こんにちは、メタバース相談室です。

新型コロナも落ち着いて、GWもどこかにお出かけをする方は多いと思います。

しかし、「まだ少し人混みには抵抗あるな」と思う方もまだまだいるかもしれません。

小さいお子さんがいる家庭は簡単に出かけることも難しいでしょう。

今回は自宅にいても、簡単に海の生物を楽しめるVR水族館についてご紹介していきます。

私も普段から水族館に足を運びますが、雨が降ってしまったり、これからの季節気温が高かったりと100%楽しむことができないことが良くあります。

そのような方は是非最後まで読んでいただいて、VR水族館の魅力を感じていただければと思います。

それでは早速見ていきましょう。

|VRとは

まずはVRについておさらいしていきましょう。

VRは、仮想現実技術のことで、コンピュータを使って人工的に作り出された世界に没入できる技術です。

VRの最大の魅力は、「没入感」です。

VRヘッドセットを装着することで、まるで現実の世界にいるかのような感覚を味わうことができたり、仮想空間での実践的な体験や学習ができたりします。

一方で、VRはヘッドセットを装着する必要があるため、まだ普及には課題が残されています。

しかし、VR技術は今後ますます進化していくことが予想され、様々な分野で活用される可能性があると言われています。

より詳しい内容はこちらの記事に書いてありますので、ぜひご覧ください。

VR(仮想現実)とは?ARやMRとの違い、仕組み、メリット、できることをわかりやすく解説!
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|VR水族館の種類

VR水族館は2種類存在します。

それぞれ見え方や楽しみ方が変わってくるのでそれぞれご紹介します。

水族館がVR映像を提供している

まず一つ目は水族館がVRや360°映像を提供しているものです。

水族館の公式HPやYouTubeなどの動画サイトに水族館側で撮影したVR映像がアップロードされています。

館内全体を撮影しているものから、オススメエリアを厳選して撮影しているものまでさまざま提供されています。

ゴーグルを装着したうえで鑑賞すると、本当に水族館に足を運んだかのような没入感とともに、普段見ることができない角度で魚たちを見ることが可能です。

水族館によっては、水中で撮影されているものもあり、VRならではの映像体験が楽しめます。

VRプラットフォーム内に水族館がある

二つ目はプラットフォーム内に水族館がいくつもまとまっているものです。

こちらの場合は、1つのプラットフォームに水族館のVR映像が複数集められているので、ネットやYouTubeで動画を探しまわる必要がなく、簡単にいくつものVR水族館をハシゴすることも可能です。

