「clusterって名前をよく聞くけど、何ができるの?」
「何をして楽しむサービスなの?」
clusterについて、上記のような疑問を抱かれている方は少なくないのではないでしょうか。
ソーシャルVRと呼ばれるclusterは、TwitterやInstagramといったSNSでは味わえない、臨場感を持った交流が自宅にいながら実現できるサービスです。
本記事は、そんなclusterについての概要から、「何ができるの?」といった疑問にお答えする内容になっています。
一読いただければ、clusterの楽しみ方を理解できます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
|clusterとはどんなサービス?
clusterに関する基本的な概要として、以下の項目に沿ってそれぞれ解説していきます。
- ソーシャルVRと呼ばれる仮想現実
- スマホからの利用が可能
- 幅広い年代が利用する
ソーシャルVRと呼ばれる仮想現実
clusterは「インターネット上の仮想空間」上で展開されるサービスです。
「Virtual Reality」の略称であるVR空間において、世界中の人々との交流やゲームなどを楽しむことを目的にしています。
ソーシャルVRと呼ばれるサービスであり、TwitterやInstagramといったテキストや写真だけでは難しい、高いレベルのコミュニケーションが可能です。
仮想空間には様々なワールドが存在しており、ボイスチャットを利用してカフェで話しているような感覚を味わうこともできます。
同じ空間を共有し、リアルな交流ができるという点が、cluster最大の特徴だといえるでしょう。
スマホからの利用が可能
一般的なVRサービスは、VRゴーグルからパソコンといった専用機器を必要とします。
しかし、clusterはスマホ1台あれば、いつでもどこでもVR空間へ接続できます。
高価な専門機器を必要としませんので、利用するハードルは各VRサービスの中でも最も低いといえるでしょう。
実際、世界最大のソーシャルVRサービスである「VRChat」は、VR機器もしくはパソコンからのアクセスに限定されています。
しかし、スマホであれば基本的に多くの人が所有しています。
求められるスペックも、現在普及しているスマホであれば基本的なサービスについては問題ないといえるでしょう。
このように、気軽に参加できる点がclusterの大きな魅力となっています。
幅広い年代が利用する
clusterはスマホからの利用ができるという点から、そのユーザー層も多岐にわたります。
基本的には若年層が多い傾向があり、10代も多く利用しています。
中には小学生、中学生といった学生も参加しており、ゲームをしながら友人たちとコミュニケーションを取ることが、現在では当たり前の手段になっているのです。
ボイスチャット機能によって、リアルタイムで体験を共有できますので、現実世界で同じ空間にいる感覚と大差ありません。
もちろん、若年層だけではなく大人の利用者も多いです。
そのため幅広い人達との交流が期待できるはず。
やはり、スマホからの参加というclusterの魅力が、多くのユーザー層の獲得に影響しているといえるでしょう。
|clusterでできること
clusterでは、様々な楽しみ方が可能になっています。
こちらでは、基本的な内容である以下の項目に沿って、それぞれ解説していきます。
- ワールドを作って遊ぶ
- イベントに参加、開催する
- ユーザーとのコミュニケーション
- アバター作成
- お金を稼ぐ
ワールドを作って遊ぶ
clusterには、「ワールド」という空間が無数に存在しています。
clusterをプレイすることは、どこかのワールドに入ることになります。
プレイヤーは自身が求める目的に応じたワールドを選択し、そこへアクセスすることでプレイヤーとの交流などを楽しめます。
例えば、バーやカフェを再現したワールドや、遊園地か砂浜といったレジャー、クラブといったパーティー会場も存在しています。
そして、このワールドは誰でも作ることが可能。
運営側はワールドの開発キットである「Cluster Creator Kit」を公開しており、どのプレイヤーでも自由に作成できるのです。
作成方法についてもサポート体制が整っていますので、誰でも簡単に理想の空間を構築できます。
イベントに参加、開催する
cluster上では、定期的に様々なイベントを開催しています。
cluster上を代表するワールドである「バーチャル渋谷」では、過去に「ハロウィーンフェス」が開催、遊園地を再現したワールドでは「ポケモンバーチャルフェス」が開催されています。
企業が主催する大規模なイベントだけではなく、誰でも簡単にイベントの作成が可能です。
そのため、cluster上では以下のようなイベントが日々開催されているのです。
