「Among Us(アモングアス)」とは、ゲーム配信者やYouTuberがプレイしたことで爆発的に注目度が高まった人狼ゲームです。

Among Usはイラストや世界観が可愛く、それによって一般的な人狼ゲームよりプレイの敷居が低くなっていることも人気な理由の1つだと考えられます。

今回はそんなAmong Usをプレイしてみたいという方に向けて、基本的な遊び方からおすすめポイントまでご紹介します。

|Among Usとは

出典:http://www.h2int.com/games/among-us/

「Among Us」は2018年にリリースされ、宇宙(船)をテーマにしたステージが多いことから「宇宙人狼」という名前でも親しまれています。

一般的な人狼ゲームは大きく2つの陣営(市民側と人狼側)に分かれ、市民は人狼を見つけるために、人狼は市民になりすますために議論を行います。

一般的な人狼ゲームの勝利条件は以下の通りです。

・市民側:人狼を全員突き止めて追放する

・人狼側:市民陣営を殺害して人狼陣営と同数にする

今回ご紹介する「Among Us」が一般的な人狼ゲームと大きく異なる点は、ゲーム中にステージ内を動き回って行動するという要素があることです。

人狼ゲームでは基本的に会話だけでゲームが進行していきますが、「Among Us」では実際に自分のキャラクターを操作するアクション要素があるため、人狼ゲームが苦手でも取り組みやすくなっています。

基本的なプレイ人数は4~15人ですが、MODと言われる非公式追加コンテンツを導入すればそれ以上の人数で遊んだり、特殊な役職を追加したりすることができます。

|Among Usのルール

ここからは「Among Us」のルールやゲームの流れについてご紹介します。

大まかなルールは一般的な人狼ゲームと同様ですが、先ほど触れたアクション要素のような「Among Us」特有のルールもあるのでぜひ最後までお付き合いください。

各プレイヤ―が役職を持つ

最初にプレイヤーは全員ランダムで「クルーメイト(通称クルー)」か「インポスター」のどちらかの陣営に分けられます。

人狼ゲームでいうと前者が市民、後者が人狼です。

基本的には自分の陣営しかわかりませんが、インポスターが複数人いる場合はインポスター同士はそれぞれが味方であることがわかります。

そして、1ゲームの間に「作業フェーズ」と「議論フェーズ」が交互に行われ、両陣営が勝利を目指して行動したり話し合ったりします。

最終的にどちらかの陣営が勝利条件を満たすと、その瞬間にゲームが終了します。

各フェーズの具体的な内容とそれぞれの陣営の勝利条件についてはこの後ご紹介します。

作業フェーズ

ゲームが開始されるとまず、プレイヤーがステージ内を自由に動き回ることのできる「作業フェーズ」に入ります。

このフェーズでは役職によってやることが全く異なります。

クルー側には数秒~数十秒で終わる「タスク」と呼ばれる簡単なミニゲームが割り当てられるので、作業フェーズ中にこれを遂行します。

タスクには「通常」「ショート」「ロング」の3種類があり、割り当てる数は事前に設定できます。

一方インポスター側には基本的にタスクはなく、クルーをキル(殺害)したり、「サボタージュ」と呼ばれる妨害を行なってタスクの進行を邪魔したりします。

作業フェーズには時間の制限がなく、議論フェーズが開始されるかゲームが終了するまで続きます。

議論フェーズの開始条件については次で紹介します。

議論フェーズ

「議論フェーズ」では生存しているプレイヤーでゲーム内のテキストチャットあるいは他アプリ(Discordなど)を用いたボイスチャットで議論を行い、インポスターの疑いのある人物あるいは会議スキップに投票します。