目的によって水族館をピックアップしてくれることもあるので、好きな魚を重点的に見たい時や、ある魚目当てで映像を探している時などに最適です。

|VR水族館のメリット

ここからはVR水族館のメリットについてお話していきます。

以下の3つです。

  • 自宅で視聴可能
  • 無料で視聴可能
  • 間近で視聴可能

自宅で視聴可能

VR水族館は自宅でゆっくりと楽しめます。

普段水族館には休日に行くことが多いでしょうから、家族連れやカップルなどで非常に混雑します。

また、急な雨が降ってきて外の展示を見に行くのが大変だったり、夏になると比較的涼しい館内展示に籠ってしまったりするでしょう。

他の要因に気を取られずに、純粋に魚たちを観賞できるのがVR水族館になります。

無料で視聴可能

VR水族館の映像はほとんど無料で楽しむことができます。

基本的に水族館の入場料は安いところだとワンコイン以下で、高いところだと2,000~3,000円くらいかかります。

頻繁に水族館に訪れるような人でなければ大した痛手ではありませんが、魚好きな小さなお子さんや、水族館好きの方々は意外と金額がかさばります。

年間パスポートを販売している水族館もありますが、買ってしまうと他の水族館に行くことがほとんどなくなってしまいます。

いろいろな水族館で何度も魚たちを見たいという方は、無料で提供されているVR水族館ならお金を気にせずに楽しむことが可能です。

間近で視聴可能

VR水族館の映像は、各水槽のベストスポットから撮影されています。

普段水族館に行くと、混雑していて全然魚が見えなかったり、魚を追って行ったり来たりすることがあると思います。

基本的にはVR水族館では水槽から間近の距離で映像を観賞することができますし、水族館で撮影している映像ですので、魚の周遊ルートを熟知しているプロが撮影しています。

そのため私たちはベストスポットからの映像が楽しめます。

また水中からの撮影も行われている水族館もあるので、魚と同じ目線で映像を楽しむことも可能です。

|VR水族館を楽しむための準備

VR水族館を楽しむためにはVRゴーグルが必要になります。

Meta Quest 2のような本格的なものからスマホを差し込むタイプのゴーグル、今では100円均一にもVRゴーグルが売っていることもあります。

VR水族館を100%楽しむためには没入感は非常に大事なエッセンスになります。

是非VRゴーグルを準備したうえで楽しんでください。

もちろん2Dでも楽しめる360°動画もありますのでご安心ください。

|実際に楽しめるVR水族館

VR水族館を提供している水族館をご紹介していきます。

北から順にご紹介していきますので、気になった水族館がありましたら是非見てみてください。

さいたま水族館

出典:https://www.parks.or.jp/suizokukan/guide/002/002003.html

一つ目は埼玉県にある「さいたま水族館」です。

私は埼玉県出身で、幼いころによく訪れていた水族館になります。

公式HPからバーチャルさいたま水族館へアクセスできます。

埼玉県に生息する魚からアマゾンに生息する熱帯魚に至るまで約70種類の淡水魚を展示している全国でも珍しい水族館で、全エリアをバーチャルで楽しむことが可能です。

水中カメラ映像もあるので、荒川を泳ぐ魚の目線で鑑賞できます。

須磨海浜水族園

出典:https://smile.kobe-sumasui.jp/vr/

二つ目は兵庫県にある「須磨海浜水族園」です。

ここは現在エリア整備により本館以外閉鎖中(本館も5/31に閉館)となっていますが、その館内をVRで楽しむことができます。

公式HPからスマスイVRツアーにアクセスできます。

本館のほかに、ラッコ館、イルカライブ館、アマゾン館、ペンギン館、さかなライブ劇場など、現在閉鎖中のエリアや、敷地内の遊園地までVRで見ることが可能です。

しまね海洋館アクアス

出典:https://aquas.or.jp/vr/aquasent/

三つ目は島根県にある「しまね海洋館アクアス」です。

シロイルカのバブルリングが見られると人気の水族館です。

こちらも公式HPトップよりバーチャルアクアスにアクセスできます。

1~3階まで館内を自由に回ることができ、水中カメラ映像もあります。

水中カメラではアクアスで一番人気のシロイルカと一緒に泳いだり、パフォーマンスしたりする疑似体験が可能です。

かごしま水族館

出典:https://ioworld.jp/news/news-20827

四つ目は鹿児島県にある「かごしま水族館」です。

こちらは館内を回るのではなく、かごしま水族館とKTS鹿児島テレビが共同で制作したVR動画を視聴できるという形となっています。

なかなか目にすることができないジンベエザメの腸洗いの様子や、鹿児島近海を流れる黒潮の生態系を再現した水槽の水中カメラ映像など全7コンテンツを掲載しています。

鹿児島テレビのHPではかごしま水族館だけでなく、奄美大島や与論島などの海中カメラ映像が掲載されています。

美ら海水族館

出典:https://360-panorama.jp/okinawa_ui/churaumi/

五つ目は言わずと知れた人気観光地、沖縄県の「美ら海水族館」です。

こちらは水族館が提供しているVRコンテンツではなく、Creative Office Harukaという企業が制作したVR沖縄ツアーに内包されています。

Creative Office Harukaは先に紹介したスマスイVRの制作も行っています。

世界トップクラスで日本最大の水槽「黒潮の海」も見ることができます。

美ら海水族館以外の沖縄の人気観光地も合わせて回れるので、満足度の高いコンテンツとなっています。

|まとめ

今回はVR水族館についてご紹介してきました。

各水族館もコロナ禍やリニューアルの影響で水族館に行くことができない方々のために、様々な施策を行っており、VRコンテンツ化もその一環と言えるでしょう。

私も普段から水族館に足繫く通っていますので、気軽に遠隔地の水族館に足を運べるこのようなコンテンツは大歓迎です。

最近ではYouTubeなどでVRコンテンツを気軽に体験できるようになってきました。

VRゴーグルをつけていなくても十分に楽しむことは可能です。

ぜひみなさんもお好みのコンテンツをさがして楽しんでください。