビュー以来、彼女たちはユニットとして活動を展開し、既に他のユニットとのコラボも行っています。
デビュー楽曲の制作も行われ、初配信後すぐに各プラットフォームで配信が開始されました。
これは「にじさんじ」で初めての試みであり、これからの彼女たちの成長と新たなステージへの挑戦に多くの視聴者が注目しています。
|まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事では、最近話題のVtuberグループ「にじさんじ」の概要や特徴、人気Vtuberからおススメのユニットまで、詳しくご紹介しました。
気になるVtuberやユニットに出会えたでしょうか?
にじさんじは幅広いジャンルと個性を持つVTuberたちが集まっており、自分に合ったVTuberを見つけるのも楽しみの一つです。
今回紹介したVtuberやユニットだけでなく、他の多くのVTuberたちもぜひチェックしてみてください。
それぞれのVTuberが持っている個性や魅力を通じて、あなたのエンターテイメントの幅が広がることを願っています。
にじさんじを通じて、新たな発見や楽しみを見つけていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。