最多票を集めたプレイヤーは追放され幽霊となり、これ以降議論には参加できません。

このフェーズは事前に設定した任意の時間を経過するあるいは全員が投票すると終了します。

議論フェーズの開始条件は以下の2通りです。

①緊急会議ボタンが押される

どのステージにも誰でも押すことのできる「緊急会議ボタン」が存在します。

このボタンが押されると、ステージ内のどこにいても強制的に全員がボタン周辺に召集されて「議論フェーズ」が始まります。

作業フェーズ中にクルーが殺害されていた場合は、議論フェーズの最初に通知されます。

緊急会議ボタンを押せる回数(回/プレイヤー)はプレイ前に設定することが可能です。

②通報ボタンが押される

作業フェーズ中に死体を発見すると右下の通報ボタンが光ります。

通報ボタンを押すと先ほど同様、緊急会議ボタン周辺に強制招集がかかります。

通報ボタンを押せる回数には制限がなく、死体を見つけるたびに押すことができます。

各役職の勝利条件

ゲームの流れについて説明したところで、続いてはクルーおよびインポスターの勝利条件について解説します。

どちらかが勝利条件を満たした時点でゲームは終了です。

クルー側

クルーの勝利条件は2パターンあります。

①クルー全員がタスクを完遂する

クルーには一人ひとり異なるタスクが数個振られており、全員がそれら全てを完了するとクルー側の勝利となります。

タスクは画面左上あるいはマップから確認することができます。

この勝利条件では、キルや追放を通じて幽霊となったクルーもタスクを完遂している必要があるため注意してください。

②インポスターを全員追放する

議論フェーズにおいて本物のインポスターを見つけ出し、投票(追放)できれば勝利となります。

インポスター側

インポスターの勝利条件も2パターンあります。

①クルーとインポスターを同数にする

作業フェーズでのキルや議論フェーズでの追放を通じてクルーの数を減らし、自陣営と同数にすればインポスター側の勝利です。

②サボタージュの制限時間が経過する

インポスターが行えるサボタージュの中には、下の画像のように一定の時間内に解決しないとその時点でインポスターの勝利になるものがあります。

|Among Usの操作方法

クルーとインポスターではプレイ画面が異なります。

クルーの画面では左上にタスクタブがあり、右下には「通報」「使用」の2つのボタンが存在します。

通報ボタンは近くに死体があるとき、使用ボタンは付近にタスクやはしごがあるときに押すことができます。

一方でインポスターの画面では左上に偽タスクが表示され、右下には「キル」「サボタージュ」「通気孔」「通報」「使用」の5つのボタンが存在します。

「通報」「使用」を押せる条件はクルーと同様ですが、「キル」「サボタージュ」「通気孔」はインポスター特有の要素になります。

まず「キル」ですが、こちらはインポスター以外のプレイヤーと出会ったときに使用できます。

続いて「サボタージュ」ですが、こちらを押すと下の画像のような画面が表示されプレイヤーがタスクを進めるのを妨害することができます。

最後に「通気孔(通称ベント)」についてです。ベントはインポスターのみが使用することができ、ベントからベントへとショートカットすることができます。

ベントは上手に使うと有利に議論を進められますが、インポスターしか利用できないため出入りするところを見つかるとインポスターであることがばれてしまうので注意が必要です。

|対応デバイス

リリース当初はAndroidおよびiOSでしかプレイできなかったAmong Usですが、現在ではPCやNintendo Switch、Play Station、Xboxでもプレイ可能です。

また、クロスプラットフォームや日本語にも対応しているので、自身のプレイ環境に合ったデバイスでプレイするのが良いでしょう。

Among Usをプレイできるデバイスとその価格および入手方法は以下の通りです。

デバイス価格入手方法
スマホ・タブレット無料App StoreまたはGoogle Playよりインストール
PCSteam:500円
Epic Games:480円
Steam StoreまたはEpic Games Storeより購入しダウンロード
Switchダウンロード版:520円
パッケージ版:4500円
ダウンロード版:My Nintendo Store、ニンテンドーeショップより購入してダウンロード
パッケージ版:My Nintendo Storeまたは各種通販サイト、
家電量販店で購入
PlayStationダウンロード版:500円
パッケージ版:4500円
ダウンロード版:PlayStation Storeより購入しダウンロード
パッケージ版:各種通販サイトまたは家電量販店で購入
Xbox580円Microsoft Storeより購入しダウンロード

スマホ・タブレットのアプリ版は無料のため気軽にプレイがしやすいですが、スキンと言われるコスチュームが少ない、ボイスチャットあるいはテキストチャットが使用しにくい、プレイ画面が操作しづらいといったデメリットがあります。

一方で、PCやNintendo Switch版などはアプリ版でのデメリットがない上に500円前後と比較的安く入手可能なため、スマホでプレイしてみて面白いと思ったら有料版を購入するのがおススメです。

ただしSwitchやPSでプレイする場合は、Nintendo Switch OnlineやPlayStation Plusへの加入が必要になるため注意が必要です。

|Among Usの遊び方

「Among Us」の遊び方は近くの人とプレイする「ローカル」と離れている人とプレイする「オンライン」の大きく2つに分かれます。

また、オンラインモードには友人・知人などとプレイできる「非公開ルーム」とどこかの誰かとプレイできる「公開ルーム」が存在します。

ここからは、オンラインモードの遊び方を詳しく紹介します。

非公開ルーム

Among Usを開いて「プレイ」→「オンライン」の順に進むと画像のような画面になり、「ホスト(ゲームを作成する)」「公開ルーム(ゲームを探す)」「非公開ルーム(コードを入力)」が選択できます。

離れたところにいる友人・知人とプレイする場合は「コードを入力」を選択しホストの人からコードを教えてもらうか、あるいは自身がホストとなってコードを共有します。

このとき、右下のプレイするサーバーが同じでないとルームに入ることができないので注意してください。

公開ルーム

どこかの誰かとプレイする場合は「ゲームを探す」を選択すると、現在開かれているルームで遊ぶことができます。

また、「ゲームを作成する」から自身がホストとなって公開ルームを作成すれば、リアルタイムでAmong Usを遊んでいる人が入室してきます。

ホストとなった場合は公開・非公開に限らずルールを設定する必要があるため、ホストになるのはある程度慣れてからの方がよいかもしれません。

|Among Usをプレイしてみて

実際に友人を集めて、Discordで通話しながらAmong Usをプレイしてみました!

クルーのときはわりと心に余裕を持ってプレイできましたが、インポスターのときには心臓バックバク…。

なかなかキルできずクルーにタスク勝利されたり、大胆にキルをして現場を見られたりしていました。

また、クルーはすれ違った人を覚えておけば何とか議論を切り抜けられますが、インポスターは誰とすれ違ったかはもちろん、タスクをしていたフリをしないといけないため考えることが多く大変でした。

ただ、クルーでインポスターを見破って勝利したときやインポスターのときにクルーが容疑者として追放されたときはとても快感でした!

さらに、議論という名目ではありますが人と話すことができるのも、個人的には楽しかったです。

ちなみに、人数が多いとインポスターが複数人いる状態でプレイができ精神的負担が軽くなるので、10人前後で遊ぶのがおススメですよ。

|まとめ

今回は宇宙人狼「Among Us」についてご紹介しました。

いかがでしたか?少しでも興味をお持ちいただけたでしょうか。

友人・知人を集めてプレイするのが難しくても、公開ルームでプレイしたり、TwitterやDiscordなどで有志を募って遊んだりすることができます。

今でも多くの配信者がAmong Usをプレイしているので、まずそちらを見てみるのも良いかもしれませんね。