- 朝活
- 筋トレ
- 茶道
- 朗読会
- ファッションショー
- トークイベント
- お絵かき会
まだまだ沢山のイベントがありますので、必ず好みのものが見つかるはず。
見つからない場合でも、自ら主催することで近しい趣味を持つ人との交流が簡単に行えるのです。
ユーザーとのコミュニケーション
TwitterやInstagramが世界中の人たちとの交流、情報の共有を目的としているように、clusterもソーシャルVRという側面を持っています。
そのため、clusterを通じた友達つくり、人脈を広げるといったコミュニケーションツールとしても活用できます。
交流方法は、通常のSNSのようにテキストメッセージを送るだけではなく、同じワールドに入っているプレイヤー同士でボイスチャットを利用した会話も可能。
同じ空間を共有しながら、リアルタイムでの会話を楽しめる点が、ソーシャルVR最大の特徴なのです。
VRゴーグルといった機器を活用した場合、まるでプレイヤーが隣りにいるような臨場感が味わえるでしょう。
現実では中々出会えない人たちとの出会いが期待できます。
アバター作成
VRを利用したサービスでは、アバター作成も一つの楽しみです。
clusterでの公式アバターは人型が4種類、ロボット型が1種類となっており、初めてのユーザーはこちらから好みの物を選択してもいいでしょう。
「カスタムアバター」機能も搭載しており、自身でデザインしたアバターを使用することも可能です。
よりこだわってアバターをデザインしたい場合は、3Dモデル作成アプリである「VRoid Studio」の利用をおすすめします。
自身でのデザインが難しいという方でも、バーチャル配信アプリ「REALITY」と連携することで、簡単にカスタムしたアバターを利用できます。
現在は、専用のスキャナで全身を撮影し、その姿をアバターとして使えるシステム「AVATARIUM」もあり、多種多様なアバターが生み出せるのです。
お金を稼ぐ
仮想空間においてイベントへの参加、プレイヤー同士の交流が可能なclusterですが、なんと現実世界のお金を稼ぐことも可能です。
clusterで主催したイベント、もしくはコンテンツを販売することで手に入れられるVアイテムというものがあります。
このVアイテムを元に、「Vポイント」がプレイヤーに付与されます。
Vポイントが一定額に達すると、「1ポイントを1円」で払い戻すことが可能。
実際、cluster上の音楽イベントなどでは、収益化に成功した事例も多数あります。
現在、オリジナルアバターの需要が高い傾向もあり、作成したアバターの販売などでも収益化は十分に目指せるでしょう。
自身の得意分野に応じて、お金稼ぎを目指すことも可能なのです。
|cluster利用時の注意点
様々な楽しみ方ができるclusterですが、利用に当たっては以下のような注意点があります。
- 相手は人間であることを理解する
- ワールドに入れる人数には制限がある
相手は人間であることを理解する
cluster上で出会うプレイヤーは、全て自身と同じ人間が操っています。
ゲームのように、CPUがコントロールしている無味乾燥な存在ではありません。
そのため、現実世界と同じく発言や交流方法については十分に気をつける必要があります。
嫌がらせ行為、暴言といった迷惑なプレイは多くの人を傷つける可能性があります。
バーチャルな世界だと思ってしまいがちですが、相手への思いやりを優先したプレイが求められるのです。
ワールドに入れる人数には制限がある
多種多様なワールドが存在するclusterですが、ワールドに入れる人数には制限が設けられています。
基本的に25人を超えてしまった場合、違うワールドに入場することになります。
そのため、交流したいと思っていたプレイヤーと出会えない可能性も考えられます。
また、イベントについても最大500人という上限が設けられていますので、人気イベントに参加できないこともあるかもしれません。
ワンフィールドで無数のプレイヤーとランダムに交流出来るわけではないという点は、理解しておく必要があるでしょう。
|まとめ
clusterについて、その基本的な概要からできること、そして注意点について解説してきました。
ソーシャルVRであるclusterでは、現実世界では中々出会えない人たちとの交流が簡単に実現します。
ユーザー層も10代〜60代までと幅広く、色々な会話の中から多くの刺激をもらえるでしょう。
スマホ1台あればどこからでも参加できますので、気になるイベントへの参加についても、現実世界での予定を気にすること無く参加できます。
clusterは簡単、気軽なソーシャルVRとして人気を博しています。
まだプレイしたことが無いという方は、本記事を参考に一度お試しすることをおすすめします。