monoAI technology株式会社(以下、当社)は、2026年1月15日(木)にアクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)で開催された『子育て・教育へのICT活用で地域の未来をはぐくむ「つながるDXフェア」』へ出展いたしました。
ブースでは、当社が姫路市と連携して開発した2Dメタバース「ZEP」による学習プラットフォームを紹介したほか、セミナー会場では姫路市久保田教育長による講演が行われ、メタバースがもたらす教育の未来について語られました。

目次
■セミナーレポート
姫路市は都市部から島嶼部、山間部まで広大な面積を有しており、居住地域による学校規模や学習環境(塾へのアクセスの利便性など)の差異が課題となっていました。
この格差を埋め、すべての生徒に平等な学習機会と「安心できる居場所」を提供するために導入されたのが、今回のメタバース空間です。
久保田教育長は、「ドラゴンクエスト」のようなゲームの没入感を例に挙げ、アバターという「もう一人の自分」になることで、対面では周囲の目を気にしてしまう生徒でも一歩踏み出しやすくなるという、メタバース特有の心理的効果を紹介しました。
学びを「流しそうめん」に例える、ワクワク感のデザイン
講演のなかで、学びへの動機づけを「流しそうめん」に例え、「そうめんを食べる」という結果は同じでも、ただ皿に出されるより「流れてくる」というプロセスにワクワクするからこそ、子どもたちは喜んで手を伸ばします。
教育も同様に、大人の感覚では「直接ドリルをやったほうが早い」と考えがちですが、子どもたちにとっては「メタバースに行く」というワクワク感こそが、主体的に学ぶための重要なスイッチとなります。
実際の空間では、姫路城がそびえ立つエントランスの先に「桃太郎電鉄 教育版」や「ポケモン プログラミング」といった人気のIPコンテンツが配置され、遊びの延長線上で自然と学習に触れられる導線が設計されています。
トラブルを乗り越えて育った「デジタルの公園」の自浄作用
運用面では、現在姫路市内の全中学生約14,000人を対象としており、1日の利用者数が約1,200人に達するなど、学校以外の新たな居場所「デジタルの公園」として定着しつつあります。
初期にはアバターを介した悪ふざけなどの課題も発生しましたが、システムの改善と運用を継続する中で、生徒たちの間に「ポジティブな言葉を使おう」という自浄作用が芽生えたことも報告されました。
チャット機能を活用したイベントでは、対面の授業では挙手をためらう生徒が即座に反応し、講師と双方向のやり取りを楽しむ姿が見られるなど、メタバースならではの強みが教育現場に新しい風を吹き込んでいます。

次なるステージへ、進化を続ける「学びのテーマパーク」
今後の展望として、対象を小学生や高校生へ拡大する構想や、部活動の地域移行との連携、さらには生徒の作品を展示する「展示室」の新設などが語られました。
今回の講演を通じて示されたのは、本学習プラットフォームが単なるリモート学習ツールを超え、子どもたちが安心して自分を表現し、なりたい自分を見つけるための「学びのテーマパーク」へと進化している姿です。 当社は、今後も先進技術を通じて、地域格差のない教育環境の実現と、子どもたちの未来の可能性を広げる支援を続けてまいります。


























